なろうコン用あらすじ
なろうコン用のあらすじになります。簡単に言うとネタバレしかありませんので気を付けてください。
人と人に姿の似た亜人がいる世界。昔人と亜人は戦争をしていたが、ユウシャが現れ亜人の王、マオウを倒し人と亜人を分けるように大陸を二つに分ける壁が出現した。
それから約千年。人と僅かに亜人が存在する西側でルーリーノと言う青い目をした魔導師の少女が、東側へと行くためにキピウムを訪れていた。そこで黒髪に黒眼のかつてのユウシャの子孫で現ユウシャのニルと出会う。ニルは復活するというマオウを倒すために東へ向かおうとしており、ルーリーノはニルと一緒に旅をすることになった。
壁を越えるため、かつてのユウシャが作った遺跡を巡る途中で訪れた町でニルは人に奴隷として扱われる亜人、そして生まれる事すら許されない人と亜人のハーフ半亜人の存在を知る。そこでニルは話を聞くために亜人奴隷を買い、一通り話を聞かせて貰った礼に何か願いはないかと尋ねたところ自分を殺してほしいと言われる。それが願ならばとその亜人を手にかけたニルは、今の世界に対して疑問を持つ。
それからニルはマオウを倒すためではなくマオウと話し合い亜人が普通に生きていける世界を作るために東に行くことを決意する。
最後の遺跡にてニルたちはユウシャが別の世界から来た存在であることを知る。その後訪れたルーリーノの故郷の村でルーリーノが半亜人であることが明らかになる。ニルの前から消えようとするルーリーノを引き留めた所で、西側で戦争が始まったことが伝えられた。二人は戦争もできないような混乱を引き起こし、西側を後にする。
東側で対面したマオウはかつてのユウシャの一人であり、二人に自分を殺すように言う。しかし同時にマオウを殺すと次のマオウはルーリーノであり、マオウになると人に対する憎しみが増幅し人と争うとも言う。それを聞いて迷っているニルにルーリーノが自分がマオウになると伝え、しばしの猶予の後に東の王が入れ替わることが決まった。