第4話スチールの過去と夢前編
お詫び事編集では直せないミスがあったので元あったやつは消して再投稿しました
初の前編と後編に分かれました
見ていってね
第4話スチールの過去と夢前編
これはスチールの10年前のお話
「なぁ兄ちゃん何処に行くんだ?」
僕には兄が居たその名はメタル・モーター
「今日はちょと家の修理をしてくるよ」
モーター兄ちゃんは何でも屋だった
「分かったよ」
「あっスチール、これやるよ」
兄ちゃんは僕にボロボロの紙を渡してきたんだでもこれが僕が強くなるための始まりだったんだ
「これは?」
「宝の地図らしいぞ依頼が終わった時お礼でもらったんだ」
「探しに行ってもいい?」
「おう、もちろん気つけろよ」
「うん!!」
数時間
「これを持っていってあとこれも」
僕は目を輝かせながら持っていくものを選んだ
「これでよしさぁ行くぞ」
宝の地図には村はずれの場所にバツ印が書かれていた、森の中では自分の足音が聞こえるくらい静かだった
「薄暗いな」
僕がそう呟いてからしばらく歩いた頃だろうかバツ印の所までやってきた、そこには小さくたたずむ遺跡があったそこの小包に手を伸ばすスチール
「お宝はこれかな」
僕はワクワクしながらその小包を開けたらそこには
「何これ?石?」
変化系の鋼の石が入っていた
「なんだ石かならいーらないと」
と石を捨てる時に腕に虫が止まった潰そうと手の平に石を乗せたまま虫を叩こうとしたが虫にはそのまま逃げられて腕を叩いた音でパン!と言ったふと腕を見ると石が腕に埋まっていた
「何これ石が埋まっちゃた」
あ然としているスチールそこに…
「グァ」
ボス級ゴブリンがやってきた
「うわぁゴブリンだ、でもこのくらい」
僕はゴブリンと舐めてかかり突っ込むこの時から子供の中でも強い部類に入る強さだったのででは負けるはずがないと思っていた
「ガァー!」
ゴブリンは思いっきり殴ってきた
(あっ、殺される…)
カキン!!ととてつもなく大きな音がした
「う、ってあれ生きてる…」
(でも流石にもう一発食らったらやばいんじゃ)
「シャアアア」
ゴブリンが両手を振り上げて拳を振り落とす
僕は死を覚悟していたその時
横から誰かがやってきて
「間に合ったようだな大丈夫か?お前」
彼の見た目灰色の髪黒い瞳に鍛えられた体で腰には剣が携わされていた
「あ、あっ」
「ガァ」
「普通に倒すのもいいが折角なら、お前に俺のとっておきを見せてやるよ」
彼は両手に力を溜め始めた
「グ?」
すると手にエネルギー弾が溜め始められた
「お前にこの剣は勿体ねぇ」
「破烈波」
彼はそう言いながら飛び上がり両手に貯めたエネルギー弾を合体させてゴブリン放つ
「なんなんだあの光線は…」
それは敵に一直線に向かう破壊の光線となった
「ガァウワァー」
叫び声をあげ
ゴブリンは跡形もなく消え去った
「こんなもんかな、大丈夫か?お前」
彼は僕に手を伸ばした
「凄いよ…どうやったの!!」
「そんな事知ってどうする」
「あれやってみたい!!」
僕はその時目を輝かせながらそう言った
「お前にはまだ早いかもな」
「それでも教えて!」
彼は考える
「今のお前には無理だな」
「そんな…」
その時その人は僕の腕を見て言った
「いやもしかしたら…できるかもな」
「本当!!」
「でも覚えるには俺の所で修行しないとな…」
(まぁこいつにそんな度胸があるわけが…)
「…やる、」
「俺の修行は過酷だぞそれに付いてこられるのか?」
「うん」
「それに耐えられる自身ががあるならいいぞ付いてこい俺の名はステンレス剣士だがお前に稽古をつけてやるよ」
「僕はスチール」
彼の僕を見る目はなぜだか輝いていた
第4話スチールの過去と夢前編
かめさです後編を楽しみに待っていてくださいね