第二話 ゲームの説明書みたいに長いアステットさんの説明
「妹の管轄下の世界は…『ナイネル』妹の世界の名前は妹が、自分の名前『ナイネイ』からだそうです。ちなみに私の管轄下の世界は私の命名の『ロッド』からですよ。」
なるほど…俺が行く異世界はナイネルって言う世界か…
そして…命名…たしかロッドって言ってたな。
つまりアステットさんで考えると『アステット・グー・ロッド』その『ロッド』が命名。そして…妹さんの『ナイネイ・グー・ロッド』の『ナイネイ』が名前。てことは?
「あの〜…アステットさん。アステットさんの命名はロッド。妹さんの名前がナイネイ。つまりアステットさんの『アステット』が名前で妹さんの『ロッド』が命名ですよね。それだと…グーは、なんなんですか?」
「ふふふ。まぁ、異世界についてはそんなに関係ないですが…神について関係がありますね。私の氏名で考えるとグーは簡単に言えば苗字です。これでよろしいでしょうか?」
「は…はあ…?」
なんとなくわかったが…あっさりだったな…他の質問の返答に比べて……
「大体わかったようですね。よかったです。では異世界の地図をお渡ししましょう。これは転生してもお持ちしていただけます。異世界で死んでも消えることはありませnっ…!!…間違えて言ってしまいました……うぅ…言うつもりじゃなかったんですけどね…申し訳ないです。」
?どういうことだ…?つまり俺は死んでも異世界では生き返るってことか?
「……俺は生き返る事ができるってことですか?それでも多分多少の代償みたいなのがありそうですね…」
「お察しが良ろしいようですね。生き返る事は私が誤って言ってしまいましたが…。はい。代償がございます。代償は…所持品、所持金、レベル、倒される前までの記憶が代償です。最後の倒される前とは一日分です。つまり朝はやくに亡くなった場合記憶の代償は少なく済むのです。
そして…所持金、レベル、所持品は収納箱に収納することができます。収納箱はこれです。これは地図同様、死んでも所持していることができます。死んだときは近時就寝した場所に自動的にワープします。距離によっては所持金が足りず…借金の可能性があります。つまり…欠かさず寝ることを推奨いたします。そして…徹夜を3日以上した場所……
襲撃イベントが発生します。まぁ…これは、やって見ればわかるはずなので、説明はしません。」
いや…そこ説明してほしいんだが…あとバイトから帰って来たときにやったゲームの仕様に似てるな………それと、借金が発生する……のか…そうだ…所持品はー
「あの…所持品って、どこに回されるっていうか……どこに行くんですか?」
「そうですね…ナイネイの元に行って消毒され…持ち主証を消され市場に並びますね。探したらきっとあるかもしれません。そしてここでの記憶は絶対に消えないように暗呪をします。どうぞ、こちらへ。」
そう言ってアステットさんは手招きをしている……
行くべきか……はぁ…行くか。
のろのろと不思議な気持ちと不安な気持ち、そして…初めてな事に対しての好奇心を持ちながら椅子に向かう。
「……来ましたけど…?」
「……目をつむってください。できるだけ寝るような感じで……あっ、そうそう。ありがとうございます。では……
失礼します。」
アステットさんは俺に目をつむらせなにか呪文的なのを唱えると俺は勝手にそう…思っていた……だがアステットさんは…俺の唇にキスをした…それだけだった。そして終わりです。と言われた。
「………!?アっ、アスっ///…アステット……さん、なっ、なんで俺なんかに……キっ…キキ、キスを…ししし、したんんんんですかかか?///」
我ながらに混乱が隠しきれず言ってしまったことを恥ずかしく思った。
「あはは。こほん。これが記憶が消えないようにするため一番効果がいいとラディアンさん……いえ、他の神が言ってらしたので…」
ラディアンって言う神が教えたのか……
「たしかにある意味記憶に残りますね。ものすごく濃く。
ですが…その方法は避けた方がいいですね。あの世間には
なんか……色々勘違いする奴がいるので…あはは…」
「そうですか…はい。辞めておきましょう。すみません、」
辞めてもらえてよかった……それよりもこの説明はいつまで続くのだろうか……ゲームの説明書を読んでいる気分だ…
「退屈そうですね。一様これで説明は終わりですよ。そして…一般の方とは違う能力、もしくはリスポン………転生位置を………!?」
突然、薄緑色をした髪の毛と草原のような瞳をした少女が白い…白鳥のような羽根をつけて俺とアステットさんの目の前に舞い降りてきた。
「アステット姉さん。それは私の仕事だよ。もぅ、アステット姉さんはいっつもこうだ!他の神の助言をなんの疑いもなく信じて実行する!しかも説明が長い!その癖なんとかしておいた方がいいよ!そして…ふぅ〜ん…この子が転生者?夜のような雰囲気があるけど……本当に夜って感じじゃないような…小さい夜?って感じだね?」
ん…姉さん?てことは…こいつが例のナイネイさんか?
なんていうか………アステットさんに比べると……ロリだなぁ〜…
「むむ!お前!僕のことをロリって、思ったな!」
なんでわかんだよ!心の声が聞こえてんのか?それは
それで逆に怖ぇぇぇけど…
「こら、ナイネイ。転生者の前に、客人なんですよ。客人に無礼を働いてはいけません。」
「えぇ…わかったよ…アステット姉さん。」
流石はお姉さんだ…これが姉の威厳ってやつか…俺は一人っ子だから兄弟喧嘩とか兄の威厳とかそう言うとは無関係だったからなんとなく嬉しいと思ってしまう。
「こほん、え〜〜と転生者さん……呼びにくいな…ね、名前はなんですか?て…転生者さん。」
そうか…転生者がいるって言うのは知ってるけど名前までは知らないんだ。
「…俺の名前は沙夜。日下部 沙夜だ。」
「そうですか……では、日下部さん?くん?まあいいです。私の世界へご案内してあげる。」
独特で…だけど何故か重みのある声だった。まるで…悪魔に怪しいところを案内されてるんじゃないのかって思うほどだった。
「あ、え、あっ、ありがとうございます。それで…さっきアステットさんが言いかけてたことっt e…
わあっ!あっ危ないじゃないか!」
「姉さん…事…姉さんの事……軽々しく呼ばないで!」
けたたましい声でナイネイは俺を怒鳴った。何故こうも怒鳴られるのだろう?なんて事は考えられないほどの権幕……これが神の威厳…なんだ。と思い知らされた。




