生まれましたー!
どうも!Tkayuki 冬至です!
三作目です!
誤字脱字が多くあるかもしれませんが暖かい目でよろしくお願いします!
黒い。
黒い空間の中。
その空間は狭く、只暗いだけ。
狭い空間で窮屈そうにその中の主は覚醒した。
『……んっ……ここは……何処だ……?狭い……何なんだ?身動きが……とれない……』
必死にその存在は動こうとするがその空間が狭い為に動きづらかった。しかも何故か身体に力は入りずらく余計に力が出ない。
それなら、とその存在は全身を伸ばしてその黒い空間から脱出しようと身体を動かした。
ピキッ!
何かが割れる音がすると黒い空間から亀裂の様なものができており、その隙間から眩い光が漏れていた。
『よしっ!もうちょっと……ッ!』
ピキピキ、パリンッ!
力を更に入れると亀裂が広がっていき大きな音を立ててその存在は勢いよく飛び出しまった。
プルんっ!
『やったー!出られた……って……ここは……何処?森!?』
見渡すとそこは木々に囲まれた場所であった。見たところでは今いる場所は森林の、しかも奥深くにいることが何となくだが理解する。
目を動かしているとふと、身体に違和感を感じ取った。
『ん?何か……背が低い……さっきから身体がプルんっ……て……』
双眼を自分の身体へと視野へと落とすと、そこには瑞々しくゼリーの様な碧の丸い身体がそこにあったのだ。
『……まさか……スライム?え、まじで!?転生っ!?しかも人外ーっ!』
身体をプルんっプルんっと弾むように身体を弾ませながら自身の状況を理解した。そして人外だった事に酷く驚愕と落胆をしながら嘆くがスライムなので声が出ずに、変わりに身体が弾むだけである。
嘆いている中、その者はふと、自分の事にある大きな問題がある事を気づいてしまった。
『……そういえば、おれ?ぼく?わたし?って……何だっけ?』
所謂、記憶喪失であったのだった。
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