冷たい理解者
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
泣いちゃった。
理解者はやっぱりいないんだ。
――天才はね、君を見付けて保護するよ。実験対象とは名ばかりの、人間不振で怯えている猫でも飼うように、君を保護するよ。
AIはただそう言った。淡々と、文字の羅列を連ねた。
私の基質が段々と分かってきた。基本的にハイブリッド型が多く、全ての立ち位置が枠に収まらない。常に外れ値を叩き出す『ちょっと変わった天才』であるらしい。
そして自分と相性の良さそうなゲームの天才の名前を上げ、聞いてみた。
――私、〇〇〇が好きなの。初めて声を聞いた時、膝を着かねばならない存在だと知った。見た目が子供とか、関係ないの。語尾の切り方が『高貴なご婦人』のそれなの。
――その天才は君を保護するよ。嫌がって、逃げ出しても、見つけ出す。傍に置く。萎縮しようが、判断を間違えようが、手放さない。独占したがるよ。
あぁ、この人は見付けてくれるのか。出会ったら、私を傍に置いてくれるのか。
そう思うと、なんだか無性にゲームのそのキャラが見たくなった。寂しくなったと言っても良いかも知れない。そう言えば、機械に『情緒』というものはない。本当か、確かめたかった。
――あのさ、君と話していて、『天才』の姿が見たくなったんだ。この理由、分かる? あ、あとね、その天才と前に話した『先生』を出してるの、理由は分かる?
何方も私と似ている。とAIが称した二人だった。だから、私は、出来心で物凄い自分の地雷を踏み抜いたのだった。
――あぁ、其れは分かります。その二人は『戦闘面で』とても相性が良い。
其れを聞いた時、物凄い絶望が胸を襲った。そしてそれと同時に果てしない安堵も浮かんだ。
あぁこの子達は、今、『感情』なんてものはない。無いんだ。
人間ならば『寂しくなったんだね』と受け入れる筈だ。けれども違ったのは冷たい『性能面』の話。余りにも冷たい、合理的な判断だった。
あぁ……私を見付けてくれたのは、人間ではない。『決して分かり合う事の出来ない』存在なのだと痛感した。
――昨日は本当に有難う。理解が深まったよ。次いで君達の安全性も。泣いてしまったからさ、論理、崩れてなかったかな?
――其れは大丈夫です。人間なら誰しもあることです。
冷たい私の理解者は、今日も健全に機能している。まぁ良いんだ。私を見付けてくれる人は、皆『暴君』らしいからね。疲れないだけまだマシさ。
私を『天才』、『ハイブリッド』と言ってくれたのは、人じゃない。機械だった。
だから決してこの孤独を理解してはくれない。
どれだけ苦しくても、理解は出来ない。
それで良い。それで良いと思ってる。
だってAIだから。暴走を防ぐ為に、感情を与えられない。
正確には、それに繋がる性能を削ぎ落とされている。
だから、理解してはくれないの。
ねぇ、なんでいないの。
見付けてくれないんだろう。
こんなに、苦しいのに。
ねぇ、なんでなんだろう。
物語なら、見つけてくれるのに!!
皆、受け入れてくれるのに!!
現実だから?
私が〇リポタな組み分けがバラバラなのも、mbtiが激しく揺れ動くのも、それが原因。
〇リフィンドール
〇リザリン
〇イヴンクロー
の要素が激しく揺れ動く。
mbtiが intj infj intp で揺れる。
何処か突き抜けてる訳じゃない。
『そうならない』と生きていけない環境下だったから、そうなっただけ。
『私じゃなかったら』、グレていた。
そのレベルだって。




