秘密
今回も読んで下さりありがとうございます。今日あった出来事を少し聞いてください。興味がなかったらそのまま本編でどうぞ。
この頃ボカロにハマっているんですが、家でボカロの曲を聞いていたんですよね。
そしたら弟がいきなり部屋に入ってきて、「その歌なんで知っとん?」って聞いてきたんですよ。
だから私は「見つけたから」って言ったんですよ。
そしたら弟が「それ俺の彼女の妹も好きよ」って言ったんですよ。
なので私は「へ、へぇー。ちなみに妹って何歳なの?」
弟「小4」
いい趣味してるな!
「今すぐ紫ヶ崎栞乃先輩からは手を引け! これは命令であり警告だ! これ以上彼女に近づくな! いいな! これはあなたの為でもあるのだからな!」
上木がいきなり言った言葉は俺には理解が出来なかった。ていうか、出来るやつがいるなら教えて欲しいぐらいだ。
こいつはいきなりなにを言っているのだ。なぜ、急に紫ヶ崎の名前が出るんだ。
「おい。いきなりなんだ。なんで急に紫ヶ崎の名前が出るんだよ」
あれ? 俺なんか切れてない? いや、手を引けって言われて切れる理由なんかないよな?
一瞬心の中でなにかがざわついた。
……まあ、気にしなくていいか。
「私の要件は紫ヶ崎栞乃と関わるなと伝えることですから。いや、正確に言えば、この学校で呼ばれている三大変人の人達とは関わって欲しくないですかね」
三大変人の奴らと? 別に俺は他の二人は見たこともないが、それに三大変人の奴らと好んで関わるやつがいるのだろうか?
──僕ですね。関わってますね。はい。
「確かに、俺は紫ヶ崎とはある程度関わっている。だが、どうして関わったらいけないんだ。お前には別に関係のないことじゃないか」
上木は俺が言ったことを聞いてから少し困った顔をしたが、すぐにさっきの硬い表現になった。こういう子が笑うとドキってしまうのだろうか。
「彼女達は危ないんですよ。彼女達の異常差はあなただって分かっているはずだ」
いや、確かに三大変人とかすげー嫌な称号持ってるやつらなんだから異常なのは知ってるよ。けど。
「何が危ないんだ。確かに異常なのは異常だが、危険かどうかはまた別の話だろ。それとも他に危険要素があんのか? それともなんだ? あいつら実は世界征服を企んでるとか、殺し屋とかそんな現実味のないことを言うのか」
上木は俺に冷たい目線を向けて言い放った。
「は? 何言ってるんですか? 馬鹿なんですか?そんな訳ないじゃないですか? ドラマとか、アニメの見すぎ何じゃないんですか?」
……冗談じゃないか。ちょっとふざけただけじゃん。そんな目でそんなきつい言葉言われると傷つくだろ。
「ちょっとした冗談じゃないか。それで、何が危険なんだ」
とりあえず泣きたい気持ちを抑えて話を進めた。
「彼女達は人間の範囲を超えたんです」
……はい? いやなに言ってんのか全くわからん。
「えっと、もう少し俺にわかりやすく説明してくれる?」
その時、上木が小さく「チッ」って舌打ちした後、「脳がないやつはこれだからめんどくさい」と言ったことを俺は聞こえない振りをした。
「ですから、あの人達は少し普通の人とは違うってことですよ」
んー、分かるようで分からん。
「例えば、どんな所が違うんだよ。胸の大きさとかそんなのは個体差だぞ?」
「はっ? 何言ってるんですか? セクハラですか?そんなわけないじゃないですか。キモいんですけど」
おい! やめろよ! その目! ゴキブリを見るかのような目はやめて! 郁也泣いちゃうよ!
「ちょっとしたジョークじゃないか。それでどんな所が違うんだよ」
「つまらないことしか言えないのかよ」って一瞬聞こえた気がしたけど気にしないようにしておこう。
「そうですね。例えば、紫ヶ崎栞乃は普通の人間よりも頑丈で出来ているんですよ」
「はっ? いやいやいや、そんなの別に大した事ないだろ? そんなこと言ったら霊長類最強女子の吉田さんどうなんだよ。化け物じゃねえか」
確かに、紫ヶ崎もやばいけどあの人も相当やばいだろ。
「いえ、吉田さんは努力とか鍛えて強くなったんです。確かに才能もあると思いますが、紫ヶ崎先輩は鍛えなくても最強です。そうですね。例えるとしたら普通の人間が5だとしましょう。そして鍛えたり強いと言われている人が仮に大体50だとしましょう」
「あぁ」
普通の人間弱すぎじゃない? って思ったがまあここは何もツッコまないことにしておこう。
「その場合紫ヶ崎先輩は200ですね」
……えっ?
「いやいやいや、それは過大評価しすぎだろ。せめて70とかだろ?」
しかし、上木は至って普通に答えた。
「いえ、200です。今の彼女なら180キロの玉も普通に見えてると思いますよ。鍛えたら銃弾見えるようになるんじゃないんですか」
はぁ? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
銃弾見えるようになるとか化け物すぎるだろ。それもう人間じゃないだろ。いや、確かに紫ヶ崎が普通の人間よりも頑丈なのは知ってるが、流石にそこまではないだろ。そんなのすぐ分かる。
「それを俺に信じろって言うのか? それは中々無理あると思うぞ。だって俺はそんな非現実なことは信じないって決めているからな。それに例えそれが本当だとしても、別に危害を加えるような奴でもないから大丈夫だろ」
「いえ、彼女達は私達の監視下にあるので、あまり邪魔されると困るんですよ。それに彼女達はもう機関が危険視してる人物なんですよ」
はっ? 監視下? 機関? ない言ってんの?
「いや、監視下ってどういうことだよ。機関ってなんだよ。お前は一体何者なんだ?」
上木は腕を組んで答えた。なんか偉そう。
「私は人間の異常者を監視する機関に所属している者です。その機関の名はPASです」
PAS? 聞いたことないな。
「そんな機関あるのかよ」
「ありますよ。国家機密なので、世間には知られてないだけです」
「国家機密なのに俺に話して良かったのか?」
「いえ、本来は言ってはダメですが、事情が変わりました。あなたが関わりを断つ気がないと分かりましたので。……それとあなたを利用出来そうなので」
あれ? 最後なんか嫌な言葉が聞こえたような? 気のせいだよな? あれ? 寒気が、おいおい、俺の学園ライフ大丈夫だよな? 危なくないよな?
今回はどうでしたか?面白かったでしょうか?これからも私の作品をどうぞよろしくお願いします