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竜ノ1話「その男、竜と発つ」



 ジークは竜殺しの罪で投獄されていた。

 つい半月ほど前、ジークはロマネスクという竜を殺した。

 この竜は人々の住まう大地に豊穣をもたらしていた。


 その竜を殺したことは、イシュバルデ王国を揺るがしかねない出来事だった。ジークはもちろん意図的にロマネスクを殺したのではなく、狂化の呪いによって支配されていた。屈強なジークはロマネスクの首を持っていた大太刀を三度振り下ろし、首を断ち切ると竜の血に宿る魔力のおかげで呪いが解かれた。

 この世界で竜殺しを成功させた者は少なく、成功させたとしてもイシュバルデの国力の二割を消耗する大部隊を動員してようやく五分五分と言ったところだからだ。それをたった一人で成し遂げたのがジークである。



 現在は牢屋にて怠惰な生活を送っている。



「暇、ああ、クソッ……」

 ジークは自分のやらかしたことに申し訳なさを感じてはいるが、実のところ竜を殺した時より前の記憶は酷く曖昧である。覚えていることと言えば、自分はもっと発達した文明にいて、こんなファンタジックな場所で暮らしていたことはないということだ。高温多湿で四季がある小さな島国の生まれのはずで、学校に通い、普通に生きているという記憶だ。

 そして何より、ジークと言うのは偽名であり、本名は○○○○○だ。咄嗟に出た名前が奇しくも同じ竜殺しの異名を持つジークフリートをもじったものだ。



「飯だ」

 看守は囚人にはとてもじゃないが、相応しくない食事を持ってくる。分厚いステーキにこんがり焼けたトースト、蒸したジャガイモの上にはバターが乗っている。ご機嫌をとるような昼食である。

 それもそのはず、単独の竜殺しを成功させた人間が暴れればその被害は計り知れない。囚人という体をとっているが実質は王家の食客である。その状態で、なぜ牢屋に入れられているのはジーク自身よくわかっていない。

「毎日ご苦労さん」

 ジークは看守を労うがその看守は舌打ちをして直ぐに持ち場に戻った。

「まぁ、妥当か……」

 看守は低賃金なのか少し痩せこけていた。ジークはため息をつき、天井の岩を見る。久しく太陽を見ていない。

「なぁ、看守さんよ」

「なんだ?」

 看守はステーキを一瞥してからジークの元へ来る。

「この食事をあんたにくれてやるよ、代わりにあんたが食事を終えるまで外に出させてくれ」

 看守の生唾を飲む音が牢屋中を響かせた。

「いいのか……?」

「ああ、いいぜ」

 ジークは内心でこの国の経済状況を訝しんだ。さすがにここまで看守があっさり買収されては、セキュリティもへったくれもないだろ。と毒づく。

「この量は少し多いだろ、もしも食べきれないなら持って帰ってもいい」

 よほど飢えていたのか気を良くした看守はあっさりとジークを牢屋から出した。もちろん、その日の夕方までという約束をした。



 久々の太陽は言うまでもなく心地よいものだった。幸い雨も降っておらず晴天というのが似合う青い空だった。



「さてと……」

 服役所から離れたところ林の中でジークは準備運動を始める。それから脚を据えると。拳を中腰で構え

る。空手の正拳突きの要領で素振りを一回行う。



「なっ――」



 空気を殴る感触と同時に、拳によって押し出された空気が目の前の木に衝突し音を立てる間もなくへし折れた。



 ジークは自分自身の力に狼狽えた。驚きも醒めぬまま、別な木に近づき、振りかぶって拳を突き出す。先ほどと同様、拳が穿った部分を起点に木が細切れのただの木屑に成り下がっていた。



 ジークは、地を走り、大きく地面蹴り、手をばねにして新体操のようにバク転を成功させる。跳躍も空を飛ぶかのように自分の何十倍も高く飛び、自在に体を捻り、回し、軽い身のこなしで着地を行った。


サルよりも自在に木々を飛び回ることもできれば、岩をまるで障子紙を貫くように穴を開けることが出来た。



 ジークは自身の肉体が以前とは比べ物にならないレベルで向上化していることがわかった。

「グルルル」

 地鳴りのような喉を鳴らす音がジークの背後から聞こえた。振り返れば、自分よりもはるかに巨躯の獣、トラのような生き物がジークの前に立ちはだかっていた。


「おい! 魔獣そっちに! 逃げろ!」


 誰かが顔を青くしながらジークに叫んだ。気分が高ぶっていたジークはその言葉を耳にしてから反応するまでに数秒を必要とした。


 しかし、既に、トラ型の魔獣はジークの顔面目がけて巨大な爪を振り下ろしていた――


 人間の体でこの一撃は強力な一撃であった。顔どころか胴体の半分も周囲にまき散らす一撃だった。即死の二文字を体現する。もちろんジークも人間の体を持つ。この一撃で呆気なく死ぬ。



 そのはずだった――。



 そこには何事もなく、避けることも、守ることもなくジークはそこにただ立っていた。

 魔獣の一撃、否、一撫をもらった後、魔獣の額の肉を強引に掴み引き寄せると膝を上げて下顎に一撃を加える。牙もろとも顎は粉々に砕け、強引な一撃の小さな余波で首の骨が太い音と共にへし折れる。魔獣は脊髄反射が原因で死後も痙攣を起したように時々ピクピクと動いた。


 傷ひとつなくジークはそこに立っていた。自分よりも遥かに巨大な獣を討ち果たすと胸の高鳴りがより

一層、大きなものに変わっていった。

 


 そしてジークは同時に、自分がもはや人間ではないことに気づくと、さっきまで高鳴っていた心拍が刻々と静かになっていた。



 これほどまでの力が有れば、竜も殺せるのではないか――?


 

 そう自覚すると途端に、今まで宙に浮いていた罪悪感がどっしりと地面に根が生えた。自分なら本当に竜を殺せるという疑念が真実になっていった。


 額に手を当てながら、ジークは服役場に戻った。それからベッドに寝そべると、食事を拒絶し、ふて寝をする。

「ずいぶんとお暇そうですね」

 寝ぼけ眼のジークに呟く。目をこすりながらジークは牢屋に備え付けられている机の方に視線を合わせる。

「目覚めましたか、ずいぶんと探しましたよ」

 銀髪の長い髪に瑞々しいハリのある肌、胸元の開いたシックな黒いロングドレスとそれとは対照的に動脈血のような口紅を塗られた唇からはブラックチョコレートをテンパリングしたような声が漏れていた。そして何より目を引くのは真紅の虹彩に縦に長い爬虫類のような瞳孔は宝石というのが言い得て妙だった。



 ジークは吸い込まれるように見目麗しい女性に焦点を合わせると金縛りのように目も瞼もピタリと動きを止める。先ほどまでの寝ぼけが嘘のように心臓が脳みそに血液を送り始める。



「あんたは?」

 ジークは聞き返す。

「おや、私を覚えていないとは心外ですね」

「悪い、本当に覚えがないんだ。あんたみたいな美人は早々忘れるわけないんだが……」

「……冗談です。実際お会いしていますがもっと別な姿だったのでお気になさらず。私はアルスマグナ」

 女性は物静かに微笑んだ。


「アルスマグナ?」


 ジークは首を傾げた。

「こちらの名前は馴染みではありませんでしたか、ロマネスクと名乗れば伝わるはずでしょう?」

 ジークは忘れるはずもなかった。なにせ、自分が殺した竜だからだ。

「ロマネスクって竜のか?」

「ええ、あなたに首をばっさりと落とされた竜です」

「ハハ、復讐にでも来たか?」

 自棄になりながらジークはアルスマグナに尋ねた。

「いいえ逆です。私を助けてください」

 アルスマグナの口からはジークが考えていたこととは真逆のことだった。

「あんたを助けろと?」

 ジークは疑を投げた。自分が殺した相手に頼むことなど彼の想像を既に超えているからだ。

「ええ、その通りです。いくつか理由はありますが、一番は私の七分の一の力を易々と超える力量を見込んでことです。話せば長くなりますので手短に……長くなっても大丈夫そうですね。

私はドラゴン、あるいは竜と呼ばれる存在です。竜と言うのは高い魔力に巨大な体硬い甲殻や鱗に覆われ、高い神性を持ち合わせ、人間と同等かそれ以上の知性を持ちます。私は人間という種を好んでいました。彼らは私に丸々と太った豚や羊、牛などを与えてくれるからです。代わりに私は宝石を与え、魔獣を葬り、肥沃な大地などの人間が豊かになるためのものを授けました。しかし私の力をもってしても大地を毎年豊かにすることはできません。数十年に一度は不作の年を作り大地のバランスをとっていたのです。しかしある日、人間たちが私をとらえると肉体と魂を七つに分けて各々の領地にそれを持ち帰り無理やり大地に固着させました。それから人間たちは私の身体から豊穣を奪い続け――」



「よし、わかった、あんたを助ける。だから何をすればいい?」



 ジークは先ほどの腐った表情は犬にでも食わせたのかと言わんばかりに喰い気味に返答した。

「え、あ、えっ、ありがとうございます」

「あんたの残りの身体だか魂だかを集めりゃいいんか?」

「その通りです。私の権能を持つ竜を倒し、魂を集めてください。そして私の元に魂を寄越して頂ければ私自身も本来の力を取り戻し、あなたに竜の加護を差し上げます」


 ジークは、牢屋の鉄格子を蹴り飛ばすと隣の部屋に置いてある大太刀を取り出す。服役する際に武器である大太刀を看守に預け、隣の管理室に安置するところを見ていた。そのため自分の得物がどこにあるか把握していた。


 看守はその異質な光景に茫然としていた。

 ジークは看守に「ちょっと国王から恩赦をもらってくる」と言い放って、服役所を後にした。

「ずいぶん強引な方なのですね。もっと罪人らしいのかと思いました」

「殺してもいないのにあんな陰湿なところにいるもんか」

「しかし、良いのでしょうか、一応言いますが私の分身は強いですのが……」

「構まわねえよ、弱けりゃ強くなればいいだけだろ」

 ジークは大太刀を左手で軽々と持ちながら王城へ向かう。絢爛豪華な王城は遠く離れた郊外の片隅にある服役所からでもよく見えた。


「わかりました。ではジーク様、大太刀を私に貸していただけないでしょうか?」

 ジークは、疑問に思いながら大太刀を渡す。大太刀に片手を伸ばし一瞬手を竦ませ、両手で受け取ると、額に大太刀を当てると静かに加護を与えた。

「これは加護と言うにはあまりに弱すぎますが、これからの旅路への祈りを捧げました」


 ジークは大太刀を左手で受け取ると、歩み始めた。


「十分」

 ジークは威風堂々と言葉を吐き捨てると、アルスマグナを抱きかかえ、城下町を飛び抜けて城門へたどり着く。


「止まれ、これより先は王の御前になるぞ」


 守衛が槍を構えてジークを警戒した。


「竜殺しのジークが来たと言え」


 ジークは低い声で、脅すように守衛を威圧した。

「私を抱えている状態ではその威圧は効果が薄いと思われます」

 ジークはアルスマグナを降ろし、一歩前に出ると。


「……竜殺しのジークが来たと言え」


 ジークは低い声で脅すように守衛を威圧した。



「ジーク様、さすがに二回目はちょっと」

 アルスマグナの鋭い一言がジークの背中に刺さった。

「……早く王のところへ案内しろ!」

 ジークはめげずに守衛を脅し、なんとか国王への謁見を得た。守衛よりも上等な装備の騎士たちに囲まれながら玉座に案内された。

「国王、アクバである!」

 上等な騎士は槍の柄を地面に三度叩き合図を出した。同時に騎士たちが膝を地面につけ頭を垂れる。


「竜殺しの大罪人よ、こんな夜に何用か?」


アクバ王は玉座に深く腰を下ろすと、ジークに問を掛けた。


「その話は私が」


 ジークと並んでいたアルスマグナが一歩前に出る。

「その者、名は?」

 白い髭を撫でながら王は鋭い目つきでアルスマグナを一瞥する。


「アルスマグナ、またの名をロマネスクと申します」


「ほう、余の大地に住むドラゴンのロマネスクと同じ名だな」

「ええ、なにせそのロマネスクこそ私なのですから」

「ロマネスク? おぬしが?」

 ジークは大太刀の鍔に親指を掛けるがアルスマグナがそれを制する。


「確かに私はここにいるジークに討たれました。しかし、魂は消えておりません。もし私がロマネスクであることに疑惑をお持ちになるのであれば、ここにいる騎士たちを私が縊り殺して差し上げましょう」


 アルスマグナがそう言い放つと、一人の騎士が立ち上がった。


「貴様、ただでさえ王に無礼を働き、そして我々を愚弄するというのか、女など、家で機織りでもしてい

ろ、お前のその細い腕で何ができるというのだ」


 騎士は怒りあらわにし、槍を構える。


「縊り殺すと言っていたな、ならば証明して見せろ」


 ジークは大太刀を抜くと左拳を顔のより少し高く、右拳を目線の高さに合わせ刀を据え三所避けの構えを取る。



「ジーク様、お下がりください」



 ジークを下げさせると、激高の騎士に立ちはだかる。

 騎士の鋭い槍はアルスマグナの豊かに膨らんだ胸を貫かんと鋭い一撃が今まさに解き放たれる。

 対してアルスマグナは右人差し指を一本だけ前に突き出し槍の穂先に突き出した人差し指をあてがう、槍は一瞬で勢いが死に、アルスマグナの人差し指前で静止を続けた。


「まだやりますか?」


 アルスマグナは縦に細長い瞳孔を太くさせて、騎士を睨んだ。

「この化け物がぁ!」

 槍を一度引き、再び矛先がアルスマグナ目がけて一刺しが放たれる。


 この一撃ももちろんアルスマグナに届くことは無かった。鋭いはずの一撃はジークに槍を掴まれびくともしない。


「お前、いい加減にしろよ、ボケが」


 そのまま槍を押し返し、騎士を宙へ吹飛ばす。

「もういいだろ、王様よぉ?」

 ジークはやさぐれた声を出す。

「うむ、その者がアルスマグナであることはどうやら本当のようだ。余への話はそれだけであるまい?」

 アクバ王は相も変わらず髭を撫でながらそう答えた。



「はい、その通りでございます。私アルスマグナは七つに割かれた魂と肉体を回収したいと考えております。そこで必要な人物こそ、このジークであります。ジークに恩赦を与えるのならば、私の血肉と魂が元に戻った暁にはこの国に永年の豊穣を与えましょう」



 アルスマグナはジークが伝えようとしたことを代弁する。

「ほう……、よかろう、ただし条件がある」

「条件とは?」

「この国のどこかにいる魔道騎士階級を持つ宮廷魔術師のエレインを連れ戻して参れ、それが竜殺しへの恩赦の条件だ」



 アクバ王はそれ以外の条件は飲まなかった。交渉は一時的に成立し、魔法使いエレインを探しながら残り六体の竜狩りを行うことになった。

「アクバ王は私が見た限り、融通が利く方の王だと思います」

「あれでか?」

 アルスマグナはこくりと頷く。

「ええ、本来なら王と言うのは悉く傍若無人で誰よりも笑い誰よりも怒るものですから。暴君は名君と言う言葉もあるほどですからね」

「なるほどな……王か……」

「王になりたいのですか?」

「いいや、全然、全く、これっぽちも、微塵にも思ってない」

 ジークがアルスマグナをあしらうと、彼女は肩を竦めた。

「そうですか」

 淡々とアルスマグナは話題を変え、言葉を返す。

「さて、これからなのですが、あと六体の竜なのですが、実は、そのうち五体はどこにいるのかわからないのです。私の感知能力を超えているようです。」

「となると一体はわかるんだな」

 アルスマグナは首を縦に振った。



「はい、ここから千キロメートルほど離れた場所にある山にいます」

「千キロって東京から京都を往復できるな」

 ジークはボヤキながら頭を掻きまわす。

「東京? 京都?」

「あー、いや、気にしないでくれ……ん?……なぁ、今どのぐらい離れているって言った?」


「千『キロメートル』ですが?」


 ジークは豆鉄砲を食らったように目を大きく開く。

「ちなみに重さはなんて言う?」

「色々ありますが、キログラムまたはグラム、宝石とかはカラットなどと商人が言っているのを聞いたことがあります」


「時間は?」


「秒、分、時間ですね、六十秒を一分、六十分を一時間で、一日は二十四時間です」


「秒の定義は?」


「質問の意味がわかりません」


「悪い……」


「それと水の量はリットルです。私が聞いたことあるのはそれくらいです」


「そうか、助かった」


 ジークの頭に二つの予想が浮かび上がった。ひとつめはこの世界が地球の近代過去、または未来であるという仮説。もうひとつは自分以外にもそれもはるか昔に自分と同じように異世界に流れて来た奴がいるという予想である。前者なら現在までの歴史を知る者がいる。後者ならこの世界が何なのかを知る手がかりになるとジークは思考した。




「これなら、ひょっとすると先輩とあいつ(バカども)がいるのかもな」




 小さくジークは呟く。

「どうなさいました?」

「いいや、なんでもない、ちょっと楽しみが増えただけだ」

 ジークは少し、微笑みながら、アルスマグナとの旅が始まった。



「ジーク様、顔がだいぶ恐ろしいことになっていますが如何なさいました?」

 

こんばんは、白井伊詩です。

小説「この異世界は酷く浅い」を読んでいただきありがとうございます。

この物語は、見切り発車でスタートさせてしまっているため突然終わるし、永遠続くかもしれません。どうか暖かい目で見届けてください。できることならコメントで感想をお願いします。暴言や誹謗中傷はできるかぎりやめてください。私が悲しくなるので。

 誤字脱字、日本語の間違いなどありましたらコメントお願いします。気づいたら修正いたします。



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