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ふしぎな森、ふしぎな少女、ふかしぎな呪い

作者:零眠れい
 ――いつからだろう。誰も救えなくなったのは。
 ふと己の両手を見下ろせば、そこにあるのは濁った肌色と空気だけだった。
 彼女は神を救いたかった――その涙をやめさせたかった。
 彼は彼女を救いたかった――その瞳をやめさせたかった。
 少女は少年を救いたくて――少年も少女を救いたかった。
 されど神は祈る。ただただ祈るだけ。悲し気に涙を流し、飽きたように瞳を曇らせていた。
 全ては、自分のために……。

 ある日のこと、少女は畑にあるミニマトマを摘まみ、一つ食べる。口の中で実が潰れて、細かい種が出てきて、それらをごくりと飲み込んだ。そしてふと、思うのだ。
 呪われている物は少ない。けれど、呪われている人は多い。
 この世は呪われていない物に溢れていて、呪われていない人はごく少数。
 じゃあ――それなら――。
 呪われた人たちを少しでも減らすには、どうすればいいのだろう、と。

「ねぇ、ワカバ、君じゃあ誰も救えない――君が誰かを救うなんて、それこそ夢物語みたいなものだよ」

 この作品はカクヨム、pixivにも掲載しています。
 基本的に挿絵やイメージイラストはpixivの方にタイトルをタグ付けして投稿しています。
 タイトル変えました。旧タイトル、呪いに幸あれ(長編)
7話 空虚少女は向かう
2022/06/25 08:58
30話 表裏少年は決意する
2022/06/25 16:06
34話 エピローグ
2022/06/25 18:05
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