プロローグ
ハンター、それはこの世界を救う英雄たち。
2500年8月8日、日本が謎の異世界とリンクしてしまった。それにより突如謎の門が発生し、その中から異形の怪物が現れた。その姿は様々な物語に登場する悪役モンスターであるゴブリンやオークなどである。日本政府は急速な対応を余儀なくされ自衛隊が出動し
謎のモンスター軍団3000体に自衛隊はなんとか勝利を収めた。
しかし、翌月9月10日今度は更に蛇のような姿をしたモンスターコウモリのような姿をしたモンスター、そして牛のような姿をしたモンスターたちも追加され計30000体のモンスターと戦うことになった。
日本は戦車、戦闘機、銃などの数多くの近代兵器を使い戦ったが新たに追加されたモンスターには歯が立たずこのまま日本が滅びてしまうと考えられた。
しかしそこに現れた救世主。
それこそがハンターである。その時に現れたハンターは最も最初のハンター『鈴木亮』。
彼はたった一人で30000体のモンスター軍隊を退け、こう言い放った
「俺たちはハンター。世界をモンスターの危機から助けるもの。死にたくなかったら俺たちについて来い」
それが
ハンターの始まりである。
そして俺、『佐藤健二』もハンターになった。ハンターはスキルというものに覚醒した人たちを言う。そこで俺が覚醒したスキルは…【解析 E】である。解析とはそのかかれているランクまでのモンスターの能力を把握することができる能力のことだ。しかし待ってほしい。現段階で確認されているモンスターで最弱なのはD−ランクである。つまり、俺の能力は全く使えないヘボスキルなのである。こんなスキルでモンスターと戦えるわけがない。それでも、俺は病弱な母さんのために高校受験の弟のためにも金を稼がなければいけない。
モンスターだ?そんなの母さんたちを養うのには甘えでしかない。俺はその甘えを捨てる義務がある。母さんも、弟も俺が守る。
そういう思いを抱きつつ今日もモンスターが発生している『迷宮』を探索するのであった。






