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フロントサイド
空っぽな私の今までの人生を書いていきます。
乱文ですが、暇潰しにでも、お目汚しですが読んでくださったら嬉しいです。
プロローグ
ごくっごくっごくっごくっ。
自動販売機で買ったばかりのミネラルウォーターを一気に飲む。
それでも少しも満たされない、私の中の渇き。
私は私なりに、30年間歩んで来た。
たとえ、周りから見たら間違っていたとしても。
ポタリ、、、、、一粒の水が滴る。
今の私が、惨めかどうかは私が決める。
濡れた口元を袖で拭って、私は空を見上げる。
空には綺麗な月が、まるで笑っているようだ。
ペットボトルを持つ右腕には無数の傷痕。
「私、生きている」
それだけで何て幸せなんだろう。