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最低職の捨てられ令嬢  ~生き抜くために、チートスキルで最強アイテム売りつけます!~





「最低職のお前をここまで育ててやった事を感謝しろ。もう、この家から出ていけ!!」


私の親は、私をついに捨てるらしい。外に追い出された男爵令嬢の私はエミリー・スカイラー。

私が捨てられる事になった発端は、私の力量不足である。


この世界の全ては十五歳の成人式で授けられる『職』の内容で人生が決まる。


最高職は『聖騎士』や『勇者』それに『聖女』等々の職である。

『聖騎士』ならば、剣術のスキルが手に入れられる。

勿論、そんなのを授かったりすれば私は捨てられるわけがあるまい。だが、私は最高職でも、普通職でも無い。


私は最低職の『商人』である。

何の魔法も体力も上がらない、ただ商品を売るだけである。


簡潔に説明すれば私が最低職の役立たずだから捨てられたのだ。

対する私と反対に私の妹である、ナタリーは最高職の『聖女』であり、国の最高機関に引き取られている。


捨てられても私は諦めない。

私は最低職だけど、私の潜在能力は別物なのである。

私の固有スキルがチートである。

『創作生成』で私は生きていける。私のイメージするものを具現化し、生成出来るものである。


私は前々から決めていた。

私のイメージした最強アイテムを売って生きていけばいいの。

捨てられるまで、私は沢山隠れて努力したのだから。



だから!早速売り付けましょう!



と、言う訳だから早速…『露店生成』からの、『アイテム生成』!


アイテムは、イメージを掛けながら発動する。


道端で広げた見た目は小さい露店は立派に見えた。


「外見は完璧!」外見は少しファミンでシンプルな外見である。


そして私は折り畳み式の露店のドアを開ける。

それは、お店らしい小さなお店である。


「中も完璧だわ!!準備が出来たら、やっぱりお客さんよね!」


中は見た目とは裏腹な広い見た目をして、家具も外見に合わせた物である。

私のスキルはイメージさえ出来ればどんな物でも、生成できるからある意味チートだ。



「さあ!あとはお客さんの勧誘だけよね?」早速外に出る私。


「ねえ!私のお店に寄らない?」

私が声をかけても通りすぎる。


う~ん…やっぱりもう少しゴージャスに宣伝した方がいいかしら?

でも私は諦めない!私の生死がかかってるんだもの!

と言うか、私のスキルでなのとかなるのでは?等と考えている人もいるであろう。多分。

だが、私のスキルレベルはまだ3/10のレベル不足。


因みに私のステータスはこちら。

レベル、体力、持久力、攻撃力、防御力、魔力は上限100。


エミリー・スカイラー 十六歳 職業:商人


レベル:25/

体力:30

持久力:10

集中力:100

攻撃力:4/

防御力:95

魔力:82


スキル:創作生成 努力の賜物

スキルレベル:3/10


スキルレベル1:目の前にある似た物を生成できる(家具)

スキルレベル2:イメージで似た物を生成できる(日用品)

スキルレベル3:細部までイメージした物を生成できる(空想)


この世界では職が重視だけど、それ以外を見ていなければ当然、私のチートスキルにも気がつかないのである。

私がこのチートスキルを知った時は早速実践していた。

やればやるほど楽しかったが、スキルレベル1上げるのにも物凄く苦労した為、現在レベル3。

いくらレベルを取得しても使える能力は限られているのだ。

そのため、食べ物等の生成は出来ないのでじゃんじゃんレベルを上げるしかないのだ。

私の所持金はゼロに近いので、もはや明日、歩けるかすら儘ならないのかもしれない。


「すみません」私はいつも通りに勧誘していると、私の目の前に現れた冒険者風の人。結構お金を待っていそうな気配である。


「あ、はい~~♡どうぞどうぞ~~」カモを見つけた瞬間に私は瞬時にお店の中に案内する。(強制的に)


「へ!?え!?あの!?」当然困惑するその人は、ジタバタと暴れる。


「ちと黙ってな」いかにも悪者風である。

そんなのは言われなくともごもっともだ。


「さあさあ、お茶ですよ~~」私はその人を座らせる。

「あの……僕は、ただ道を聞こうと……」やんわりと差し出すお茶の前に言う。


「まあまあ………落ち着いて、落ち着いて……」取り敢えず肩を揉む。


「あのですね?………はぁ…仕方ありませんね……」このひとは心優しい性格をしているなぁ。


「こちらま生活がかかっているので、ここは一つ、騙されたふりして買ってみませんか?」


「騙されたフリなんてしたくないよ!」

「そう言わずに、商品を手にとってみて………」


勘弁したのか、立ち上がり、商品を見て、手に取る。

そして、少しだけその商品に目が行ったのを私は見逃さなかった。その間、0,2秒である。


「そちらの商品が気に入ったんですね!これは、『アイテムカード』と言うんですよ」


一見、普通のカードである。

それは、私が生成した空想アイテムで、『アイテムカード』すなわち、アイテムボックスの代わりである。

まあ、これは念のための悪用されないための物。

あ、因みにここの価値はこんな感じ。


銅貨=百円

銀貨=千円

上銀貨=五千円

白銀貨=一万円

金貨=十万円

上金貨=百万円

白金貨=千万円

白上金貨=百億円




そしてこのアイテムカードの商品説明はこちら。


『アイテムカード』(アイテムボックス)

ありとあらゆるものを収納できる空間魔法。

まあ、よくあるやつだよね。

この世界ではそう言うものがないからラッキー!的な感じ?


因みに金額はこちら。

∞=金貨一枚 特別受験料も含め

千兆キロ=白銀貨三枚

十兆キロ=白銀貨 二枚

一兆キロ=白銀貨 一枚

千億キロ=上銀貨 三枚

百億キロ=銀貨 二枚

十億キロ=銀貨 一枚


特別受験料はアイテムカードを扱う為の試験で、アイテムの試験内容で受験料は異なることになる。


特別受験料=銀貨一枚

アイテムボックスの具現化の為に集中力アップ試験。


因みに犯罪防止のための安全機能も別売りであるよ♡


アイテムカード 安全機能


盗むと強制的に金縛りになり此処(ここ)だよ合図が強制的に鳴らされる。

銀貨 二枚


攻撃を受ける。(いろんな形で)

銀貨 四枚


アイテムカードが契約者の元へ帰る。

上銀貨 五枚 これはON,OFF付き


あるいみホラーだけど、ON,OFFがあるから問題ない!

ON,OFFの方法は特別受験で教えるつもりだけど、別に受けなくてもいいのである。


「な、なんだ!高すぎだろ!!?」金額提示で驚いたその人。

「大丈夫です。効果は保証しますし、貴方はご来店始めてのお客さんですから、割り引きしますよ!」グッとポーズ!


「………金額は?」



∞=金貨一枚 特別受験料も含め→白銀貨五枚

千兆キロ=白銀貨三枚 →白銀貨二枚

十兆キロ=白銀貨 二枚→白銀貨一枚

一兆キロ=白銀貨 一枚→上銀貨一

千億キロ=上銀貨 三枚→銀貨三枚

百億キロ=銀貨 二枚

十億キロ=銀貨 一枚


「とまあ、元々銀貨の値段は値引きの対象にはなりません」

「ぐっ………特別受験料は?値引きになるのか?それとどういうこと何だ?」


「特別受験はこのアイテムカード具現化をもっと早く発動させたりとか、制御諸々で銀貨一枚から無料でいいですよ。試しにって事なので…」


「でもやっぱ……」

「え!?十億キロを買ってくださるんですか!?わあ!嬉しい!え?特別受験も受ける!?なら私、頑張らなくっちゃ!」


「え!?そんなこと言って……!?」

「さあ、さあ、行きましょうか?Let's note!!」

最後まで言わせるか!


こうして私はお客さんを移動(強制的)する事にした。



受験場所は結構広い。


「広っ………ってぇ!!僕は買うなんて言っ」

「さあ、座って、動かないで集中力を高めましょうね~~」

最後まで言う前に私は座らせる。


「座禅ですからね~~辛いですけど、アイテムカードの具現化の為ですから~~」


そして私はスキルを発動………


『武器生成』で、金棒……かな!頑丈で、固~~い!奴!


そして私は生成した金棒を重いけど持つ。


そして、その人に優しく言った。


「大丈夫……安心してね………(殺さないから)」

「安心できません!!」

「やだなぁ……安心、、してね?」ちらつかせる金棒。


私は安心させるように、綺麗に小型ナイフを飛ばす。

勿論、当たらない様、すれすれな距離で。


「始めよっか?(ニッコリ)」

「(…あ、悪魔……)」何故このひとに道を聞こうとしたのか?と後悔した後のお客様(犠牲者でもある)。



具現化の為には集中力を使うなのである。

その為に私は限界ギリギリまで扱き上げる!![鬼畜]



ただただ、座禅し続けたお客様(犠牲者様)は集中力アップ!が出来、銀貨一枚と言う値段を支払い、商品を持って出ていった。


その後、恐怖でそのお店に行けなくなった事と、その“鬼畜な店長がいる”と言う噂は瞬時に流れた事は、言うまでもないだろう。


だが、お店に来たお客様(犠牲者様)の効率とレベルは向上したと言う。



犯罪では?とは思わないでください。(主人公)

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