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変人と姉

今回も新キャラ登場!私の作品にお姉さんキャラがいないことはない!

上木からよく分からん事を言われてから。帰宅して部屋で俺はゲームしていた。

PASだの異常だの危険だの機関だの言われても俺は普通の人間なんだから、そんなの考えたって分かるわけがない。だから、俺の答えは簡単だ。


──気にしない。これが一番だと思う。


ってことで、ゲームを再開しよう。あっ死んだ。……俺下手くそなんだよ。あっまた死んだ。

……寝るか。別に死ぬばっかで腹が立つとかじゃない。明日も学校だから早く寝るだけだ。俺は規則正しい生活してるだけなんだ。

だから、寝る。




「……兄さん」


……誰の声だ?


「……兄さん!」


……この声は我が愛しき妹雪音(ゆきね)ではないか! けど、雪音お兄ちゃんはまだ眠いんだ。寝かしてくれ。どうしてお前が俺の夢に出てきたかは知らんけど。多分俺の愛が強すぎたのだろう。


「…兄さん! 兄さん! 起きてください! 遅刻しますよ!」


…起きる? 遅刻?


「…今何時だ?」


寝ぼけながらも俺は雪音に聞いた。雪音は呆れた顔で時計の方を指して言った。


「8時10分です。兄さん」


…8時10分。俺の家から学校は自転車で約20分学校には8時35分には席を座ってないといけない。用意の時間を考えるとやばいな。

俺はすぐに布団から出て顔を洗いに行った。


「あっ兄さん!」


雪音が俺を呼んだ声が聞こえたが遅刻しそうだったので、俺は返事をしないまま家を出てしまった。




4限目の授業が終わるチャイムが鳴った。俺は昼飯を食べるために屋上に向かっている。一応朝は遅刻せずに学校に来れた。

雪音には感謝しないとな。帰る途中ケーキでも買って帰るか。あいつ甘いもの好きだしな。ついでにお兄ちゃん株が上がるかもしれない(こっちが本名)。

妹にどんなケーキを考えていると屋上に着いた。

今は11月まあ外で食べるヤツは減ってくる時期だ。実際に屋上も寒い。

それでも俺は屋上で食べる。……だって教室俺の席誰かが座ってるんだもん。俺の居場所ねないから。教室では昼食はとらないと俺は心に決めているのだ。俺の居場所はここだけなんだ!

なんか悲しくなってきたよ。そう思いながら扉を開けたら先客が2名いた。

俺はその光景を見て教室で昼飯を食べようかと思ってしまった。



「どうしてこんな所に紫ヶ崎さんがいるのでしょうか? 私は別にあなたに用はないのですが」


「そんなのボクだって一緒だよ! ボクはただ津田君とお昼ご飯を一緒に食べるために来たんだよ! むしろ琴羽(ことは)先輩がどうしているんだよ!」


「私は郁也君に頼みたいことがあるからここにきたのよ」


「……なっ?! 郁也君?! ま、待って! どうして琴羽先輩が津田君のこと下の名前で呼んでいるの?!」


「どうしてって、郁也君とはそれなりの仲なのよ」


「……それなりってどんな仲なんですか? ボク知りませんでしたよ。津田君と琴羽先輩が知り合いだなんて」


「別にあなたには関係ないでしょ。私と郁也君は昔からの仲なのだから、あなたが知らなくて当然よ」


その時、俺はやってはいけないことをしてしまった。音を立ててしまったのだ。本来なら気づかれていないならコソッと逃げればよかったのだ。けど、2人の話に圧倒されて動けなかったのだ。現に話の間にも入れずにただただ眺めてるだけになっていた。


「誰なの!」

「誰ですか!」


2人は息を合わせたかのようにハモっていた。

──実は仲良いのかね?


「……え、えっと、俺だ。俺だよ」


別にオレオレ詐欺とかじゃないから。しかし、2人はより一層怖い顔になった。


「津田君! 琴羽先輩とはどういう仲なの?!」

「郁也! 紫ヶ崎さんとはどういった関係なの?!」


──やっぱり2人共実は仲良しなんじゃないの? 結構いいコンビだと思うよ? そして最悪なコンビでもあるな。

とりあえず、琴羽姉の方から紹介するか。久須木琴羽(くすきことは)高校三年生。俺とは小学生からの付き合いだ。俺と1つ歳が上ってことで、よく面倒を見てくれた。そのお姉ちゃんぽっさから俺は琴羽姉(ことはねえ)って呼んでいる。琴羽姉は俺と2人の時とかは郁也って呼ぶが、他の人がいる時は郁也君と言う。よく分からんが、まあ周りの目もあるからだろう。

まあ琴羽姉は一言で言うなら才色兼備だ。運動神経もいいし頭もいいそのうえ学校のミスコン1位をとってこの学校では一番人気の有名人だ。確かこの学校でファンクラブもできていたって聞いた事もある。

まるで絵に描いたような人だよ。

俺は紫ヶ崎に琴羽姉との関係を説明した。その後に、琴羽姉にも紫ヶ崎との関係を説明した。

二人とも一応納得はしてくれた。それでだ。

──どうして琴羽姉がいるんだ? 紫ヶ崎はここ最近屋上に来るから分かる。けど、琴羽姉は1度もこの屋上に来たことはないはずだ。それに俺が入学してからは1度も琴羽姉とは話していない。


「琴羽姉は俺になんの用があったんだ?」


俺は琴羽姉に聴いたら琴羽姉は真剣な眼差しで俺をみつめてきて俺に言った。


「郁也あなたに頼みたいことがあるの」


さっきから、紫ヶ崎がいるのに俺のこと呼び捨てだけどいいの? と思ったがまあいいか。

とりあえずその頼み事の内容を聞くとしようか。


どうしでした可愛かったですか?

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