彼らの日々(初デートのとりつけ)
俺は昨日買った愛理へのプレゼントを机の引き出しにしまい学校へ向かった。
夏休みまで後2日教室や学校全体まで夏色ムード一色になっていた。俺もこの流れに乗りたいが不安があり乗り切れずにいた。<夏休み>
その言葉には少し苦い思い出があった。
昔まだ尚人がまだ小学生の時。夏休み中のある日に事故にあっているのだ。今は昔みたいな過ちを侵すことは無いに等しいがその事がトラウマになりこの時期になると必ず不安に狩られるのだ。
しかも今は愛理という彼女がいる。この炎天下の中で彼女を守れるのかも不安の1つ。
このような事を考えてるだけでも胃が痛くなるのに夏休み中の宿題もどっさりと出てくる。
今年の夏は忙しくなりそうだ。
先生の話が終わり授業に移り変わっても俺の不安は途切れなかった。-----
全ての授業が終わり放課後になった。俺は愛理に一緒に帰ろうと誘おうとして彼女を探しているのだが見つからない。
「どこにいるんだろう?」学校を探し回っていると腐れ縁の健太郎にあった。
「健太郎〜!」
「んっ?あぁ尚人かどうした?」
「それが愛理が見つからないんだよ…。
どこにいるかわかるか?」俺は少し焦りをみせはじめていた。
「あぁ。笹原か」
「なんか知ってるのか!」 「いやぁ。知ってるもなにも今日笹原休みだろ」
「・・・・・・え?」
俺の体に虚脱感が襲ってきた。
「お前またあの事を考えていたのか?」
「えっ…いや その」
俺は言葉に詰まった。健太郎が言うあの事と言うのは先程話した事故の話だ。
「はぁ・・・」
健太郎はため息をついた。
「その調子だとなんで笹原が休んだかわからなさそうだな」
「ぐっ!」
健太郎は俺の事を何でもお見通しだった。
「いいか?良く聞けよ。笹原は今日体の定期検診と祖母の命日が重なったため学校を休んだんだ!」
健太郎はそう言った。まさに俺を敵視するように。「まぁそうゆうなって」 俺は彼をなだめるように言った。
「まぁ良いが久々に一緒に帰るか」
健太郎が提案してきた。 「OK! 帰るか!」
俺は健太郎と学校出て家への帰路へついた。
-----健太郎と別れ家に着いた俺はリビングへ行きお茶を飲み自分の部屋へ向かおうとしたが後ろから声がした。
「あら、帰ってたの」
母だった。
「今な」
俺は素っ気ない態度で言った。
「そう、母さん今から買い物いってくるから留守番よろしく」
「あぁ」
母は返事を聞くとリビングを出て家を出た。
俺はうるさい母が出掛けた後に部屋へ行きベッドに横たわった。
「あぁ。暇だなぁ」
俺は家に居ても特にやることはなくいつも通りに部屋でゴロゴロしてようと思っていたが 愛理を探していた時の疲れがどっと出てきて俺はいつしか眠りについた。
「〜〜〜♪」
「んっんんん!」
俺は携帯の受信したら鳴るメロディーで目を覚ました。
一体どれくらいの時間がたっただろう。
そう思って時計を見ると時間は6時を回っていた。
「ずいぶん寝たな」
今日は五時間授業だったので帰ってきたのが3時前なので裕に三時間は眠っていた。
そう考えながら携帯を開くとそこには愛理からのメールだった。
「うわぁ!」
俺は飛び起きた。愛理からのメールはきたことがなくいつも俺からメールをしていた。それが日常のだった。
俺は寝起きな体を叩き起こし携帯の画面を見た。 「急にごめんなさい。夏休みに入った次の週って空いてますか?」
彼女のメールは堅苦しく画面越しでも緊張感が伝わってくる。
俺はこうかえした。
「大丈夫、大丈夫。
夏休みに入った次の週ね?空いてるよ!どうかした?」と俺は返した。
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俺が返してから10分後やっと返ってきた。
「はい!
えーと
その週の水曜日にお出かけしませんか?」
と返ってきた俺は「わかったよ」と返信してメールを終わらせた。
その数分後俺はその喜びが込み上げてきた。
「これは、俗にようデートと言うのものじゃないのか!うぉぉ!よっしゃあ!」
俺がはしゃいでると。
「うるさい!起きてるならご飯食べて片付かないから!」
と母からの一喝
「はい」
俺は素直に返事をしてしたえ降りていった。
こうしては俺は愛理とのデートの約束を取り付けた!