番外編 お酒と気球と香辛料と 後編
また・・・・長く。
ジョンさんの治療を受けた後、横たえられた三人の寝顔は穏やかだった。規則正しい胸の動きを見て、スグルはだいぶ安心した。
「あの薬は役に立ったか?」
「怖いぐらい効きましたよ。正直ジョンさんからもらった薬ががなかったら、危なかったかも」
「・・・・・・そうか」
瞑目するように瞼を伏せた横顔からは何も読み取れない。
―――相変わらずとっつきにくい人だなぁ。
あの怪植物に油断して、三人を危険な目に合わせたのは自分の責任だったので、彼らの治療を手際良く片付けてくれたジョンさんには感謝をしている。なにより、強力な除草剤のおかげで助かったようなものだ。
割と真面目に和解しようとしていたのは棚に上げておく。
触手《つる》の先っぽはかなり固く、直撃を受けたら金属バットを振りまわす程度の威力があったように思う。そして、その連続して振るわれるツル攻撃は普通の人には明らかに危険なレベルだった。
助けた三人に打撲が少なかったのは幸いといえるだろう。
と、ここまで考えてスグルは思い出した。
「あの・・・・・・あの除草剤?って人体に影響とか・・・・・有ったり無かったりしないですよ・・・・ね?」
「気にするな、寿命が半分ぐらいになるだけだから」
スグル仰天。
「うおぇええええええぇ!!?」
悲鳴を挙げながらがくがく震える。
それはもう、諤諤である。
死ぬのに比べたらマシとは言え、あまりにも酷すぎる。
しかし老人はあっさりと、
「嘘だ」
ほっと胸を撫で下ろす。
まぁ、冷静になって考えてみれば、そんなに危険なものなら取り扱い上の注意として口に出して言ってくれるだろう・・・・・・しかし、寿命が縮んでもおかしくない効力だったなぁと思い、
「ホントに寿命縮みませんよね?」
軽い気持ちで再び訊ねる。
するとなぜかわざとらしく視線を逸らす老人。
「縮みませんよ・・・・・ねぇ?」
「・・・・・ふっ」
え・・・・・・まじ?
「ちょ、ちょいちょい待った・・・・・・副作用ぅアリですか!?」
テンパってだいぶ口調がおかしくなる。
「ううう嘘ですよねッ!嘘じゃないなら、こっちも嘘つきますよ!?いいいっいいんですかっ!?」
・・・・・・支離滅裂とはこの事である。
まぁ、彼も命が掛かっている。
微妙に本気・・・・・・・いや、99・9%ぐらい本気のようだ。
スグルは必死に目を合わそうと彼の周りをぐるぐると廻る。
端から見ると大変間抜けだが、最終的には肩に掴みかかり、揺さぶりながら追求する。
「いいいい言って下さいっ!!つか、吐け!吐くんだっ!!吐かないと・・・・ブヘッ!!?」
「しつこいわっ」
結局は杖でしこたま頭を殴られて、追求を諦めた。
(―――バッチリ、薬を浴びてしまったのに・・・・・・・・・・・・まだ死にたくは、ないぃぃぃっ!!)
人の悪い笑みを浮かべるジョン氏に叫ぶ人状態のスグルは、最後まで気付かなかった。
森は鬱蒼と、鳥の鳴き声が空しく響くのみである。
+++ +++ +++ +++
助け出した三人組を無事に病院に搬送した後、スグルはジョン氏の診療所に戻ってきた。
交通の便は最悪だが、アクアレイアの外れに在るこの診療所は薬草集めなどには最適だとはここの主の弁。
表には『Rod of Asklepious』の看板。
医療関係の意味なのか・・・・・・明確には判別できないけれど、ローマ字で書かれているところを見ると、英語読みなのかもしれない。
アクレピウスの杖とかそんな感じの・・・・・・そのローマ字表記の隣にはヘビの杖のような紋章が彫られていたから、当たらずとも遠からずなんじゃないかと思う。
ま、それはいいとして診療所の内装について触れておこうと思う。
白を基調とした部屋にベットが三つ並べられていて、しっかりとした清潔感に溢れている。その様子は少しどころかほとんど俺が知っている病院と変わらない。
棚にはアルコール漬けの根っこやら、“マンドラゴラン”という謎のラベルが貼られた薬瓶、薬包紙に包まれた色とりどりの粉達―――その点だけみれば錬金術士《アルケミスト》っぽい気もするけど、実感として一番感じたのは進んでいると言った感じ・・・・・・。
薬草なんかを扱うから、もっと前時代的なものを想像していたのだけど、全然そんな事はなくて、すごく馴染み深い。
よく小説の中だと魔法の存在のせいで、科学的な発展が遅れるっていう話になったりするけど、実例として異世界を体験するとそれは机上の空論に過ぎないと分かる。
さて、なぜこんな事を考えていたのかと言うと・・・・・、
(―――目の前の人が黙り込んでいるから、手持ち無沙汰なのです)
「おい」
「ひゃっぽいっ!?」
なんか変な声が出た!?
「そいつはでかくて赤い花が咲いてたんだな?」
「あっ、はい」
目の前の老人が黙りこんだのは、診療所で一息ついて、襲われた怪植物について細かく話をしていたときである。薬草を専門にしているのだから、植物系のモンスターについても知っているかと思ったのだが案の定だったようだ。
「そいつはフラワーヘッド・バイツだな」
白いヒゲをゆっくり撫でるように引っ張る。
無意識の動作なのか、そこはかとなくダンディズムを感じさせる所作である。
「フラワーヘッド・バイツ・・・・・・有名なモンスターなんですか?」
「有名ねぇ・・・・・・ワシには関係ない事じゃな」
「そんな・・・・・・もったいぶらずに教えて下さいよ」
ジョン氏は嫌そうな顔をしながらも教えてくれた。
「ふん、こいつは花の中から甘い臭いのする酒を造って、その臭いにつられて来た獲物を捕らえて食べる。そんで、消化液で溶かすんだが・・・・・・溶かしきれずに残った骨やらを舌の上で転がす。実際に舌があるかどうかは知らんが、食った後、獲物の薄くなった頭蓋骨をバリバリと噛み砕くんで、そんな名前になったらしい」
答えになっていないんですが・・・・・・かなり危険なヤツだっていうのは分かったかな。
「ちなみにその危険度とかは・・・・・?」
「知るか。さっきから質問ばかりしてるが、おまえみたいな命知らずの方が良く知ってるんじゃないのか?」
いや、知らないから聞いてるんだけど・・・・・。
そんな不満そうな考えが顔に出ていたのか、ジョン氏は鼻を鳴らすと付け加えた。
「ふん、Dくらいじゃろ。もっとも、B弱ぐらいになるときもあるみたいだがな」
なんだかんだでイイ人だ。
しかし、
「なぜにランクアップ?」
わざとらしくため息を一つつく。
「はぁ・・・・・・・・フラワーヘッド・バイツの繁殖期が危険度が高いんだ」
「繁殖期・・・・・・」
「捕まえた獲物をわざと逃がす。逃げられたと思って安心した獲物の体には実は・・・・・・種が植え付けられている。その種が芽を吹くと宿主の体を食い破って、根を下ろすんだとよ。だから、ヤツの根の下には最初の犠牲者の骨が・・・・・・」
「うわぁ!!いや、もう十分です!!ホントに!!」
「なんだ?もういいのか?」
悪魔のような笑みを老人は浮かべている。
さすがに想像の埒外だった。
蜂には別の種類の蜂に卵を植えつける種類話は聞いたことがあるけれど、それに優るとも劣らない嫌悪感だ。
(・・・・・・一歩間違えば、自分もその食物連鎖の糧になっていたかと思うと・・・・・・あれ?)
「大丈夫だ。助けた三人組には種は産み付けられていなかったぞ。安心しろ」
この老人が巧妙なところは繁殖期ではないという事を指摘するのではなく、あえて産み付けられて無いと強調したところだった。
「あのぉー・・・・・・俺も診察してもらえます?」
「金取るぞ」
Oh、Noーーーー!!悪魔やーーーー!!
泣く泣く、三百ユンロというスグルにとっての大金を差し出すと、鼻を鳴らして一言。
「除草剤引っ被ったんだから、大丈夫だ」
「詐欺だ!!」
詐欺でした。
彼手製の除草剤は人体に無害だと知っても、全く喜べ無いスグルであった。
*** *** *** ***
散々弄ばれたものの、得るものも確かにあった。
それが、風属性治療魔法《ヒールウィンドゥ》。
主に外傷を治療する際に用いられる魔法で、習得率次第では複数人数を遠隔から治療できるという優秀かつ使い勝手の良いものだった。
スグルは早速、その習った魔法をアレンジして、詠唱時間の短縮に成功した。
他にも、赤芭根ノニ・紫ウコン・カモミールなど各種薬草の効力を抽出した薬や、ジョン印の眠気予防の塗り薬、そしてあの忌まわしき除草剤も貰った。
薬草の取り扱いについては、数十ページのメモをありがたく頂戴した。
残念というか言わざるべきか、毒草については誤まって飲んでしまった時の対処法と処方する薬のリストを渡されただけに留まり、毒草を有効活用する手ほどきまでは受けなかった。
当り前の事ではあるが、微妙に残念に思われた。
なにせ、
(―――あの人、影で絶対悪い事やってるよな)
密かにそう思うぐらいには医者らしく無い人であった。
(―――それはともかく、お食事~お食事~!)
ルンルン気分で帰るスグルの背を窓から見送り、ジョン氏は苦い思いで背後を振り帰る。
「これでお前さんの望む結果になったのかね?」
「局長の命ですから」
「・・・・・・わしは冒険者という人種が嫌いだ。わしから息子を奪ったのは冒険者じゃからな」
「・・・・・・」
「・・・・・・ふん、こんな事してる位なんだから、お前さんも知っておるじゃろう」
彼女は頭を振り、否定の意を示す。
「たとえ、冒険者が息子さんに剣を与えたのだとしても、冒険者全てが悪いわけでは無いはずです」
「・・・・・・・・娘さんや、頭では分かっていても割り切れない事があるもんなんじゃよ。この歳になれば、それは尚の事じゃ。ロイスの奴が心配してくれてるのは知っとる。じゃが、放っておいてくれまいか」
「失礼しました」
青い髪を揺らしながら、フィオはその場を後にした。
自分の力量は把握しているつもりだ。
除草剤一つ取っても、モンスターの部位を回収できないというデメリットを除けば、人体にも影響が出ない最高の薬だ。冒険や探索を生業とするギルドが自分の腕を欲しがるのは理解できる。
息子が死んだのは冒険者の所為では無い。
これも明確に言える。
なぜなら、息子は冒険者として死んだのではなく、戦争によって殺されたのだから。
しかし、力を振りかざす場を与えてしまったのは冒険者ギルドだ。その考えは抑えようにも抑えられない。
盟友であるロイスの頼みでなければ、こんな仕事は受けないだろう。心の何処かで、息子とのつながりを断てない自分がいる事は否定できないが、浅木優という冒険者に会って思った。
「お前さんは何を以って、戦うんじゃろうな」
冒険者と医者は相容れないと考え、人の命を救う事の難しさを知っているが故に思う。
「人を助けられるなら、冒険者などというゴロツキ商売をせんでも良かろうに」
ロイスの企み通りになっているようで、どうにも面白くなかった。
+++ +++ +++ +++
「すごい」
「うふふふ・・・・・・・そうだろ?」
まるで自分の事のように嬉しそうにするリアを横目に、頷く。
「確かにこれはすごい」
絶景だった。
アクアレイアの景色が一望できる。最高の特等席。
気球船である。
商業都市の広大なネオンライトとは違うかもしれないが、空が暗くなった時間帯でも、灯りが絶えないのは流石と言うべきだった。そのおかげで、星の輝きが水面に映るように、きらきらと装飾品を散りばめたような美しい景色と相成っていた。
「そして、なぜかバーカウンター」
「ああ、すまない。酒はだめだったかな?」
「いや、だめじゃないんだけど、こうすごい違和感?」
お空の旅で食事、想像してなかったがここまではいい。
むしろイイ。
最高と言える。
バーカウンター。
これもいい。
問題無い。
普段、ヘタレと呼ばれているスグルだったが、酒は強かった。
ザルどころか、タルと呼ばれるぐらいには強い。
本人的には酔えないのは酔えないなりに悩みがあるのだが、家庭の事情もありめっぽうお酒に強いため問題は無かった。
しかし、
「似合わねぇ」
バーにバーテンダーと思しきドワーフ。
「似合うなぁ」
バーにエルフ。
雰囲気のある赤茶のライトに照らされるリア。
白皙の美貌が5割増で美しく映える。観客だったら、指笛を“ヒューヒュー”と鳴らしたいぐらいマッチングしているが、ところがどっこい隣に座っているものだから心臓がうるさい。
カウンターの向こうに目を向けるとドワーフ。
ジョン氏も、白ヒゲが良く似合っていたが、こちらには敵うまい。
本家ヒゲ親父である。
分厚い手でグラスを拭く動作はスグルの目から見ても、年季の入った堂々とした動作だし、黒と白のスーツも思ったより着こなしている。
しかし、しかしだ。
(―――せ、背が絶望的に足りないっ!!うぷぷぷぷぷぷぷっ!!)
皆さんご存知の通り、ドワーフは鍛冶、建築技術に優れた種族である。背が低く、ずんぐりむっくりしていて、バトルアックスを振り回す姿はお馴染みといえるのでは無いだろうか?
総じてヒゲもじゃで、陽気でずぼら。しかし、手先は器用。
そんなドワーフだから、バーテンダーをやっていてもそれほど違和感は無い。手先が器用で繊細な力加減が必要とされるバーテンダーになる資格は十分に満たしているかに見える。
ところが、彼らの身長はカウンターの届くか届かないかだ。
そうすると、必然的に・・・・・・、
「踏み台が必要と・・・・・・・ぷっ」
「礼儀のなってない奴を連れてきたな、嬢ちゃん」
低い声で歴戦の勇士を彷彿する声音、
「しかし、その実態は・・・・・・・ぷっ」
「・・・・・・」
「スグルもそのくらいにしとかないか」
明らかな怒気を振り撒くドワーフに慌てて、間に入るリア。
視線を下に向けるとまた笑ってしまいそうなのを堪え、リアに尋ねる。
「ちょっと意外、エルフとドワーフってあまり仲が良いって聞いた事無いから」
「この人はドワーフの中でも、変わり者だから」
バーテンダーの主人はリアの言葉には答えず、ボトルをメジャーカップに傾けるとシェーカーに移し、流しに使ったメジャーカップを捨てると今度は別のお酒を他のメジャーカップで測り、シェーカーに流しこむ。
思わず感心するほど、慣れた動作だ。
氷を札で空中から取り出すとストレーナーをかぶせ、トップに静かに指を乗せる。
すっと胸の高さでシェーカーを構えると、特有の“シャカシャカ、シャカシャカ”という氷とお酒が擦れる音が響く。
数多の酒と香辛料を操るその姿は魔術師のようだ。
「なるほど、リアが誘った意味が判るよ」
「気球船の航空テストを兼ねて、軽い軽食店みたいなものをやってるんだ。野暮ったい実験は外でやってくれてるからな。伝手とお金を出せば、最高のレストランなんだここは」
「うん、百万ドルの夜景ってやつだね」
「そうだな」
気球船の内部は外から見て分かりづらいのだが、それにしても広い。
疎らにテーブルが数個あるだけで、大分広く使っている。
スグルとリアはバーカウンターに直接座り、カウンター越しに広がるガラス越しの夜景を楽しんでいた。
「・・・・・・アクアレイア」
その言葉と共に出されたのは透き通るブルーのカクテルだった。
カクテルグラスの中央にはペーパーミントがちょこんと乗せてあり、ある意味らしいといえばらしいカクテルだった。
「いただきます」
厳かな気分になる。
眼下に広がる街、その名を冠するカクテルを口にするのだから。
「美味しい」
口から出たのは自然な賞賛の言葉。
ふわりと広がる甘味と口当たりの爽やかさ。くどくないそれは食前酒として最高かもしれない。
酒飲みというわけではないが、スグルは好きな味だった。
腰を折る背の低い(文字通り)店主とにこにことするリアに挟まれて、少し場違いなとこにいる気がする。
「注文良いですか?」
「どうぞ」
「・・・・・・スレッジ・ハンマー」
「かしこまりました」
にやっと口の端が笑ったのはジョークが通じた共犯者の笑いかだろうか。
「スレッジ・ハンマー?」
「大きなハンマーって意味、割と辛口のカクテルかな」
「ふ、ふーん・・・・・・わ、私もそれを・・・・・頼む」
「かしこまりました」
「あっ、じゃあ・・・・・・リアの分はライムジュース多めで、シロップもたっぷりでお願いします」
「こ、子供扱いするな、同じで良い」
「う、リアがそう言うならそれで良いけど、酔わないでね?」
「・・・・・・」
ドワーフの主人が笑いを堪えているように見えるのは気のせいと思っておこう。
自分がリードするつもりだったのか、予想外にスグルが慣れた風なのを見て、リアが動揺している気がする。
~~~40分後~~~
「ううぅ・・・・・・・くてっ?」
「あーあ、酔っ払っちゃって」
白い肌を赤く染めて、耳まで真っ赤にしたリアはなかなか扇情的だけど、酔っ払いにはまともに付き合わない事にしてるスグルは、黙ってグラスを傾けた。
少ない客の話し声とわずかに聞こえる気球船の羽根斬り音、穏やかでかけがえのない時間。
「驚いたな」
グラスを拭く手を止め、口を開いたのはドワーフの店主。
「えっと・・・・・・」
「グラッツだ」
「グラッツさんは何に驚いてるんですか?」
「この娘っこが人前で酔っ払った姿を見せるなんて・・・・・・な。おもしろいものを見せてもらった礼だ、もう一杯飲んでいけ」
そう告げると、再び手際良く冷やしたグラスを並べると、バースプーンでステアを始めた。
(―――酔っ払った姿ね)
30分間隔で離着陸を繰り返す気球船からリアを背負って下りると、すっかり暗くなった夜道を歩き出した。
火照った身体と背中に当たる二つのふくらみ。緑の流れる髪からは酒とは別の柑橘系の香りが漂う。
煩悩を打ち払い独り言。
「・・・・・・いつまでも、こんな時間が続けば良いのにね」
ドワーフやエルフと人の間には寿命という大きな壁が存在する。
その物理的な隔たりは魔法ですら解決できるものではない。
すでにスグルはその結果を見ている。
いつまでもリアの側に居る訳にはいかないし、居る事は出来ない。
それは遠くない未来に側に居る事が出来なくなるのを、予見していたのかもしれない。
そこで突然、背中から聞こえる声。
「スグルの背中」
「えっ?」
聞かれた!?
「安心するんだ・・・・・・・不思議と」
そう言うと、再び、すぅと寝息を立て始めるリア。
わずかに開かれた琥珀の瞳に縫い止められ、胸の芯が痛んだ。
(―――きっと、弟に接する感じで居るんだろうな。けど・・・・・・)
・・・・・・傍に居たいと思うのは間違った事なんだろうか?
どうも、すずかぜです。
意外にも、お酒に強いスグル君でした。本当はもっと書きたい事があったんだけど、長くなるのでだいぶ削りました・・・・・・3話構成にするとなぜか長くなるんだよなぁ・・・・・不思議です。
タイトルから気がついた人もいるかと思いますが、内容はともかく題は多少意識したところがあります。まぁ、関係無いと言えばそれまでです。書いてから私も気がついたので。
さて、ようやくと言うべきか、ここまで来ました。次話はもとの時系列に戻ります。おそらく、ここからが本当に面白くなるとこだと思います。
応援していただければありがたいです。
ではでは、ごゆるりと