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加油站の妄想紙芝居(笑)楽しんでいただければ幸いですm(_ _)m

僕の名前は森田 裕一郎、高校生です。

僕は自分で言うのもなんですが、おとなしく目立たない性格です…

僕には趣味があります。

それは漫画を描く事。

漫画を描いてる時は無心になれる。

時が過ぎるのを忘れて、夜中まで描いてる事もしばしば…

今は同人誌なんかを描いてますが、目指すところは漫画家。

好きな漫画を描いて暮らせれば本望…

まあ早い話、オタクと呼ばれる人です。

学校での友達も、やっぱり同じ人種。


そんな僕が、不思議な女の子と出会ったわけで…






夕飯を済ませ、お風呂に入った後、僕は漫画の続きを描こうと自分の部屋に行った。

僕の部屋は二階。トントンっと階段を駆け上がり、部屋のドアを開けた。


ガチャ!


「!?」


バタン!



誰かいる…

女の子だったけど…鎧着てなかった?


ガチャ…



「おい」

見つかった!?

「さっきから何をこそこそしている…入ってこい」

恐る恐る中に入ると、古代人のような格好の女の人が立っていた。

見た目は僕と同じくらいの歳に見える。

腰まで伸ばした、漆黒の黒髪が風になびいてる様は、なぜか神々しい。

「…こ…ここ、僕の部屋なんですけど…どっから入ってきたんですか!?」

「窓が開いている家が、ここしかなかったのでな」

窓から?泥棒ではなさそうだけど…

「キミは…だ…誰?」

「わしか?…わしの名は月夜見」

「つ…きよみ?」

月夜見って確か、日本書紀に出てくる月の神様だよね…でも、男だったはずじゃ…

「…何をじろじろ見ている…わしも名乗ったのだ。お前も名を名乗れ」

「…森田…裕一郎です」

「裕一郎…か」

今度は月夜見が僕を見る…綺麗で可愛らしいんだけど、僕を見る目は冷たくて鋭い。

「…あの…」

「何だ?」

「つ…月夜見みたいな神が、何でここに?」

「だから、窓が開いている家がここしか…」

「そうじゃなくて…なぜ下界に?」

「…上から見てるのに飽きたんだ」

「は?」

「下界は何千年の間に色々変わったからな。わしは一度、降りてきてみたかったのだ」

話を聞いてる間、僕の心の中に、ある思いが…ホントに本物?

「おい、お前」

「は、はい!」

「その目…わしを疑っておるだろ?」

「え…まあ…」

「…見ていろ」

そう言うと、月夜見は開いてる窓から外に飛び出した。

「ちょ!?ちょっと!?」

急いで窓に駆け寄り外を見ると、窓の外に月夜見がいた…けど…

「う…浮いてる!」

「どうだ」

また窓から入ってくる月夜見。

「これで信じたか?」

僕は言葉が出ず、頷くしか出来なかった。

「…よし!では、しばらく世話になるぞ」

「ええ!?」

「ここで出会ったのも何かの縁だ…な?よろしく頼むぞ」

その時、月夜見が初めて見せた笑顔を見て、思わず

「は…はい!」

と返事をしてしまった…


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