200文字の苦悩
なんだか、流行しているみたいなので、私も試しに書いてみました。
賑やかしです。
はい。言い訳お終い。
私の両手は、血ぬられている。
真紅に染まり、湯気を立てる。
耳の奥にざわめきがこびり付き、喉の奥が震えた。
私は人を殺した。
言い訳はしない。この事実は変わらないから……
銀の刃物で腹を裂き、広げ、中を覗いた。
それが原因で、彼女は死んだ。
“死”。
それに触れる。初めての事ではない。
だが、慣れない。
何人の命を奪った事だろう。
何人の命を救えなかったのだろう。
「先生、赤ちゃんは無事です!」
何故私は、万能でないのだ!