パラダイムシフト
台風の被害が大変なことになっています。
日本は、脆いです。災害が多いのは仕方がないけど、それにしたって脆い。
最近では、復興に加えて減災・防災に力を入れようという動きが強まっています。いわゆる「災害レジリエンス」というやつです。
何を隠そう、この私もシステム思考を用いてビジネスプランを立ててみました。社会的価値と経済的価値を両立させるのは案外難しいものですね。
で、なぜこんな話をしているのかというと、私が日本の「脆さ」を初めて感じたきっかけが電車だったからです。
それは若々しい、そしてとうに失われし(哀)高校1年の夏の出来事です。
高校から電車通学を始めたので、日常生活レベルで「台風✕電車」を体験するのは初めてでした。台風の影響で休校となり、次の日も遅延祭りです。電車が動いていないばかりに、ろくに会社にも、あるいは学校にも行けない。駅はそんな人々で溢れていました。
どれだけ頼りきりだったのか。
幸い台風の被害そのものは小さかったものの、いつもこれで済むとは限らない。
いとも簡単にインフラが止まり、普段の生活が断ち切られてしまう。その事実を目の当たりにして驚愕し、恐怖を覚えました。
自然に完全に打ち勝つことはできないでしょう。
ならば、極限状況を予測し、被害を少しでも減らせるよう取り組む。
それが今の私たちに求められていることの一つではないでしょうか。
いつもお読みいただきありがとうございます。