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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

200文字の苦悩

作者: 藤咲一

なんだか、流行しているみたいなので、私も試しに書いてみました。

賑やかしです。

はい。言い訳お終い。

私の両手は、血ぬられている。

真紅に染まり、湯気を立てる。

耳の奥にざわめきがこびり付き、喉の奥が震えた。


私は人を殺した。


言い訳はしない。この事実は変わらないから……

銀の刃物で腹を裂き、広げ、中を覗いた。

それが原因で、彼女は死んだ。


“死”。


それに触れる。初めての事ではない。

だが、慣れない。

何人の命を奪った事だろう。

何人の命を救えなかったのだろう。


「先生、赤ちゃんは無事です!」


何故私は、万能でないのだ!


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― 新着の感想 ―
[一言] なんだかたった二百文字だけなのに、幾重にも物語が浮かんできました。それが読者を感傷的にさせる。率直に言えばグロいと言うより、悲しかったですねえ。
[一言] こういうのもいいなあと思います。 ちょっとブラックというかシニカルというか。 ミスリードでかつ職業倫理的な苦悩を描いたショートショートですね。 レッドヘリングを捨てて、この事件を医師として…
[一言] こんばんは^^ 藤咲さんが書こうとしたことは200文字では厳しいでしょうね。 でもこれはこれで良いと思いますよ。 母体を救えなかった医者の苦悩は十分に表現できていると思います。
2010/03/01 00:40 退会済み
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