表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は今日も電車に乗る  作者: 梅暦
3/14

新聞

新聞、読みますか。



 自分が薄れていく感覚が少し怖くそして悔しく、代替案を求めた。


 私は大学受験の際、日本史の教科書をひたすら音読していた。そうすることで記憶の効率を上げていたのだが、それを脳が学習したせいか、それ以降黙読では本の内容が頭に入りにくくなってしまっている。


 そこで一躍候補に躍り出たのが新聞である。新聞は食事や休憩の片手間に読むことが多かったから、電車で読むにも適しているだろう。幸い我が家は日経なので格好もつく。最近時間がなくてなかなか読めていなかったので移動時間は有効に利用したい。



 ということで、新聞を読み始めた。


 いくつか気付いたことがある。


 1つ目。父親が仕事から帰ってきて出す新聞に、いつも付いていた折り目。あれは新聞をこうやって折るから付くんだなぁと知った。隣の人の邪魔にならないよう、きちんと長細くたたんでいる父の姿が容易に想像できた。


 2つ目。狭い空間でページをめくるのが意外と難しい。しゃしゃっ、ぱんっ、と華麗にめくる会社員の皆さん、かっこいい。めくらずに半分だけピラって見ているOLさんがいて、それはそれで可愛かった。


 3つ目。大学1,2年生の学べることの半分は、新聞に載っている。これは今現在のちょっとした持論である。顕著なのは国際関係。経済もそれなりに。科学の先端分野だってそうかも。でも私が専攻する分野はあんまり載ってないし、他にもそういう学問はいろいろあるから、専門が狭まるとこの認識も変わる。


 今のところはこんなものだろうか。

 単純に思考の幅が広がるので楽しい。



 結論、いうべきにもあらず。電車で新聞、良い。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ