『解明団』紹介
記録 左、解明団記録部広報許可 有、その他情報 丸、有、7。記録は、調査員達が書いているため、出来は酷いです。
――年―月26日 記録者 髙川 夕宴 編集者 志田 翼 折り紙ストレート
「どんもこんにちは!三桁調査員兼広報部の、髙川 夕宴です!『未知』の扱い方や、『未知』の影響を利用出来ないか等を研究しています!そしてこっちが―」
「私も特別に名乗ろう。私は黒我 魔流、人類に害をなす凶悪で危険極まりない『存在』共を手の上で踊らせる、記録者だ!」
「二桁調査員の黒河 丸ちゃん。大変な中二病です。」
「そう、私は“厨弐病”という重き病に犯されている。だが案ずるな、私は決して倒れる事等無い!この『未知』を記録しその全てを解明させるまで!!」
「凄いね、この調子だと一生倒れる事は無さそうだね。」
「当然の事はわざわざ言わなくて良いものだ。」
「皮肉は効かないか。中二病は無駄いらないって言っちゃ駄目だろ。」
「なら無駄にしなければ良い、それだけの“簡単”な事だ。」
ハア、何で団長はマルちゃんを広報部に入れたんだろ。しかも名指しで。
「まあそんな事気にしてても仕方無い、それじゃあ『解明団』紹介して行くよ〜!」
「行くぞ!!」
『解明団』とは、『未知』と呼ばれる、周囲の生命や、環境に影響を与える生命体を、発見し、調査し、研究し、『理解』する事が目的であるである調査団体だ。
「先ずココ、巨大通路!通称商店街って呼ばれてるよ!」
解明団本部は、長さ100m、幅20m、高さ5mの通路が、正方形を囲むような形になっている構造だ。その壁に商店街の様に設備や部署等が並んでいる。正方形の中は開発中だ。
ここで改めて紹介しよう。
髙川 夕宴、三桁調査員、濃いオレンジの髪をツインテールに束ねていて、中性的な顔立ちが特徴だ。とてもマイペースで『解明団』の大雑把代表と云われる様な性格だが、『解明団』発足当時からの団員である。
黒河 丸、弐桁調査員、髪は黒い長髪だが、紫や赤、更には白から金まで色々と染めて居る。さらには謎にサングラスを掛けて居るが、追跡者の眼を持つといわれるとても優秀な調査員である。
「さーて次はどこ行くんだっけ?マルちゃん台本持ってる?」
「それは恐らく誰も知らない地にあるだろう」
「無いのね。」
「まぁ分かり易く言えばそうだ。だが私達には仲間が居る!聞きに行くのだ!」
「人頼みが一番!!」
『解明団』はいつもこの様な感じです。
「志田ーん!!次何したら良い?」
「…はぁ、何で記録してるのに台本を失くすんですか…」
彼は志田 翼、二桁調査員、今編集している俺だ。いつも適当に黒い髪を少し後ろで束ねてる。
「そういうのは無い方が自然に出来るでしょ!」
「じゃあワザと失くしたんですか?樋川さんとかイナノさんが頑張ってたのを?」
「それは決められた道に寄って連れ去られたのだ。そう、正に運命なのだ。」
「さては普通に失くしましたね!二人して言い訳しないでください。はぁ、まあ取り敢えず記録部の紹介でもしたらどうですかね。」
「オッッッケー!行くぞ!」
「この記録部は迷宮だ!気を付けろ!」
はぁ、これで志田より先輩ですか…まあ優秀なんですけどね。
「はーいココが記録部の中の広報部です!正式名称は広報課だけど気にしなーい!」
「簡単に表すならば、『未知』に関する記録を司って居る部署だ!」
「そのまんま!」
記録部とは、主に遭遇記録、調査記録、研究記録等を種別、管理してる部だ。そして広報部は、この記録の様に皆に『未知』の事を知って貰おうという事で最近出来た部だ。
「今日は誰居るっけ?」
「荒枝mtなら居たぞ。」
「突撃ー!!!」
「うおーー!!荒枝くん!は!普段どんな仕事してますか?」
彼の名は荒枝mt、金髪でいつも白い上着のポケットに手を入れてる。いつもこの二人とかに絡まれてる。因みに、『解明団』は別にハンドルネームで活動しても全然良いのである。
「へ?え?あ、あ〜ン゛ッン、僕は、記録部で普段記録の整理と添削を行って居ます!」
「別に広報用だとか気にせんで良いよ。」
「あ、そっすか。へい、僕は広報部にも入ってて〜〜、それこそこういう記録とかも編集したりしてま〜す。仕事は未だ来て無いけど。」
「ならば私の書いた記録を編集して貰おうかな。」
「何ならこれやる?」
「あー君達のはとても編集したく無いね〜。あとで翼君にでも押し付けとくよ。」
結果俺が今苦労してます。
「他何か雑学でも一つどうぞ。」
「は?あー調査員は皆1〜4のどれかの“桁”を担当してるんですが、実はそれ記録部が『未知』をランク分けしたやつで、1桁が普通、2桁が危険、3桁は人にとって有用、4桁は不明っていう風に分けてるんですよね〜」
「へ〜初めて知った。」
「僕よりも先輩なのに?」
「そんなん興味無いからね。」
「流石“『解明団』の大雑把代表”。次は技術部にでも行ってったら?」
「ッケ!」
『解明団』は物凄く緩いもんです。
「此処が私の未踏の技術部か…」
「あれ、来た事無かったっけ?じゃあ尚更紹介して貰おう!」
「お!俺の事呼んだか?てか呼んだな!」
「あ!赤三!」
彼の名はレッドレッドレッド、三桁調査員、技術部副部長。常にハイテンションで、赤髪に赤いジャンパーに赤いズボン、更には赤い工具箱をワザワザ腰から下げて居る。なのでうるさい。
「丁度面白いもんが出来たとこだぜ!入って来い!」
技術部は、調査や研究で使えそうな物を常日頃作って居る部だ。ただ、依頼なんてワザワザする人は研究部の数人なのでかなり自由で暇である。
「さぁさぁこの布の下に放置されてるのは〜!これだ!!」
そうして出て来た物は、カメラだった。
「今カメラ?って思っただろ?カメラだ。ただ、ただのカメラだと思ったら不正解だ!」
「じゃあ正解した!」
「不正解か…」
「さあこのカメラは〜〜何と温度も分かる写真が撮れる!!」
「お〜〜。」
「ならば私を撮ってみよ!」
「お望みどーりー!パシャリっと!」
「どうれどうれ〜?おう!スゴーいポーズだね!」
「上手く撮れた様だな!」
「二人ともそっちじゃ無いでしょ〜!ほら!ちゃんとあったか〜い所は赤く、つんめた〜い所は青くなってるでしょ!」
「おーー!何に使うの?」
「『未知』を捕まえる為だよ〜!この前のあの通称サウナダヌキの奴とかはこれで撮れば何処に居るか丸分かりだー!」
「成る程、それはまた有用な物だな。」
「こーんな感じでいつも装置作ってます!遊びに来るとあそこら辺に放置されてるのを使い倒せるよ!」
「また来るね〜!じゃ!」
「面白かったぞ!」
「おう!広報頑張れよ!!」
「さーてココが調査部!!相変わらず部署の前に変な箱置いてるね。」
調査部は、その名の通り、調査した事を報告したり、等を行なって居る。
「む!其方は記録部に入り浸る妖怪暇人!!」
「ちょっと酷い言われ様じゃなーい〜?」
彼女はアイナミさん、一桁調査員。艶やかな茶髪をたなびかせる色っぽいお姉さんで、調査部だが記録部に入り浸って記録を見まくってる。
「事実であろう。」
「そんーな事無いよ〜?調査はちゃんーと行ってる〜。昨日だってカラツキとかん調査行ったしー。」
「カラツキの調査は二ヶ月前だよ?それ昨日読んでた記録でしょ。」
「そんなーん知らな〜い。」
「はい、まあこんな話は良しとして、広報するから調査部の事紹介して〜!」
「…何も紹介出来そうなん無いですけどね。此処がー調査部。簡単に言えば調査関連の事専門の部。調査員の管理が一番の仕事。以上。帰って〜」
「オッケー!良ーしつーぎーは何をすれーばー良い?」
「『解明団』の主要三部紹介したし、締めにでもしよう。」
「はーい皆んなさん本日の『解明団』紹介は此処まで!!『解明団』や『未知』にちょちょーっとでも興味持ってくれたら嬉しいね!」
「私達はいつでも『未知』調査し続ける!期待して応援してくれ!!」
「じゃあね〜!!」
―記録 以上―
こんにちは。四桁調査員兼広報部のタコうどん1です。主に広報記録を投稿して居ます。私もそうですが、調査員は割と暇なので、広報部の人は皆んな兼任だったりします。それと、遭遇記録とかは『未知』に遭遇した本人が書いているので、元は結構酷いです。なので、私が投稿してる記録は広報用に編集されていて、実はとんでもなく検査が厳しいです。『解明団』に変なイメージは持たれたく無いので。まあ変なイメージ付けられ様も無さそうですけどね。酷過ぎて。ま今回は雰囲気が伝われば良いです。私は投稿するだけですが、こういう所にこっそり色々裏話など書いて行きます。バレませんように。