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俺には彼女候補が多すぎる  作者: 駄作マン
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入学早々、、、

初投稿です、連載していきたいと思っております。

暖かい目で見ていただけると幸いです。感想もよければお聞かせください

桜が舞い散る坂道の中、ほとんどの人が満面の笑顔で歩いていく中、どんよりとした雰囲気を漂わせながら歩く人影が一つ。俺の名前は中村洋亮、華月学院に通う高校1年生だ。

「新学期早々そんなオーラ漂わせてんじゃねえぞw」

そんな不幸オーラを漂わせた背中を叩く者が一人。彼の中学からの友達、豊浦翼だ。

「はー、豊浦か。よくそんなに朝から元気に挨拶できんな。」

「お前の方こそ、新しい学校生活が始まるって言うのに、そんな暗いオーラだせんなw」

「お前は不安じゃないのかよ」

「そんなことでウジウジしたって、人生つまんねーからなw」

そんなこんなで学校に向かうとクラス分けがホワイトボードに貼られており、そこに大きな人だかりができていた。

1年B組中村洋亮、1年C組豊浦翼

「あーあー、中村と違うクラスかーー」

「まあこれだけ人が多ければ違うクラスになるだろ、これだけはしょうがない」

「まあいいや、お互い頑張ろうな」

それぞれの教室に向かうとすでに数人の生徒が教室内にいた。そんな中に一際目を引く美女がいた。前川美奈、俺と小学校の頃からずっと同じクラスだった、いわゆる幼なじみと言うやつである。またあいつと一緒かーなんて考えていると、美奈が話しかけてきた。

「おっはー、洋亮」

「おはよう、前川。てか名前で呼ぶのやめろって言ってんだろ、いつも」

「いいじゃん、いいじゃん幼なじみなんだからさー」

「分かったからそろそろ席戻れ、HR始まるぞ」

男子から刺すような視線に少しビビリながら、美奈を席に戻らせた。丁度その時、教室のドアが開いた。その瞬間俺は目を奪われた。透き通るような白い肌、煌めくような金髪、大きな青い瞳。一瞬人形かと思うほど綺麗な少女だった。他の男子も目を見開き立ち尽くす中、彼女は俺の隣に座った。それと同時に先生が入ってきたので彼女を見る視線は先生に向かっていたがチラチラとこちらをみる視線は沢山あった。

HRが終わり、また男子の視線は彼女へと向かっていたが、彼女の視線は俺に向かっていた。最初は俺は無視していたが、徐々に気まずくなってきたので

「さっきからこっち見てるけど、なんか僕にありますか」と聞いた。

すると、彼女は大きな声でこう告げた。

「ズボンのチャック開いてる」

その言葉を聞いて、俺は恐る恐る自分のズボンを見た。

完全に開いていた。その声が聞こえていたのか、周りがクスクスと笑い出し次第にクラス全体に広がっていった。俺は猛烈な恥ずかしさで顔を真っ赤にして横をみると、大声で言った張本人は何事もなかった様子で、授業の準備をしていた。

俺は思った。この女許さんと。


そんなこんなで俺の印象が完全に悪い方向へと行ってしまい、これから学校生活の行方が若干不安になった俺であった。




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