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人型兵器で戦う世界。
地球の敵となった月国の月面軍は、元は地球合同軍の月面方面軍。ライト・シューマッハ大佐が率いる青年将校の大部分がクーデターに参加。月に本社を置く軍事メーカー『ルナティック社』の資金面、装備面での支援があったとか・・・
大気圏を飛行する宇宙巡洋艦アレックスコード(スターム社製・・・本社は核テロで人が住めなくなったニューヨークからコネチカットに移転している)はネバダ基地に、スコルピオンXの追加装備を受け取りに、向かっていた。
「攻撃か?」
ブリッジにもどった女性艦長代理が聞いた。
「支援要請です!降下カプセルが6個、だそうです」
と、答えたのは本作品の主人公ナナミ君好みのかわいい胸が大きい通信担当であった。
「人型兵器が6機!2個小隊投入か・・・51地区の18番格納庫が狙いか‼」
「敵の機体は大量量産機『モブ』だそうです!」
「月の企業が作業用とか言って作ってたのか!固定武装(20ミリ機関砲など)は無いが・・・パイロットに出撃準備させろ」
宇宙巡洋艦アレックスコード内格納庫。
「やっぱりヤだー」
金色(Mサイズのはこの色しかなかった)のパイロットスーツを着せられたナナミは、スコルピオンXに乗るのを拒否していた。
「しょうがないわね」
ヒロイン・マルチナが、
「1機撃墜したらハグしてあげる。2機でキス。3機でBまでOK。全滅させたら朝までいっしょ、よ」