彼らの日々(デート2)
進行が遅くてすいません
時刻は11時を少し過ぎていた。行く宛も決めずに歩いていると少し大きめのデパートを見つけた。
「わぁ!大きいデパート!」
愛理は興奮俺に抱き着くように体を密着してきた 「おっ、おい愛理!」
「んっ?」
「その〜、いけない物が腕に当たっ・・・・・なっなんでもない!」
「???」
愛理は不思議そうにこちらを見ていた。こいつはどこか抜けている。
「まぁ良い、入ってみるか?」
「えっ?」
「お前入ったこと無さそうだったからさ嫌ならいいんだ」
「いや、いやじゃないよ!?でも良いの?他に行きたい所は無いの?」
「俺は別に無いよ、と言うより俺は愛理が行きたい所ならどこでも良いんだ」「え〜と、じゃあお言葉に甘えて」
愛理はそう言って下を向いた。
俺は少し鼻で笑ってデパートへ向かって歩き出した。
「あ!待ってよ尚人!」
愛理は後ろから走ってきて俺の腕に抱きつきそのまま歩き出した。
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「うわぁ!ひろ〜い
あっ!あれなんだろ?尚人!あっち行こ!!」
「お、おい愛理!あんまりはしゃぐな」
愛理ははしゃいでデパートの奥へ走って行く。
俺は愛理を追いかけて走るが見失ってしまった。 「ったく、はしゃぎすぎだ本当……。しゃあね探すか」
俺は愛理の行きそうな所へ向かう事にした。
このデパートは西館、東館に分かれていて西館は主に食品や婦人服を売っていて東館は主に映画やゲームセンター等があり子供達が遊ぶには持ってこいだ。
「ゲーセンに行ってみるか」
愛理ははしゃいでいるし服はあまり見ないだろうと予測して俺はゲーセンに向かった。