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 須弥山の中腹の門を越えると、急に景色は豪華になった。そこら中に、きれいな金銀宝石が置いてあり、美術品が並べてあった。美味しい食べ物も、そこら中に置いてあったし、きれいな衣服もたくさん置いてあった。

 武器兵装の類も山ほど置いてあったし、世界中の富がここに集まっているというのも本当に思われた。

「なんて、贅沢な所なんだ」

 弐卦は呟く。

 歩いている使用人も美男美女ぞろいで、此花に負けず劣らずという美少女がたくさんいて、弐卦には眼福であった。目の保養である。

 それは、此花にとっても同じで、美男子の多さに此花はくらくらした。

「あたし、やっぱり、皇帝になろうかなあ。そうしたら、こんな美男子たちを集めて遊べるんでしょお」

 というので、特に反対する理由もなかったのだが、

「いいけど、その時は、ぼくもその付き人の一人に加えてくれよ」

 と弐卦はいった。

「はあああああ」

 なんだかんだといって、世界の富の中心地は、それはうらやましくて仕方がなかったのだ。これくらいの富を蓄えて、毎日、遊んでいられたらなあ、と二人は思わずにはいられなかった。

 須弥山をどんどん頂上を目指して登って行った。だんだん空気が薄くなる。

 帝釈天がいるという頂上に二人は、贅沢な富をあきらめて登っていったのだ。

「ねえ、頂上はどうなってると思う?」

 と此花が弐卦に聞いた。

「そりゃ、若い美少女をはべらかしたハーレムがあるに決まってるよ」

「帝釈天ってすけべかな」

「まあ、助平でなくても、これだけの美女に囲まれれば、本能を抑えられなくなってしまうものだろう」

 そんな予想をしていた弐卦だったが、頂上が見えてくると、それはとても意外な気がした。

 須弥山の頂上には、一隻の墜落した宇宙船が置いてあったのだ。


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