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4話

「ふぅ、とりあえずこの契約書を読んで、サインをお願いするよ」

そう言うと白金はカバンから契約書を取り出した。

そこに書かれた内容はこうだ。


1つ!いついかなる時も星空白金学園のメンバーとして、自覚した行動をとること。


1つ!白金星空の計画は絶対である。異論は認めない。


1つ!事務所に対してケチをつけないこと。


以上!


「契約書とは…」

上空城凛はやはりこの人はおかしいと再認識した。

「あー、気にしないでいいよ!アタシもこんなの破いて捨てたし、給料とか口約束だし。」

「そうなの?良かった」

そう言うと上空城凛は契約書(?)を破き捨てた。

「あッ」

白金はガクッと床に伏せた。

「真面目にお願い・し・ま・す・ね!」

上空城凛は笑顔だが、表情に怒りは隠せていなかった。

「はい。」

正座する白金。

「メンバーが集まるまで月1万円支給します…」

「美佳さんは3万円って聞きましたけど?」

「ナニっ!?美佳め…余計な事を…」

「何か言いました?」

上空城凛は怒った表情で顔を詰めた。

「いいえなにも」

真顔で答える白金。

上空城凛は無言で指を3本立てた。

「3万はキツイぞ!せめて2万円でお願いだ!」

しかし上空城凛は揺るがなかった。

「3万円でいいです…」

「契約成立ですね!」

上空城凛はとても上機嫌になった。

「くそ!3万円分の働きはきちんとしてもらうからな!」

「へへー、分かってますって!」

美佳は終始スマホをいじっていた。

「さて!初仕事だ!まずはメンバーをスカウトしてこい!」

「え?それはあなたの仕事では?私はてっきり歌とかダンスの練習でもするのかと思っていたのですが…」

「無論!メンバーが揃った暁には始めようと思っている。」

「それでいいんですか!?」

「当然だ。練習が早い方がレベルは早く上がるだろう。しかし!メンバー内のレベルが揃わないと美しいパフォーマンスには到底到達出来ん。まさに!シンクロ水泳やバレエにも負けず劣らずの事が出来なくてはナンバーワンアイドルグループなんて夢のまた夢だ!」

「それでいいのならいいですけど…」

(早く始めんとスポンサーに打ち切られてしまうと言うのは秘密だ。)

白金は切羽詰まっていた。

「スポンサーに打ち切られちゃうらしいから早く始めたいんだよ。」

「えっ?」

「美佳!また余計な事をっ!ぐぬぬ…」

「それってメンバー集まらなかったら解散…て言う事ですか?」

「ぅうむ…」

「なんで黙ってるんですか!そんなに大事な事!」

「だって、そんな事知ったら辞められちゃうと思って」

白金指をつんつんし始めた。

「指つんつんやめてください!それでもこのグループを引っ張っていく人のする行動ですか!?もっと自信ありげな態度をとってくださいよ!こっちまで自信無くなっちゃうじゃないですか!それに、そんな事で辞める訳ないじゃないですか!」

「凛…」

白金はその言葉に胸を打たれた。

「ふ…フフっ…あっはっはっ…ごめんごめん、どうやら君を測り間違えていたようだ。俺もまだまだ見る目が無いな。」

「私が入ったからにはナンバーワンアイドルグループになるなんて余裕ですからね!今まで私を落としてきた面接官どもに吠え面かかせてやる!ぐふふふふ」

「えっ?」

「はっ?」

白金と美佳はキョトンとしている。

「おっと」

上空城凛は片手で口を塞いだ。

そして美佳はこう思った。

(コイツ…実はしろちんに負けないくらいのやばい奴なんじゃ…)


その通りである。上空城凛は理性的で基本はまともな人だ。しかし、感情に支配された時の彼女はとても野性t…個性的な行動をとってしまうため、オーディションではボロが出てしまって落ちていたのである。

何故か頬が痛いのだが気のせいだろうか?

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