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名無しのエース  作者: 慎之介
二章
12/82

 山中で死闘を演じた省吾は、軍専属の病院で眠りについている。その省吾とは違い、日本特区にいる司令官や事務官達は目を血走らせながら、労働にいそしんでいた。彼等は、情報の隠ぺいや操作といった、聞こえの悪い仕事を進めている。だが、目的は超能力者を育てる特区を守り、世界平和を維持する事であり、悪意は一切ない。


 実労働に参加していない彼等だが、余裕があるわけではない。人員配置から弾薬の補給等、全ての下準備をする彼等は、兵士や生徒達同様にファントムの襲ってきた一週間を不眠不休で対応してきた。命の危険が少なかった代償だと自分達にいい聞かせた彼等は、現在も机にかじりついて職務に励んでいる。


 そんな彼等が抱えた大きな問題の一つである、生徒からの情報流出には良い意味で予想外な事が発生し、解決策が立てられつつあった。気を失ったセカンドの生徒が数人目覚め、医者の問診により、山中に入ってからの記憶が残っていない事が分かったのだ。


 研究所の人間は、それを敵の精神攻撃による副作用であり、一時的なものかは分からないと判断を保留した。だが、一時的にでも敵勢力の記憶が生徒達から消えていれば、情報操作の時間が稼げる事務官達には朗報である。さらに、ファーストを含めた生徒達の予定が、ファントム達の襲ってきた一週間で狂っているのも、司令官達の助けになっていた。


 PSI学園のファーストとセカンドの生徒は超能力者であり、一般の生徒とは違い、報酬を受け取る等の優遇を受けている。しかし、生徒であることに変わりはない。学生の本分が学業である以上、出撃などで削られた学習の時間は、放課後の補習や休日返上で補てんされなければいけない。


 つまり、一般の生徒が十二月二十五日から一月十日までを、冬休みとして満喫できるのに対して、ファーストやセカンドの生徒は、その期間を補習授業で潰されなければいけなくなっているのだ。生徒達から不満が噴き出さないように、冬休み全てを補習にあてはしないが、特区内から自宅へ帰省する予定の生徒を足止めはできる。


 超能力者の子供を持つ親は、事務官達の作った学園からの通知メールでその事を知っており、多少の不満は出ても疑問は感じないだろう。それにより、生徒達と口裏を合わせる時間が十分に稼ぎ出せると、軍司令部は計算した。そして、隠しようもないほどの真実を知った綾香は、自分から軍属になるといっており、事務官達の負担が減った。


 しかし、一つの出来事にはコインの裏表のように、いい事だけではなく嫌でも悪い事がついてくる事が多い。


「奴らの本命は、こっちだったか……」


「はい。囮だったようですね」


 女性の補佐官から報告を受けた司令官が、勘弁してほしいと言わんばかりに顔をしかめ、国連のトップ達へ連絡を入れる。


 省吾達が山中で戦っている間に敵の能力者達は、学園と研究所に侵入していたのだ。そして、超能力者の情報を、根こそぎ破壊していた。機械の知識が敵には十分すぎるほどあるらしく、コンピューターのパスワードを読み取りデータを内部的に消すだけに留まらず、ハードディスクを物理的に壊す等の完璧な破壊をやってのけていた。


 安全だと考えられていた特区の研究所には、マードックが責任者を務める研究所本部と同等の情報だけでなく、各特区にしかない情報もある。今回の件で、日本特区の超能力研究所は、金額を算出する事が難しい程の被害を受けた。


「はぁ……。頭が痛いわね」


 司令官からの報告を受けたフランソアは、通信を終えて溜息をついた。そして、座っていた椅子の背もたれに、上半身の重みを預ける。同じ部屋で報告を受けていたコリントが、それを見て含みのある笑顔を浮かべた。


「な? 俺の言った通り、利益優先でよかったろ?」


「でも、日本特区は大赤字よ」


 考えのあるコリントは、笑顔を崩さない。


「他の特区から回せばいいんだって。裏工作と建前作りは、俺がやってやるよ」


 金銭面や裏工作で、フランソアはコリントに敵わない。それを知っているフランソアは、不本意を表情に出しながらもうなずいた。


「まずい事があれば、俺の首を切ればいいんだ。まぁ、任せとけって」


 軽い口を叩いたコリントは、フランソアに手をふりながら部屋を出る。そして、裏工作を始める為に、ポケットから自分の携帯電話を取り出した。


「おう! 俺だ。またちっと働いてもらうぞ」


 コリント自身は、自分を悪役だと思っている。だが、自分の行っている事が平和の為に欠かせない、必要悪だとはあまり意識していないようだ。そして、フランソアが不本意なのは裏工作をする事ではなく、汚れ役をコリントに任せ過ぎている部分だと気が付いていない。


 災害と戦争の苦しみをともに歩いたフランソア達には、他人では分からない深い結びつきが出来ているのだ。


「指令。今、病院から連絡が入りました」


 フランソアに報告を終えた日本特区司令官に、補佐官とは違う女性事務官が駆け寄る。そして、頭痛の種を増やした。


「神山彰……。中尉のクラスメイトか。超能力も、最高レベル……」


「はい。彼には兵士として戦った過去があり、サイコガードを使用していたようです。現在、外部との連絡は遮断させています」


 しわが何本も出来るほど、司令官は強く目蓋を閉じた。そして、記憶の消えていない彰の対策方法を考える。


「彼を軍属に戻すのは、どうでしょうか?」


「未成年を強制的にか? ばれたら、さらに叩かれるかも知れんが……。どうしたものかな」


 二日ほど睡眠をとっていない司令官は、それ以外にも新たに出た問題で頭を抱え、充血した目で三日目の眠れない夜を過ごした。


 山中で死闘を繰り広げた翌日の早朝、病院のソファーで一夜を過ごした堀井は、彼らしからぬ事を上官に口走っていた。


「よかったと思っています。そして、失礼なのだと理解していますが、一つよろしいですか?」


……ぬう?


「貴方は化け物ですか?」


 一夜にして集中治療室を抜けるだけでなく、起き上がるまでに回復した省吾を見て、堀井は自分の常識が崩壊しつつあるようだ。


 二十一世紀になったからといって、医学や文明は飛躍的な発展を遂げていない。災害により失われた技術も多く、二十世紀終盤とさほど変わらないレベルだろう。


 だが、患者となった超能力者は常人と違う点があり、その医療レベルが関係ない部分にこそ、省吾の回復した理由があるのかもしれない。その違う点とは、回復力や免疫力などを含め、一般人よりも超能力者は自然治癒力が高いのだ。


……なるほど、化け物か。


「人には、いって良い事と悪い事があるそうです。その言葉は、日本語の不得意な俺からしても、不適切だと思いますよ」


 省吾の代わらない言葉と態度に、喜びを感じつつもめまいを覚えた堀井は、窓から空を見る。堀井のいった意見の方が一般的であり、省吾の返答はやはりどこかずれているのだろう。


 自然治癒能力の優れた超能力者も、人間であることには変わりない。超能力者である成人男性も二リットルほど血を抜けば、死ななくても瀕死といえる状態にはなるだろう。そして、腕や足を擦りむけば、かさぶたが出来るのは少しだけ早いが、目に見えた違いはそれほどない。


 しかし、省吾はまともには動けないと思えた経過時間で、トイレに行き、食事をとれるほど回復して見せた。不適切かもしれないが、堀井の言葉に間違いはないだろう。省吾が縫った傷口の激痛に、やせ我慢をしているのだと気が付けるほど、堀井は敏感ではないようだ。


「ああっ! 駄目ですよ! 寝てないと!」


 病院内にある売店へ行っていた綾香は、病室に入り上半身を起こした省吾を見て駆け寄った。


……病院内で大きな声の方が、駄目だと思うがなぁ。


「ほら、まだ痛いんでしょう? 寝ててください。私がお手伝いしますから」


 堀井と違い、敏感な綾香は省吾が時折目を細めている事に、気が付いているらしい。省吾の両肩を優しく押した綾香は、そのまま相手を寝かせる。


「ご要望通り、パックに入った飲み物。買ってきましたよ。どれがいいですか? 井上君?」


 ストローまで刺そうとした綾香から、省吾は素早く飲み物を奪い取る。


「自分で出来るから……。高梨さんは、余裕があるうちに軍拠点で、正式な入隊手続きをしてくるべきだ」


「大丈夫です」


……何が?


 命の恩人を看護するという名目で、省吾の病室を離れない綾香の本心を、堀井は知っているようだ。そして、自由を奪われた省吾の嫌がる顔も、照れではなく本心だと分かっている。


「あ、先生。井上君には、私が付いています」


……ストップだ! 兵長!


 出て行けと笑顔で圧力を出す綾香と、絶対に出て行くなと鋭い眼光で睨む上官を前に、堀井は椅子に座り無言で空を見つめる。堀井が窓越しに見たクリスマスの空は、残念な事に雲で太陽が隠され、薄暗い。それに影響されたかも知れない堀井の心も、どんどん暗くなっていく。


「井上君! 私が!」


「本当に、自分で出来るから! 痛っ!」


 目覚めていると聞き、省吾がいる病室の戸を開こうとした日本特区司令官は、聞き耳を立てていた。そして、室内から聞こえる若い男女の声で、扉を開くのを止めた。


「指令? よろしいのですか?」


「私の勘だが、二人だけの空間に今入るべきではない。後回しだ」


 まるで道端の小石のように気配を消して喋らない堀井のせいもあり、司令官は勘違いをしたようだ。誰よりも病室に誰かが入ってきてほしい省吾は、司令官のそのいらぬ世話を知らない。そして、堀井が綾香の積極性に驚きをこえて、引いているとは気が付かない。ただ、傷の痛みに耐えて綾香と戦う。


「病院の会議室を借りています」


「分かった」


 彰と綾香以外のセカンドクラス生徒が集められた病院の会議室へ、司令官自らが向かう。そして、記憶の戻らない生徒達に、事務官と研究員達が寝ずに考えた説明を開始する。司令官は、山でのファントム殲滅作戦が成功した事を最初に伝え、頭を下げた。しかし、真相を正直に話すつもりではない。


 司令官は作戦に参加した者全員が疲れており、戦闘中に一人の生徒が過労で倒れたと説明する。そして、その生徒から作為的ではないテレパシーが伝わり、共鳴する様に皆が倒れてしまったのだと、嘘を教えた。司令官自ら、生徒に負担をかけた事と、犯人探しをしないでほしいと頭を下げる事で、その嘘に真実味を持たせたのだ。


 更に失敗が許されない司令官は、戦いの前後はテレパシーの影響で、幻覚を見たかもしれないと、記憶の戻った場合を考えたフォローも、さりげなく済ませてしまう。汚い方法かもしれないが、特区を守る為には、泥をかぶる覚悟も司令官にはあるようだ。そして、明るみにでた場合の罰も覚悟しているのかもしれない。


「では、次は……」


 生徒達から拍手で受け入れられた司令官は、会議室を出ると次の現場へ急いだ。眠っていた彰が目を覚ましたと、事務官が小走りに知らせにきたのだ。


「失礼するよ。君が、神山……神山彰君だね?」


 怪我もなく、閉じ込められてすることもない彰は、ベッドでぼんやりとしていた。


「確か、特区の……」


 司令官は彰にも事務官達が考えた専用の偽情報を教えて、情報漏えい対策を行う。司令官は彰に対して先程の生徒達と違い、敵が侵入してしまった事を隠さなかった。だが、敵の高レベル能力者についてや、既にかなりの敵が特区に入り込んでいる事は伏せた。


「今回、一台のトラックが点検中で手薄になったゲートを、突破してしまったんだ」


 もっともらしい説明をする司令官に、彰はベッドに座ったままだが、神妙な顔でうなずいた。


「こちらのミスだ。謝っても謝りきれるものではない。だが、この事を世間に隠さねば、特区は続けられない。ひいては、超能力者育成が遅れ、人類がさらに奴らの犠牲になってしまう」


「分かります。俺は、喋りません」


 省吾と見比べるとまだまだだが、彰は自分なりの敬礼を司令官に見せた。自分も元兵士であり、国連軍の一員だと彰はいいたいのだろう。


「すまない。恩に着よう。今後は気を付ける。それから、この部屋の出入りは今から自由だ」


 彰と握手を交わした司令官は、年下である彰に頭をさげて病室を出た。勿論、それは演技であり、本心かどうかは微妙だといえるだろう。権利だけでなく義務のある日本特区司令官は、太さのある神経と覚悟が無ければ務まらないのかも知れない。


「お疲れ様です、指令」


 女性の補佐官から缶コーヒーと濡れタオルを差し出された司令官は、病院の消毒液臭いロビーにあるソファーでぐったりとしていた。


「こちらで担当したリア・グリーンも、納得してくれました」


 二日前に目を覚ましたリアも、軟禁状態で同じ病院にいる。セカンドであるリアを失わない為に、女性から話すべきだと考えた補佐官は、前日に上司へ提案していた。そして、彰の対応を司令官がしている間に、その補佐官自身がリアの対応を行ったのだ。


 ルークが詐欺師だったと、補佐官はリアに説明した。警ら中の警官が、リアの首を絞めたルークを捕らえて、既に投獄されているとも説明した。補佐官は、特区内の情報は高く売れると疑いようのない嘘を伝え、リアの気持ちが女として分かる為、特別対応で済ませると慰めた。


 その特別対応とは、リアに軍の手足になれという事だった。軍からの情報はリアに与えないが、軍から生徒について調べてほしい場合に、無条件で従う事でリアは学園に残れる。反逆罪に対して、かなり軽い罰だ。泣きながらベッドの上で補佐官に頭を下げたリアが、それを命の恩人でもあるクラスメイトからの温情だと、知る事はないだろう。


 失恋と補佐官からだと勘違いした暖かさで、リアは泣き続けた。そのリアが、ルークを殺したのが省吾だと知れば、どうなるだろうと考える補佐官の思考はどんどん冷めていく。


「そうか……取り敢えず、一段落だな。中尉に声を掛けて、帰らせてもらうぞ。流石にもう、倒れてしまう」


 補佐官からの報告を受けた司令官は、そのままふらふらと省吾のいる病室へと向かった。


……くそぅ! まずいぞ! 殺される!


「じゅ……中尉ぃぃ! 俺、この店で食事して、この歓楽街で!」


「馬鹿か! 中尉! この店です! 特区の後輩からの情報です! こっちの店の方がサービスいいそうです!」


 一晩で省吾同様に回復した特務部隊員達は、省吾の部屋に詰めかけていた。そして、歓迎会の場所をそれぞれが主張し、ベッドになだれかかっている。


「やめっ! やめてください! 井上君困ってます!」


「日本に来たら、日本の女性と仲良くなるべきだろうがぁ!」


「だから、お前は浅いってんだよぉぉ! ね? 中尉も賛成してくれますよね?」


 ベッドを、特務部隊員達がゆする振動による痛みで、省吾の顔からは脂汗が噴き出す。


「生の魚なんて、食えるか!」


「日本は、これが普通なんだよ!」


……ああ、まずい。本当に痛い。これは、かなりまずいレベルだ。


「准尉……じゃなくて、中尉! こいつにいってやって下さいよ!」


「駄目ですってばぁ! 井上君! この人達止めてくださいぃ!」


……殺される。戦友に殺される。


 病室から聞こえる声で、入っていいと判断したらしい司令官は、賑わう病室へと笑顔で入った。


「私も出席したいものだな……中尉は……ん? 本当に、大丈夫なのか?」


……殺される。


 いつの間にかぐったりとしている省吾を見て、司令官だけでなくその場にいた全員が、青ざめた。そして、医者を呼び、看護士数人から説教をされる。その光景も省吾がいなければ実現しなかったと考える綾香は、怒られながらも熱いものを感じて微かに笑っていた。


 半時間後、残るといった綾香を堀井に寮まで無理やり送り届けさせた省吾は、病室で眠りについた。その眠りを、安らかとは言い難いだろう。部屋は適温に保たれているが、傷の痛みと発熱により省吾の寝顔は、苦しそうに見える。その省吾の額には大粒の汗が滲み出し、寝苦しさから掛布団を腕で跳ね除けた。


……マーク。


 徐々に眠りの浅くなった省吾は、夢を見る。幼かった頃の夢だ。省吾がその夢を見るのは、自身でも幾度目か覚えていない。悪夢ではないが、繰り返し同じ夢を見るのだ。


 省吾にとって、イギリス人男性マークと過ごした時間は、何よりも大切な宝物であり、夢でももう一度マークに会えることが嬉しいようだ。省吾の寝顔から、苦しみが和らいでいく。


「いいか? 男ってのは、強いもんだ。だから、泣いたりしねぇ。苦しくても笑うもんだ」


 ある日、友人から借りたビデオを自宅へ持って帰ったマークは、それを省吾と観賞した。


……マーク。俺はまだ弱い。まだ、上手く笑えない。


 省吾と二人でガンアクションの映画を見終えたマークは、映画の中で仲間を守り、笑いながら死んでいった主人公を見て自分の考えを語った。


「理解しない奴もいる。だが! これが、最高にクールなんだ。この意味が分かるか?」


 省吾を一人の人間として扱ったマークは、目の前にいる少年がまだ一桁の年数しか生きていない事を忘れていたらしい。


「分からねぇか? まぁ、あれだな。そのうち、お前にも分かる日がくる。それまでに、強くなっておけよ。そして、大事な人達を守るんだ」


 夢の中でまで、死んでいったジャックやタイラーの事を思い出した省吾は、弱い自分に顔をしかめる。


……俺はまだ弱い。でも、貴方に恥じない生き方をして見せる。見ててくれ。


 自分を責め、ふさぎ込みそうだった省吾は、もうこの世にいない親と呼べる恩人に向かって、それも何度目になるか分からない誓いを口にする。そして、夢の中にいる省吾の目は、再び仲間達から陰で英雄や伝説と呼ばれる、強さを取り戻していく。


「絶対だぞ? 楽しみにしているからな」


 まるでその省吾に返事をするように過去のマークは笑うと、夢の中から消えた。魂の存在を省吾は信じていないが、マークの魂が本当にあるのならば、省吾を守っているのだろう。


 病室で寝息を落ち着かせた省吾の体は、主の意思に応える様に、急激といえる速度でダメージを回復させていく。

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