1/7
覚悟しなさい (">ω<)っ)) ①
短編版の続きですゞ(´Д`q汗)+・.
「アンタは藤田斗真≪ふじたとうま≫!!」
「君は…ええと…」
「まさか私の事覚えてない…とか?」
「もしかして!!マリ…ちゃん…?」
「はい?」
「残念!違ったかぁ。ほら、ドラマとかアニメだと初恋の相手が美人の高 校生になってある日突然目の前にみたいなさ!でね、マリちゃんっての は幼稚園の時家が隣で…っておわッッ!!」
左、左、右。彼女の拳が僕の顔面めがけて飛び込んでくる。
「すごいパンチ!フットワークもなかなか…」
「って全部かわしてんじゃん!!私は白石咲菜≪しらいしさくな≫。ほ ら、白石道場の!」
「白石道場?」
「まだとぼけるつもり!?小学校の卒業式の日私はアンタに…」
キーンコーンカーンコーン。少しトーンダウンした彼女の声をチャイムの音がかき消す。
「復帰早々遅刻はまずいからひとまずこれで。用があるなら放課後アメフ ト部の部室に来るといい。」
「ちょっと逃げる気!?待ちなさいよ!!」
せっかくあれこれ考えた教室登場プランも活用には至らず、彼女に追われて僕は慌てて教室に滑り込んだ。