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詩 山岳

綺麗な水晶

作者: 宇野大江

放り捨てられた

廃鉱山の小路

歩いていた


額露にする風

振り仰ぐ森の梢は

降り注ぐ

光を求めている


目を細め

でも立ち止まりもしない

水晶散らばる地面だけ

見詰めてる

長くいられないから

眩しさの中には


歌うように滑っていく

羽のような白雲の帯

渡る鳥の影を一つ見付けた


流れる川の輪唱

飛び込みたくなるような

澄みきった水は

きっと汚れている


足を浸すけど

サンダルの下で涼むだけ

揺れる水面に探している

綺麗なものほど

触れられないから

命溢れる自然には

触れられないから

綺麗な水晶だけを

探している





本当に欲しいものほど手に入らない現実。そんな世界で欲しいものを手に入れた人がいたらそりゃハッピーバースデェィッ!君はまた一つ欲望を満たしたっ!と手放しで祝いたくなるわけです。

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