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夢の世界…!?

「……。ん…、ん?ここはどこ?あれ?確かお金を両替しようとしてて…。それで、それで。どうなったんだっけ。んー」



やっとお目覚めですか?


「誰?」

(てかこの声どこかで聞いたことあるような…)



おぉ!!覚えていてくださいましたか!先程声をかけた店員、すなわちあなたの〇〇です。



「店員。あ、あの時の気持ち悪いメガネかけた人!!」




気持ち悪いとは失礼ですね。まあ良しとしましょう。



「ねえ。質問したいことがたくさんあるのだけどいい?」



ええ。答えられる範囲ならお答えしますよ。



「ありがとう。じゃあまず一つ目。ここはどこ?」



ここはあなたがよく知る場所です。詳しくは教えることができません。ご自分で思い出して見てください。



「自分で思い出せ。か…。まあいいわ。次、二つ目。

あなたは一体誰なの?」



さっきから何度も言ってるではないですか。僕はあなたの〇〇です。



「わかった。言い方を変えるわ。私の〇〇の〇〇ってなんのこと?」



それはお答えすることができません。でもその内僕の言いたいことが分かるでしょう。



「ふーん。そうなのね。じゃあ最後の質問。なんで私を連れてきたの?」



それはあなたが僕の〇〇だからです。



「ここでも〇〇って言うのね。わからないことだらけだわ」

(さっきからなにを言ってるのかわからないけど、隙を見つけて元の世界に帰ろう。)



それは無理ですよ。



(え?私今声に出ちゃった?)



安心してください。声には出していませんよ。



(安心できるわけないじゃない。それよりなぜ私の気持ちがわかったのかしら。)



それは僕があなたの心を読めるからです。



「心が読める!?」



はい。まあ信じるか信じないかはあなた次第ですけどね。それより、他に質問はございませんか?



「ええ。一応、なんとなくわかったわ」



そうですか。流石あみちゃん。それではこちらにお進みください。



(あみちゃん…。小さい頃に誰かから呼ばれてた気がするけど、ちゃん付けなんてよくあることか。)




~15分後~


ねえ。どこまで歩かせるつもりなの?少しだけでもいいから休めせて欲しいのだけれど。



え!?申し訳ございません。あみちゃんが疲れてるなんて分からずずっと歩かせ続けちゃって。



「いや。別にいいんだけど、それよりもどこへ向かっているの?」



それはついてからのお楽しみです。



「えー。少しぐらい教えてくれてもいいじゃない。」



うーむ。それならヒントをあげましょう。



「ヒントか…。それだけでも助かるわ。」



ヒントはあなたにとって大切な存在な人です。



「大切な存在…。もしかして、夕夏に何かしたの!?」



さあ。それはついてからのお楽しみです。そろそろ歩けますか?



「歩けるけど…あとどのくらいでつくの?」



あと少しです。それでは出発しましょう。




~20分後~



「はあ、はあ、はあ。疲れた。後少しって結構遠いじゃない。しかも真っ暗でなにもないし。」



お疲れ様です。なにもないわけではなく、ただ電気を消しているだけです。



「なぜ電気を消しているの?」



なぜ?ですか。簡単なことです。眠りから目覚めさせないためです。



「電気をつけることはできないの・」



つけることは可能ですが。



「電気をつけて欲しいのだけれど」



了解致しました。しかしなにももらわずにつけることはできません。



「な!取引ってこと」



そうです。



「なにをあげればいいの?」



そうですね。では取引は初めてなので質問に答えるだけにしましょう。



「そんなことでいいの?」



ええ。ですが条件があります、どんな質問でも必ず答えてください。答え方は自由ですが。



「わかったわ。それが条件ね。必ず守るわ。質問って何問ぐらいあるの?」



質問は1問だけです。他に何か質問はありますか?



「大丈夫よ。」



それでは質問です。あなたは、一人しか助けることができない状況にいます。助けるとしたら今から言う誰を助けますか?

母親、父親、自分、弟、夕夏ちゃん、



「私は全員助けるわ。」



質問の内容とあっていませんが、一応理由を聞きましょう。どうしてですか?



「まずそんな状況が起きないことが一つ、たとえ一人しか助けることができなくてもみんなで頑張れば全員助かれると思うからよ。」



なるほど…なかなか面白い回答をするのですね…ますます気に入りました!いいでしょう。電気をつけます。



「ありがとう。」



~電気がつく~



「う、眩しい。…ん?誰かいる?誰だ?……!!」

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