第一 プロローグ+告白直前
「遂に手術は明日かぁ」
「うん。何か心配なんだぁ」
「大丈夫。俺が付いてるから」
「うん。ありがとう 尚人。」
あぁ。 心配はいらない、君の為なら何だってするよ」
なぜいきなりこのような話からかと言うとこの話は、俺と彼女との出会いから彼女の病気の手術後までをつづった話だからだ。
「あっ、申し遅れましたこの話を書かしてもらいそして主人公の俺こと高山尚人と申します。
皆様を感動させるような話を書きたいと思います。 では俺の書く彼女の為に出来ること、ご覧ください。」
中学校三年の春俺はある人に恋をしていた。
その子の名は笹原愛理。中学校二年生で同じクラスになった人だ。
俺はその子に一目惚れだった。まぁ世の中の男なら絶対にそうなるなぜか、なぜなら彼女は成績優秀で容姿端麗なのだ。
だかなぜだか彼女は孤立しがちなのだその理由は 体が悪いとゆう理由なのだ。ただそれだけで彼女はクラスから孤立していたのだ。
なぜそれだけで? と思う人はいるかも知れない。確かに端からみたらなぜ?ってなるだろう。
だが彼女を自分のクラスの人だと考えてみてくれ。
遊びに誘っても
「ごめんなさい 無理です」今日誰々の誕生日パーティーをするから来ない?と聞いても
「ごめんなさい 今日は用事があって」等
毎回のように言われてみてくれ。
いやにならないか?
どうせ誘っても来ないじゃんと、はぶかれてしまう。
クラスの皆は彼女の病院通いを知っている。
だがそれを知っていてもクラスの皆は彼女をはぶいてしまう。
それでも
俺は彼女の事を気にしていた。
そして
三年の春、夏休みに入る前に俺はある決断を下した。それは彼女に告白することだった。
そして
告白当日。
俺は彼女を体育館裏に呼び出した。
「ちょっと良いか?笹原。」
「はい、なんでしょうか。」
「あのさ、笹原にようがあるから放課後体育館裏に来てくれないかな?」
俺は昼休みなのもあってクラスの皆に聞かれないように言った。
「はい、別に構いませんよ。」
と彼女は不思議そうな顔で答えた。
「ありがとう。じゃ また放課後」と僕はいってその場を後にした。
そして昼休みが終わり。
五時間目が終わり。
六時間目が終わった。
ついに約束の放課後になった。
僕は彼女の体が心配なので先に行って待ってようと急ぎ足で待ち合わせの体育館裏に向かった。
「よし、この分なら彼女を待たせなくてすむぞ」
と僕は呟き足を少し早めた。
そして待ち合わせの場所体育館裏に着く手前の角で俺は唖然とした。
なぜならもうそこには彼女がもじもじしながら待っていたのだ。
「なぜだ
HRが終わり間もなくして飛び出たってのに」
はっ
そうか来る途中で先生に呼び止められている間に。
と俺が一人考えている間に
「あの、高山君ですよね?こんな所で何をしているんですか?」
と不意に声をかけられた。
その相手はまさに告白の相手の笹原愛理だった。