名も無き怪物
初投稿ですが、楽しんでいただければ幸いです。
最初に、
暴力表現あり
初投稿なので、下手くそ
ちょっと、内容が伝わらづらいかも
以上のことがオーケーな人は、楽しんでいってください。
僕の名前は小林あおい。
普通の中学二年生。いや、普通ではないかもしれない。僕はいじめられているから。
今日も学校。行くのは嫌だ。でも行かなきゃいけない。だっておばさんを悲しませるわけにはいかないから。
「行ってきます、、、。」
「行ってらっしゃい。気をつけるのよ。最近あんた怪我して帰って来るから。」
「うん、、、。」
僕に両親はいない。
二人とも僕が幼い時に亡くなってしまった。
お母さんは、もともと病弱で僕を産んだ時の疲労で亡くなった。
お父さんは、働いている時に車に跳ねられて亡くなった。ちなみにひき逃げだったらしい。
だから今は、遠縁のおばさんと二人きりで暮らしている。
そうこうしているうちに学校に着いてしまった。
「おはよぉ!お前みたいなゴミが、なんで学校に来たんだよ。本当、来んじゃねーよ。お前のせいで学校が腐っちまうだろ。お前さぁ、いつ死ぬの?さっさと死んでくんね?」
「、、、。」
「おはよぉ。あおい。」
ドサドサッ。彼の頭に生ゴミが落とされた。
「これ、捨てといてよ。あんたの役目でしょ。」
「、、、。」
ドガッ!
「!?」
「よぉ!挨拶くらいしろよな!まったく、、、お前は挨拶も出来ないのかよ。この俺がわざわざ、挨拶してやってんのにシカトかよ。ふざけんじゃねえよッ!」
ズドッ!
「、、、クッ、、、。」
その場に倒れる。数分後に起き上がり、ゴミ捨て場に行った。
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音がする。かといって急ぐようなことはしない。遅刻だけど、気にしない。
「またお前は遅刻かッ!いったい何度言えば分かるんだッ!」
「ハイ、、、。すみません、、。」
クスクスクスクスクス、、、、
先生には、もう頼らない。前にクラス内でいじめられていると、報告に行ったけれど
「クラス内のことはクラス内で解決するように。そうすることで、絆が生まれるんだ。」
って相手にしてくれなかった。まぁ、分かる気もする。僕は学校の費用や支援金を払っていない。制服も着ていない。
だって家は貧乏だから。おばさんは一生懸命交渉してくれたけど、先生には気に入られていなかった。
「なぁ、お前日直の仕事やりたいんだろ。しょうがないから、変わってやるよ。」
「、、、。」
そう言われて、強引に日直の仕事を押し付けられた。
僕は怒れない性格をしていた。どうやって怒っていいか、分からないから。それであいつらは、いじめて来るのかもしれない。
その日は日誌を書き上げると、早く帰ろうとした。帰れるわけがないのだけれど、、、。
「よお、日直の仕事お疲れさん。そんで、俺たちと一緒に遊ばないか?」
「いや、、、家の用事が、、。」
「あぁ!?なんだてめえ、俺たちと一緒に遊ばないってのかよ。てめーに拒否権なんてものはねぇんだよ!」
ズドッ!
「、、、うッ!」
「アッハッハッハッハッハ!一対一なら、いじめじゃねーんだよッ!オラアッ!」
バキッ!ドガッ!ゲシッ!
「ウウ、、、クッ、、、グスッ、、グスッ、、」
「アッハッハッハッハッハ!お前の泣き顔、本当に面白いなwwwチョーウケる。お?ひょっとして泣いちゃう?泣いてあのババアに助けを求めんのかよwww。」
その日はあいつらが飽きて帰るまで続いた。
、、、、、、、、、、、、、、
「ただいま、、、。」
「あら、おかえり。ってあんた泥だらけじゃないッ!すぐに風呂に入りな。」
「、、、うん。」
裸になって鏡を見た。そこには全身あざだらけの少年がいた。まるでそれは、弱さの象徴みたいに。
風呂のお湯はよく染みた。体中あざだらけだったからか、それとも、、、
「それで?最近学校は楽しいかい?」
「うん、、、。楽しいよ、、、。」
「そう、なら良かった。私はあおいが、学校でいじめられていると思ってたんだけど、そんなことなかったんだねぇ。」
「、、、まさか。」
(ごめんね、おばさん。おばさんの悲しむ顔が見たくないから。でも僕は大丈夫だから、、、大丈夫、、、大丈夫、、、)
僕は精一杯ご飯を美味しそうに食べた。それで、おばさんの喜ぶ顔が見れるから。
「ゲホッ、、ゴホッ、、ああ、大丈夫よ、あおい。」
翌日
「それじゃ、行って来るね。」
「行ってらっしゃい。」
今日も、殴られて、罵られて、蹴られた。
教室に入る。
(あれ、、、ノートや教科書が、、、)
泥だらけになっている。しかも、この泥はコンポストのやつだ。
「うわッ、くっさー。一生近づかないでくれる?」
「キッモーイ。そんなの使うの?穢れるから、半径100メートル以内に入らないでー。」
(洗わなきゃ、、、)
裏庭の水道まで行って泥を落とす。紙だから、グシャグシャになっちゃったけど、しょうがない。新しいのを買うお金もない。どうしようか考えていると先生に
「早く、戻りなさいッ!」
と、注意された。
放課後
今日もあいつらに誘われた。今日は裏庭だ。
「なぁ、お前、学校楽しいんだって?」
(!?何故それを知っている!?)
「いや〜、昨日お前の家の前を、たまたま通った奴がいてさ、そいつがお前がそう言ってるのを聞いたんだってよ。」
「、、、な、、、」
「そうかそうか、、お前、学校楽しいのか、、、それじゃ、もっと楽しませてやるよッ!」
ドガッ!
「ハッハッハッ!そういやお前、朝泥で洗ってたよなぁ。そんなに泥が好きなら、、、。」
「こうしてやるよッ!」
ガッ!
頭を抑えられ、泥だらけの池の中に顔を押し付けられた。
「ガボッ!ゴボゴボ!ゲボ!ガバ!」
「アッハッハ!
なんて言ってんのか、分かんねーwww。」
ザバー!
「ブハァ!、、、ハァ、、ハァ、、」
グイッ!
「!」
もう一度、顔を押し付けられた。
ゴボゴボと口の中から息が漏れる
(くっ、、苦しいッ!、、、誰か、、)
助けを求めても、自分を助けてくれる人はいない。
「ハァー、ヒュー、ハァー、、ゲホッ!ゴホッ!」
「アッハッハッハッハッハ!ヒィーヒッヒッヒッヒッ!相変わらず、お前は面白いなぁ!」
「お前みたいなクズ、さっさと死ねよ。」
「そうだそうだ!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
ガッ!グリグリ、、、
手を足で、押さえつけられた。
「お前のババアも死んじまえ。」
ハッ、、、?貴様、、、今、、、なんつった、、、?僕の、、僕の、、、おばさんに、、、今、、、なんつった、、、?
ゆ、、、許さん、、、許さん、、、許さないッ!
プッツンッ!
「アッハッハ、、、ハッ?なんだお前のその髪、恐怖で真っ白になっち待ったのか?フフッ相変わらず、お前は面白いn、、、」
ガッ!
「、、、、、、、、。」
「なっ!?おいッ!?何するk、、」
グイッ!ガンッ!グシャッ!
「!?、、、フヒィ!?ゲッ!?」
僕は、そいつの髪を掴んで何度も、池の周りのコンクリートに顔を叩きつけた。
ガンッ!グシャッ!ガンッ!ガンッ!グシャッ!、、
「、、、、ぶ、、、。」
そいつは最後に汚い言葉を残して、動かなくなった。顔は原型をとどめていなかった。舌は口から出っ放しで、歯は何本も折れていた。
ギロッ!
「、、、、ヒッ、、。」
他のやつらの方を向く。完全にビビっている。
まぁ、それでも僕は、、、
キサマラヲユルサナイ
ヒタヒタと足音を立てて、近づく。
「あ、、、う、、、く、、来るな、、。」
「一対一なら、、いじめじゃない、、、。」
「、、、、は?」
ヒュッ!ズドッ!
「な、、、、う、、、、、、く、、、。」
もう一発
ズドッ!ブシャッ!
「、、、、あ、、、、、、、、お、、、。」
僕の拳はそいつの腹を貫通していた。
血が辺り一面に飛び散る。
ズル、、、ドシャ、、、、。
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
他の四人は逃げ出した。
ニガサナイ
ヒュッ、、、、タン、、。
「ヒィッ!お前、、、どうやって、、、。」
「な、、、こ、、、、この野郎ッ!」
ガンッ!
そいつのパンチが僕の顔に当たる
全然、痛くないけど。
「へ、、、へへ、、、、どうだ。」
ヒュッ!
カウンターのように、僕のパンチをやつの顔に伸ばした。
シャパァンッ!
ブシャッ!
「、、、、、、。」
そいつの顔は、吹っ飛んだ。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
フタリ、、、ニゲタ、、、、、。
ズル、、、、
ヒュッ!
ズドッ!ドスッ!
「ウワアアアア!?」
「あ、、、ガァ、、、、、グ。」
僕は、ちょっと驚いた。なんせ自分のお尻の近くから尻尾が生えたんだから。でも、別に構わない。
だって、僕はなぜか、この尻尾を扱えるんだから。
ズキュン!ズキュン!ズキュン!
「あ、、、、。」
それが、あいつらの最後の言葉だった。僕の尻尾はあいつらの養分とかを吸い尽くしていた。
後ろを振り返ると、白骨死体が二つあった。
「あ、、、、あ、、、、。」
一人、取り残された。
右斜め方向に、、、逃げる。
そう思ったら、本当にその方向に逃げた。
もちろん、先回りする。
「う、、、な、、なん、、、、?」
どうしてだろう。こいつの考えてることが、手に取るようにわかる。
「あ、、、あ、、ヒィ!どうか!どうか!お許し下さいッ!二度と、、、二度といじめませんッ!あなたのゆうことなら、なんでも聞きますッ!だから、、、だから、、許してッ!お願いいたしますッ!」
「、、、、、ヤダ、、、。」
「え、、、?」
ヒュッ、パァンッ!
僕の平手打ちが、そいつの頭を吹っ飛ばした。
首から上が無くなり、静かになった。
ああ、僕はこれを望んでいたのに。
どうして、こうなってしまったのだろう。
帰ろう、、、。荷物を持って、、、、、、
家に帰ろう、、、。
「ただいま、、、。」
返事を無い
「?ただいまッ!」
返事が無い
「おばさんッ!?」
返事が無い
そして、僕は見つけた。
床に倒れる、おばさんを。
彼女は、いつも言っていた。
強くなれと。
僕は、この力を、自分が幸福になるために、
使うと決めた。
遠くで、サイレンの音がする。
その音から逃げるように、一匹の怪物は走り出した。
自らの名を捨て、
『ななしさん』
と名乗って。
あとがき
オリキャラの小説です。
初投稿です。要望がたくさんくれば、続編書くかも。
みんなも、いじめダメ。絶対。
感想、意見、アドバイスなど、いただければ幸いです。