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ミッション達成率120%越えの暗殺者は、灰かぶりの悪逆王女(優しい)を、今日も殺せない  作者: 初美陽一


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第11話 アサシン・メイド、悪逆王女の命に迫る――!(※シャロ視点)

 アタシはシャロ=コールデット、国一番ではないけれど、恐るべき暗殺者。


 今まさに、悪逆王女として国中に名の知れている、ミルフェ=エラ=マギアを暗殺するために忍び込んでいるわ――()()()()()()()()ね!


「フッ、アタシのあまりにも冴えた計画性が怖い……人手不足なのか何なのか、トントン拍子でここまでこぎ着けたし。こういう方向性の暗殺もあるのね……盲点だったわ……!」


 そういえば他のメイドさん、こんなこと言ってたわね。


『悪逆って有名な王女様の給仕きゅうじなんて……怖いわ……』

『間違えて機嫌でも損ねたら、どんな罰を受けるか……』

『食事を運んでも、目も合わせられないのよね……恐ろしくて……』


 さすが噂の悪逆王女、恐怖で支配してるわね。まあそのおかげで、アタシが自然と名乗り出ることができて、今こうして食事を運んでるんだけど。


 ううん……もしかすると実際、気まぐれに従者の命を奪うくらい、日常茶飯事なのかもしれない。国中で悪逆と知れ渡るくらいだもん、そうに決まってるわ。



()()()()()()()()()なんて、許しておけないわ! ()()()としてそう思う!)



 グッ、と握りこぶしを作っている内に、アタシは塔の最上階にある、悪逆王女の部屋の前に辿り着いた。


 まさかこんな所まで暗殺者が忍び込んでいるとは知らず、今頃は呑気に紅茶でもすすっていることでしょうね。国一番の暗殺者、ソウマ=クサナギですら成し得なかった仕事を、このアタシが成し遂げてみせるわ!


(そしたら……ソウマもアタシのこと、認めてくれるはず……いや別にそれが目的じゃなく、あくまで仕事、仕事の結果なんだけど。まあでも? 実力を認め合った者同士が、なんかこう互いに分かり合った果てに、深い仲とかになっちゃう可能性だって、無くはないと思いますけど? まあ別にそれが目的じゃないんだけど、なったらなったで、その時はその時――と、とにかく!)


 今は、仕事の時間……国一番の暗殺者のように、()()()()()()()()()、ただ仕事を完遂するのよ。そう、国一番の暗殺者のように……フフッ。



 なんか()()()()()()()()()()()わ――!



 よし、この勢いならイケル気がする。確信したアタシは、叩き付けるように扉を開け放った。

 そして大声で名乗りを上げながら、ターゲットたる悪逆王女に迫る――!


「覚悟しなさい、悪逆王女――暗殺者、シャロ=コールデットが、アンタの命を奪いに来たわ――!」


「まあっ、いらっしゃいませっ♪ 可愛らしい暗殺者のお嬢さんっ♪」


「へ? …………へ?」


 ………………。


 へ?


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