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Re☆vival  作者: リバイバル推進プロジェクト
4/12

だって、未来は変えられるから

合理的?冷血漢?何でもござれ。

不幸な生き方をしない、前を向いて歩く。

それを貫こうと決めたのですよ。

「過去と他人は変えられない。

しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる。」


この格言をのたもうたのは

かの有名な心理学者 エリック・バーンである。


これを聞いたのは大学の講義だったかな、

何年(否、ウン十年)経った現在でも私の座右の銘になっている。



ミボウジーンになってから

いろいろな変化があった。


まず、職場は私を根っからの三十路独女扱いし始めた。


そういえば職場復帰してから間も無く

左手の薬指に引っ掛けていたものは外してしまった。


誰かに

「書類上は独身なので」

とか言われたのがきっかけだったと思う。


それを聞いて

何となく過去に縛られるのが面倒になってしまったのである。


確かに何年もパートナーをしていた人が

居なくなってしまって何も感じなかった訳ではない。


でも今生では二度と会うこともないその人に縛られて、

果たして私は楽しいのか?


と自問した答えはNoだった。


そうして外したリングのない指を見てなのか、

はたまた皆が天然なのか、


職場での私の立ち位置はいつしか


仕事に勤しむ三十路独女


となっていったのである。


次に友人について。


近しい友人は職場と似たような反応をした。


しかし何人かから言われたので真意は分かっている。

実は皆、心底は心配してくれているようだ。

あったかいね。

お気遣い、とてもありがたい。



周囲の反応はともあれ、

変えられない過去を嘆く術を持たない私には


思い出の中で生きる

…なんて選択肢が存在しなかった。


そりゃあね。


側から見たら

相当な冷血漢に映るかもしれないけれど


詮なきことなのです。


変えられない過去をセンチに考えるのって

ものすごく不毛で、

それ故にストレスが溜まるのです。


何たって

ライフイベントのストレス(ホームズ&レイ)において「配偶者の死」というものは100点満点中の100点なのだ。


如何に図太い私でも

ダメージノーカンな訳、ないのです。


そんな、ただでさえストレスなのに

さらに傷口に塩を塗るようなドMなんて

何処にいるのでしょうか。


少なくとも

苦しいのとか痛いのはノーサンキュー!

な私は違う。


だからね。


気持ちの切り替え、早っ!

とかではないのです。


敢えて早くしているのです。


Yet, life goes on.

変えられる未来を少しでも楽しくしたい。


ビートルズだって歌っているもの。

Life is very short, and there's no time〜.


まあ、これはこの件に限らず私の生き方そのものな訳で。


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