表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

生活モニュメント[5]

生(せい)

作者: 袋小路 めいろ

生きてる

認識してる

見える

きこえる

触る感覚



生きてる事が

不思議

形の無い意識が

自分としての意識が

あることが

不思議

なぜこの体を動かせるのか

なぜ考えられるのか

わからない

僕が生きてる

不思議



明日がくる

昨日がある

今にいる

時間を決められて

生きてる

未来はより良く

過去を反省し

現在を大切にする

人生を大切に

生きてる

道徳心と社会的責任

世間体と他人の評価

勝ちと負け

そう生きるべきと

誰かが言うから

縛られながら

惰性で生きてる



夢はあるか

言われたら

まぁまぁかな

しか言えない

人並みに

月並みに

想像できる

生活とかかな

隣の誰かが

やってることが

だいたい普通で

正しいことらしいから

今だに残る固形物



面倒な事は

もうわかったから

1度で良いから

腹の底から

笑顔になりたい

余計な事のない

真っ白な笑顔

無理かな

この社会じゃ

余計な事が多過ぎて

考える事が多過ぎて



もっと人は簡単だった

きっとそうだった



今までと

これからの

技術革新は

人の進化の一つで

領域の広がりと

未知の解明が

繰り返しやってくる

それでも

何かあれば

それを捨てされる

そんな人で

なければならない

不便だから

燃費が悪い

効率が悪い

それで

捨ててきたんだけれどね



生きてる

生きるべきだから

とりあえずでも

生きるべきと

言われているから

なぜか生きてる

明日もたぶん

生きてる

生きてる内に

1度でも

真っ白な笑顔になれたら

それは

素晴らしい人生だったと

言えるだろう


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ