お礼に薔薇をどうぞ
???「こ、こんにちは!」
恐怖に怯えつつ元気よく挨拶をする女学生が協会の前に1人。
ティミア「あらあらあら♪参拝者ですか?迷える子羊ですか?はたまた……あら?」
???「こ、これ!この間助けて貰った時のお礼です!」
女学生は足が震えつつティミアに花を渡しティミアは唖然としていた。
ティミア「綺麗な薔薇ね♪」
ティミアは貰った薔薇を花瓶に入れ嬉しそうであった。女学生は出された紅茶を飲んでいた先程の緊張は紅茶を飲む事で収まったようだ。
真佳「私は真佳って言います!気軽にまよみんって呼んでください!シスターさんの名前はなんて言うんですか?」
真佳 ディスシティの学校に通う女学生
ティミア「そう……じゃあ貴女に質問いいかしら?」
真佳「ちょっとシスターさん!まよみんって呼んでよ!あとシスターさんの名前も教えてって」
真佳は名前を呼ばれず不満げに反抗する。ティミアは少し面倒くさそうに名前を教え質問をする。
ティミア「はぁ、ティミア。ティミア・マグノリアよ。で、真佳貴女の事について質問していいかしら?」
真佳「なになに?なんでも聞いて!」
真佳は名前を呼んでもらえて嬉しそうに答える。元気に走り回る犬のようである
ティミア「貴女がこの前追われていた理由はそこの人達と関係があるのかしら?」
真佳「そこの人達?……」
真佳は意味がわからなかった此処へは一人で来たしこの中もティミアと自分の2人だけだと思っていたからだ。真佳は何となく後ろを振り向くとそこには椅子に座って本を読む女性とその後ろでは奇妙な呻き声をあげる人のような姿をした化け物がいた。
???「おや?気が付かれたかな?」
女性は本を閉じ立ち上がる。