夢と現実
やっと目が覚めたね。僕がどれだけ待ったと思う?
え?誰?どこから聞こえてるの?
そんなに怯えないでよ。僕は君の、〇〇さ。ちなみに僕の声は君にしか聞こえないよ。
え?なんて言ったの? わたしのなに?
おっとここで時間切れのようだね。またあとで会おうね。
「…み、ぁみ…あみ!!!!」
「へ?なに?あれ?ここどこ?」
「あみ?どうしたの?ここは学校だよ?」
「学校?あ!私あのまま寝ちゃったんだ。」
「あみ?大丈夫?寝てるときすごいうなされてたげど…」
「うん。ちょっと変な夢を見ただけだよ。心配してくれてありがとう、夕夏」
「それならいいけど…あ!じゃあさ元気になるためにゲーセン行こうよ!!」
「おー!!いいねー。行こ行こ!!」
「あ!ねね夕夏!これ見て!このクマのぬいぐるみ可愛くない?」
「本当だー!!でもさーあみ。この猫のぬいぐるみも捨てがたい。」
「うーん。どれも可愛いすぎ。なんでこんなに可愛いのさ、このぬいぐるみたちは。」
「それな!!目移りしすぎてこまるー!!」
「あ!!ねね、久しぶりに音ゲーやらない?」
「賛成!どれにするー?」
「うーん。そうだなー、あ!これは?」
「いいねー!でもさーあみめっちゃ音ゲー得意じゃん。負ける気しかしないんだけどwww」
「大丈夫!久しぶりだから結構出来ないと思うwww」
「そっかwなら安心!」
「でしょ!wwあ、小銭なかった。ちょっと両替して来るねー」
「おっけー。待ってるー」
~10分後~
「あみ、遅いなー。ここから両替機までそんなに長かったっけ?うーん。……ん?てか、あそこに両替機あるじゃん。あみどこまでいったんだろー」
~両替機に近寄る~
「あれ?これって、あみの荷物?なんでこんなところに落ちてるの?あみはどこに行ったの?」
「すみません。ここら辺に私と同じぐらいの背の髪がロングの子がいませんでしたか?」
「あー。その子ですか…確かあみちゃんでしたよねー。」
(え。なんでこの店員さんあみのこと知ってるの?)
「あ。いま夕夏ちゃんなんであみちゃんのこと知ってるの?って思ったでしょー。そのぐらい知ってて当然だよ。だってあみちゃんは僕の〇〇なんだからね……」
(なんで私の名前を…なんだか目の前がまっくらに…」