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科学オタクと吸血姫のヘイワ探し  作者: にゃ~なん
13/23

おふろ

まさか、科学オタクがにんげんだったなんて……

「じゃあ、あなたは人間の最後の生き残りなのね。」

そう言ってやけに落ち込んでいる科学オタクの肩をたたくと、

彼はパッと顔を上げた。


「それ、なんかカッコよくて、いいな。」

……単純ね、この人。


「お客様、気分転換にお風呂に入られてはいかがですか?」

おかみさんが頬に手を当てて言った。


おかみさんによると、この宿屋の売りは大きな大浴場(だいよくじょう )露天風呂(ろてんぶろ )だそうだ。

「そうだな、行って来るわ。」

「大浴場は、あちらですよ。」

科学オタクとおかみさんが大浴場に向かい、私は部屋に一人残った。


この宿の床はタタミというものらしく、昔のニホン(?)を再現しているんだそうだ。

科学オタクは「なつかしい!」と言って喜んでいたけれど、

私は足がチクチクしてあまり好きになれない。


暇をもてあましていると、ショウジがカララと音を立てて開いた。

「お客様も、お風呂にはいられてはいかがですか?」


……そうね。

歩いて汗もかいたし、

ロテンブロとかいうのもちょっと気になるから、行ってこようかしら。


そういうとおかみさんはニッコリ笑って

「さあさあ、早くしないと、あの方があがられてしまいますよ。」

と、私の背中を押した。

「大浴場は、混浴ですからね。さあ、早く。」


コンヨクって……なに?


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