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カノジョ(仮)  作者: GTM
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20

 人型兵器で戦う世界。

 トーキョー(二ホンのまちがい)のシズオカという街を目指す宇宙巡洋艦アレックスコード。全長333メートル、全高41メートル、全幅78メートル。地球合同軍初の核融合炉2基搭載。

 深夜だというのに・・・

 

「ナーナーミ君」

 と、呼んでもナナミの部屋のドアが開かないので、

(ピンポーン)

 をマルチナは連打した。

 ほどなくドアがあいて、

「マルチナさん・・・」

 たたき起こされたナナミは眠い目をこすりながら、 

「こんな時間に男の子の部屋に来ちゃだめだよ」

「そうだけど・・・服着て。いつも真っ(まっぱ)で寝てるの?」

「パジャマ無いから。中に入る?」

「変なことしないでね。相談があるから」

 Fカップの美少女兵士は、ドアをしめさせないようにして、

「パイロットは個室でいいわね。一般兵は4人部屋なの。あたし、2段ベッドの下なの。他の子もいびきをかくわ、歯ぎしり、寝言。もう眠れなくて。で、あなたのお部屋で」

「ベッドひとつだよ」

「わかってる・・・その前にミルクティー飲みたい。カフェに行く途中に自動販売機あったでしょ」

「ミルクティーか。ボクが好きになる子はミルクティー飲む子多かった。牛乳で大きくなるのかな?胸が」

「ホットでもアイスでもいいから、お・ね・が・い」

「ナナミ、行ってきまーす」


 ほどなく、

(宇宙巡洋艦だから宇宙用の飲むゼリーみたいなのしかなかった)

 部屋のドアのピンポーンをいくら鳴らしても、

「マルチナさん、あけてー」 

 ナナミ君は、まんまと部屋を強奪されたのであった。

 








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