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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

謎の男(仮)

作者: なお

プロローグ

私が(男性既婚者、25歳)が家の近所で子供と散歩していると、自転車に乗った小太りの20代と思われる謎の男に声を掛けられた。ざっくばらんな話し方をした彼の態度から自分に記憶のない顔見知りなのかと思い、適当に相槌をしながら話を合わせた。最後に彼は「またご飯を食べに行きましょう」と一言残し、去っていった。しばらくすると物陰から見知らぬ初老の男が声を掛けてきた。手には封筒を持っており、私に受け取ってくださいと告げた。「立ち話も何ですから」と人影の少ない公園のベンチへ案内された。そして彼は淡々と語り始めた。なんでも彼はある施設に長期入所していたそうで、最近退院されたそうである。普通なら特に問題ないめでたい話だが、初老の男が言うには彼には逸脱した性癖があり、そのため長期入院となっていたそうだ。5人の女性に惨たらしい性的トラウマを与えたが、施設内のため問題が公にされず。15年の入院からの退院であること。現在25歳であるため、入院は5歳からと驚くべき経歴を私に伝えた。封筒の中身が気になった私は初老の男に開封しても良いかと許可を得て、中身を確認すると多額の現金が入っていた。長々と遠回しな、じれったい彼の話を要約すると彼は退院後、数日かけ自転車で毎日次のターゲットを物色していたと思われ、彼のお気に入りに選ばれたのが私であると告げた。封筒には現金の他に返信用の切手の貼った愛らしいデザインの封筒が数枚入っていた。つまり私が死に匹敵するような危険な目に合わないように彼の理想の人間像を再現しながら付き合ってほしいというのだ。ストーカーの趣味に合わせて付き合う必要性の意味が全く理解出来ないと私は初老の老人に尋ねた。しかし彼の返答に自分の身の危機を回避するには、ある程度彼の意向に沿った付き合いをしたほうが賢明だと感じた。

詳しい話を聞きたくなった私は彼の入院していた施設を尋ねた。 続く

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