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ご褒美なのか、詰みなのか

ゴールデンウィークってなんですか?

「ルカ様はおられますか!」


なんか扉の向こうが騒がしい。


朝早くにルカは外の物音で目が覚める。

昨日は長いテーブルで1人大勢に囲まれて食事をとり浴場で冷や汗を流して何人寝れるんだって位のベッドがある部屋に案内されする事も無いので大人しく寝たルカだった。


「ルカ様はご就寝中です。何人たりともルカ様が出てくるまで入室の許可はで…」

「あのー…」

「勝手に声を出したのは誰…ルカ様!!失礼しました!どうか!どうか!非礼をお許しください!!私にはまだ産まれたばかりの三つ子がおり、どうか寛大な処置を!!」


「黙れ黙れ!ルカ様がお前なんかにご慈悲を掛けるなんて勿体ない!こやつを打ち首に処すのだ!」


いやいや!

ちょっと間違えただけじゃないか!

それで打ち首って酷すぎやしないか! 

って、お前誰だよ!!


小太りで派手なオッサンが引き連れてきたゴリゴリマッチョな側近達に指示を出す。


「待ってください!別にそれくらい気にしてませんから打ち首なんてやめて下さい!」


「…???。ルカ様?…ご気分でも悪いのですか?」


貴方のせいで朝から気分が悪くなりそうでしたよ。

なんて思ったが言葉を飲むルカ。


「とりあえず私は大丈夫ですから。その人を離してくれませんか?」

「…。ルカ様が仰るなら。その者を解放しろ」


ルカは話の通じる相手でよかったと胸を撫で下ろした。


「まさか…あの冷徹非道のルカ様が…」

「何かいいましたか?」

「いえいえ。とんでもない」

「すみませんが…あなたはどなたですか??」


ルカはオッサンに尋ねる。


「私の事もお忘になってしまったのですか!?私はルカ様を誰よりも尊敬し、これまで数々のお世話をさせて頂いた王政内務大臣を任せられておりますターブラ・オサンで御座います。思い出して頂けたでしょうか?」

「…いえ。すみません」

「それは残念ですが仕方ありません。とは言え今後とも宜しくお願い致します。ルカ様」

「こちらこそ宜しくお願い致します」

「それと突然の訪問をお許しください。ルカ様が帰って来られたと聞いて飛んできたわけですが…」

「はい」

「今回も大変良いものが手に入ったので是非ルカ様へと思いまして」

「はぁ…」

「こっちに来い!さっ、こちらをどうぞ」


ルカの目の前に出された者は。

首に鉄の首輪をはめられ手首を重そうな鎖で繋がれた美女だった。


「ご存分に気がすむまでご使用下さい。…それとコレも是非…」


ターブラは袖から何やら小さな包みを出してルカのポケットに忍ばせお辞儀をして帰っていった。


「ルカ様!寛大な処置を!」

「もーいいですから!あれぐらいで私はあなたをどうこうしようとは思わないので頭を上げて下さい!」


土下座する兵士をルカは許した。


「ありがとうございます!ありがとうございます!この御恩は一生忘れません!ありがとうございます!」

「もーいいですから!とりあえずあの方達を何処かに連れて行ってください!!」


「「はっ!!」」


「オラ!お前ら!さっさと歩け!斬り殺されたいのか!!」

「……」


どーなってんだよ、このルカって子の周りは…。


「ハァー…」


ルカは深いため息をつく。


「あ、あのー…私はこれから何をしたら…」

「あっ。えーと…」


ルカと美女2人が取り残された。


「と、とりあえず…立ち話もなんなので中でお茶でも?」

「はい…」


美女は俯き泣きそうな目をしながら頷いた。


ルカは部屋に美女をいれ椅子を引き座るようにエスコートする。


「では、こちらっ!!」


ルカは振り返り驚いた。


「初めてですが誠心誠意尽くさせて…」

「いやいやいや!!何してるんですか!!」


美女は来ていた薄手の布をとり全裸になって立っていた。

大事なとこは何故か太陽の光が隠していたので見えはしなかったが。


「服!服を来て下さい!」

「い、いいのですか?」

「いいですからとりあえず服を!」


美女はルカの言われるまま服を着直す。


「なんなんですかまったく…」

「大臣の方に最初が肝心だと…」

「なんのですか!」

「それは…」


皆まで話さなくても流石にわかる。

ルカは察した。


「とりあえずこちらに座ってお茶でも」

「そんな事は私が」

「もーいいからそこに座って下さい!」


ルカは少し大きな声を出した。

すると美女は身体を震わせ今にも泣きそうになった。


「あっ、いえ、すみません!別に怒っている訳ではないので…すみません」

「えっ、なんでルカ様がお謝りになるのですか!?」

「びっくりさせたかなっと思いまして」

「…」


ルカは美女を座らせたはいいがこの部屋にお茶何てない事に気がついた。


「…すみません。誘っておいて申し訳ないのですがお茶が…」


「失礼します!」


突然扉が開き銀の台車に置かれた紅茶セットが届けられた。


「はやっ!」

「失礼しました。ご存分にお楽しを」


何をだよ、ってわかってる。

わかってるけどしないからな!


「せっかくなので冷めないうちにどうぞ」

「ありがとう…ございます」


ルカも椅子に座り一緒に紅茶を飲んだ。

そこから数分無言が続く。


何話せばいいのー?

無言とか辛いんだけど。

と言うか首輪と鎖がジャラジャラしてうるさいけどどーやってはずすの!

あっ!


ルカはターブラから渡された物を取り出す。


もしかしてコレが鍵なんじゃ!

違った。

包まれていたのは薬みたいなのが5ツブだけ。

何コレ?


それをみた美女は立ち上がりまた服を脱ぎ出す。


「ちょっと何してるんですか!痴女ですか!痴女なんですか!?」

「えっ。その薬を飲まれると言う事は…するのだと思い準備をしようと…違うのですか?」

「違う!断じて違う!!」

「では何故それを?」

「コレ?コレは何??貴方はしっているのですか?」

「はい…それは、その…男性の…そのアレを元気にする物で…」


つまりはバイアグラかよ!!

いるか!こんな物!!

私はまだ子供だぞ!!

あのオッサンなにしてくれてんだ!!


ルカは薬を床に叩きつけた。


「ルカ様!どうなされたのですか!?私が粗相を…」

「すみません。取り乱しました」


美女は口に手を当てクスクスと笑った。


何か笑ってくれたのでルカも愛想笑いをしてみた。


「す、すみません、けしてルカ様を笑った訳ではないのです!ただ、聞いていた印象と全然違ったので」


私はどんな印象を持たれていたんだろーか?


「先に言っておきますけどしませんから」

「いいのですか?その為の私はなのですが」

「いいんです!」

「そうですよね、人間でない私なんか…」


???

人間じゃないのあなた?


「えーと、自己紹介が遅れましたが私は森人族のエマ・ノールテサエト・アーネス・ハ・アマンダイクスエロ・ミュナンテ・イマルナ・ターナントイクス・ホォンデール・ソヤフチカローネ・ジ・ダイキャスト・ハヤ・ネサリイカテリーヌ、と申します」


「…え?」


長い!長い!長い!

突然そんな長文みたいな名前言われても覚えられる訳がない!

この世界はそんな長い名前方々が多数いらっしゃるんですか!


「えーと…。ちなみに友人や家族からはなんて呼ばれていたのですか?」

「アネースと呼ばれていました」


そこが名前なの?

てっきりエマだと思ったんだけど!


「それではアネースさんと呼ばせて頂きますけど宜しいでしょうか」

「ありがとうございます…」


ありがとう?

お礼の意味はルカには分からなかった。


「とりあえず…。どうしましょうか?」

「私ならいつでも」


はい、そーゆ意味じゃありません。



しばらく連休には縁がありません。


嘘つきな猫です。


皆様の暇つぶしになればと思います。

金銭面での寄付なんかしてあげられたら良いのですが私にはそんな余裕がなくありきたりの頑張って下さいと言葉を投げかけるだけしか出来ない自分が歯痒いです。

ブックマや評価なんてどうでも良いのでステイホームの5分でも時間を潰して頂けたら幸いです。

コロナが1日でも早く鎮静化する事をここよりねがっています。

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