第06ゲーム 光属性初級編
書き直し中です!
一年ぶりに続きを書こうと思ったら、話数が多い多い、、一話の文字数が少ない少ない、、、
何話かを合併させているところです。。
被りがあった場合は飛ばしてください、、、
朝日に照らされ目を開けると、そこはとても幻想的だった。
ここはどこにでもある住宅街なのだが、今この瞬間は電気の光が一つもない。
太陽の光だけがこの世界を輝かせているその光景は、涙溢れるものだった。
「っていう現実逃避から始まる朝もいいよね〜ww」
苦笑いをしながら話す自分にまた苦笑いが溢れる。
まあ、目が覚めたら朝だったということだ。
そして、昨日の夜思い出したのが、本来の目的がLv1のピンク色のカードを探すことだったってこと。
まあ昨日は散々だったしな…
まずショップに行こうとしたら鬼がいるし…
ショップはただのショップだったし…
「あぁぁーーー!かんっ全に振り出しに戻ってきてしまったじゃねえかぁぁ」
頭を抱えて1人愚痴る。
これから何をすればいいんだ?
うーん…とりあえず魔法が先だよな…
このまま当てもなく歩き回っても体力がなくなるだけだし、
次に鬼と鉢合わせしたときは、たぶんもう終わりだし、、
っていうか、魔法以外にできることが思いつかないんだけど……?
ということで、
「よっしゃ、魔法をやってみよう!!」
今回は、光属性の魔法書(初級編)を使ってみようと思う。
火属性の魔法書(中級編)は、火属性の魔法書(初級編)が終わってからみたいだし…
「とりあえず一通り読んでみるかーー」
ーー数分後ーー
「えっと…魔力エネルギーを手に集める感じにして……ライト!」
前に出した両手の上に、白く丸い明りが灯される。
「よっしゃ!付いた!!…ってあれ?魔力エネルギーが減る感じがしないんだけど…??」
本には、
『……魔法を使う時には魔力エネルギーを消費します。最初の頃は、魔力エネルギーが少ないため、魔力エネルギーが早く減っていきます。減る量を感じ、基本量の3分の2が無くなった時点で休憩をしましょう。』
「って書いてあるんだけど…?ま、できたし、いいよな?」
分からないことを考えても分からないままだ!
あまり深く考えない方がいい!
「よし!ほかの魔法も練習してみよう。
『基本量の3分の2が無くなった時点で休憩をしましょう。』って書いてあるけど、逆に言えば『基本量の3分の2が無くなるまで続けてやっていい。』ってことだろ?それならそこまでやってやるよ!!」
とだけ言い放って、練習を始めた。
「あぁーっ、ガァーっ、ざんぶんのいぢも、なぐならねーぞ?」
あれから2時間が経とうとしていた。
魔力エネルギーより喉の耐久値の方が少なかったみたいだ。
このままでは声が出せないので、ショップで買った水を飲む。
「ぷは~やっぱり回復ポーションだな…くっそ苦まずだけど。しかし、これっておかしいよな?3分の2が無くならないならまだしも、3分の1も減らないんだけど?今、やっと4分の1ギリギリ無くなったかなーってところなんだけど…。これが普通なのか?もしかして俺の魔力エネルギーの感じ方がおかしいのか?」
聞ける人がいないため分からない。
「無くならないならしょうがないかー…」
このまま続けていたら3分の2は減ると思うが…何時間かかるか分からない。
それなら、ほかのショップで光属性の魔法書(中級編)を探した方がいい。
けど…
「ポイントが少ないんだよな…」
そう。ショップに行って魔法書があったとしても、残り200Pでは生活用品も買うと考えると、魔法書はどうしても後回しになってしまう。
このままではどうしようもない。
どうしようか??っと考えているときにふと遠くに目がいった。
ちょーどのタイミングで、遠くにある曲がり角から人が出てきた。
鬼かもしれないと思い、サッと近くの物陰に隠れた。
そのおかげでまだバレていないみたいだ。
しゃがんで顔を少し出して覗いてみる。
「もう間違わねーからな。…えーっと、あれは人か?鬼か?どっちだ??」
よく目を凝らしてみる…が、遠すぎるせいもあって、パッと見は人間に見える。
「これで近づいて大変なことになったんだよな…」
こちらに気づいていないのか、下向きでとぼとぼ歩いてこちらに向かってくる。
あちらがこちらに気付くまで様子を見ることにする。
すると、その人が出てきた曲がり角からまた人が出てきた。
「もう一人?ってあれは?!」
新しく出てきた人は目を凝らさなくても分かるような角が生えている。
「“鬼”だ!」
その鬼はこちらの方を向くと、目と角の色が白色に光ったような気がした。
そのあとすぐに、ものすごいスピードでこちらに向かってきた。
「まずい!」
逃げようと立ち上がると同時に、鬼がとぼとぼ歩いている人に追いついた。
追いついたと同時にとぼとぼ歩いている人も気付いた。が、もう遅い。
鬼は右手を左上から右下に動かした。
そして歩いていた人の背中を切った。
背中から血が大量に出る。
「う、うわあああぁぁぁ!」
歩いていた人は、大きな声で叫んで距離を取る。
「ファ、ファイヤーボール!」
叫んだ人は右手に炎の玉を作る。
サイズはテニスボールくらいか?
それを鬼に向かって投げつけた。
それは鬼の腹に当たったが、あまり効果がないようだ。
“仕返しだ!”とでも言うように、鬼も右手で炎の玉を作った。
鬼の作った火の玉は、今さっきのものと比べると2、3倍くらいの大きなものだった。
鬼はそれを叫んでいた人に向かって投げた。
それはきれいに叫んでいた人を包み混むようにして当たった。
当たった炎の玉は大きな音をたてて爆発した。
俺は、その様子を固まって眺めることしかできなかった。
助けなかった?
否、助けられなかった。
今、俺の足は震えが止まらない。
今の今まで、この世界に来た実感がなかった。
地球ではないという実感がなかった。
地球から出たことがなかった俺は、ここが地球ではないということは、頭では分かっていた。
しかし、心のどこかでは、現実だと認識できていなかった…現実だと思いたくなかった。
それでも、目の前の光景を見たあとは、そんなことは言ってられなかった。
目と鼻の先で人が倒れている。
いま今、目の前で人が倒れた。
砂埃でよく見えないが、倒れている人の周りには赤い血だまりができている。
俺に現実であることを思い知らせようといるのだろうか?
それはまばたきをするごとに少しずつ広がっている。
「死んだ…のか?」
俺は無意識に声を出していた。
とても小さな声だったはずだ。
耳が良いのか、その声に鬼が反応してしまった。
「っ!」
鬼がこちらに視線を向ける。
その目は白く大きい。
(効果音をつけるとしたらギョロだな…)
狙われているというのに、全然関係のないことを考えてしまった。
しかし、こんなことでも考えていないと気を失ってゲームオーバーだな…
俺がこんなことを考えたすぐ後に鬼は走ってこちらに向かってきた。
俺は大きく息を吐き、通りに出た。
ついさっき目の前でこの鬼によって死んだ人を見ているせいか、何度もこの言葉が頭を横切る。
『人はあんな簡単に、そしてあんなあっけなく死ぬ』
(俺は死ぬのか?鬼の後ろで倒れている奴みたいに??鬼によって???)
息をすべて吐き終わった後、大きく息を吸い込んだ。
そして叫んだ。
「あんなあっけなく死んでたまるかよ!何が何でも元の地球に帰ってやる!!」
そう叫んだあと、またもやなぜか右手の人差し指を出して、知らないはずの単語を唱えた。
「ライトショット!!」
光の銃弾が鬼に向かって飛び出した。
そして、、
どおおぉぉーーーん!
鬼の体を貫通して、遠くにある民家の壁にぶつかった。
鬼はバタンと倒れて動かなくなった。
ブレスレッドがピコンっと鳴り、振動したが今は、、
「……は?…ってええっ??」
現状の把握が一番だ。
この回も読んでくださりありがとうございます!
今回ちょっと長くなりましたが、どうでした?
とてつもなくキリが悪く、「もうこのまま一回分にしちゃおう!!(深夜テンション)」で作成しているため、許してください……。
話は変わりまして、、えー、実はここまでで元作の作品を組み合わせる作業が終了いたしましたーー!!
いやー、長かった長かった、、全22話という1話クソ短のお話を6話でまとめることに成功しました!!
大体一話を2000文字程度と考えて合併させてみましたが、まあなぜかうまくいきましたねwww
合併させながら、ちょこちょこ元作を変えながら、文字数を増やしながらここまできましたが、本当にうまくいってよかったです!
この先の話は、少しならば書き溜めがあるのですが、定期に投稿したらすぐに底が尽きてしまうのが目に見えているので…定期はすみません、、やらないで行こうと思います。。
投稿時間を見ていただいたら分かる通り、深夜にこっそり不定期に投稿しているような状態です。
ゴールデンウィークに頑張ろうとしていますが、どのくらい書き溜めできるか分かりません、、、
通常は、一ヶ月に2話以上は投稿したいなというのが作者の望みです!!(高望みしたら逃げたくなってしまうので、目標を低く設定させてもらいますすみません…)
っとまあ、作者の逃げ足の速さだけは前年に証明されているので、、作者の心のためにもこのお話はこのくらいにして、、、次回も見てくださったら嬉しいです!!
これからもよろしくお願いします!!!