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精霊に愛されし早少女  作者: 月宮 (つきのみや)
私がこちらに来た日々は
7/18

ステータスって言ってみたいよね。


あれから。

本当に魔法が使えるのか試してみた結果。


全属性が使えました。。まる。


魔法なんて無い世界から来たのにどうしてか不思議に思っていると、私のいた世界よりこの世界の方が下とのこと。


世界には上下関係があり、私のいた世界は第三世界といって三番目。ここは第六世界だそうで私のいた世界よりかなり下にあたる。

なので、元の世界の人がもしこの世界に来たとしたら誰でも魔法が使えるだろうとのこと。

ま、多少は魔力の多い少ないはあるだろうけどね。

しかも私は精霊の子供と呼ばれる存在なので、私の周りにいる子達がみんな私の役に立ちたいらしく、ちょっとお願いするだけで色々と叶えてくれるのだ。


一番最初にこれから住む小屋に案内された時、一番気になったのはトイレ。

今までいた所は水洗は当たり前。

座ってするのも当たり前。

最近なんか近づいただけで便座の蓋が開き、用を足した後は勝手に水が流れるなんて優れものもあるくらいだったのだ。

なので、トイレを探そうとした時にもしかして昔のトイレみたいにボットンなんじゃ?なんて思ってた。


小屋がログハウス風ですごく綺麗だったから余計にそこが気になったのかもしれないが。


トイレに案内された時思わず目を瞑ってしまったのはすぐ確認するのが怖かったから。

でも、匂いはないし(これから住むんだから当たり前だけど)恐る恐る目を開けるとそこにあるのはなんの変哲もない普通のトイレでした。


座ってするのも水が流れるのも普通。


元の世界よりもかなり文明は下だとクラルテから聞いていたので思わず「なんで?」と口走ってしまった。


なんでも私がここに来る前に精霊のみんなは私の世界のことをぼんやりと見ていたらしい。


そこで私が住む為に小屋をログハウス風にしてキッチンも対面式。 水が流れるシンクもあるし(排水はどうなってるのか聞いたら一定の場所に送られていると言われた。)本当に普通の家だった。


違う所はコンロくらい。

さすがに元の世界のと同じのは用意できなかったらしく魔道コンロと呼ばれる物がおいてあった。

これは火の魔石がコンロの中に組み込まれていて、使う時は右端にある石のような物に魔力を流せばいいようだった。

だけど、火力調節が難しいらしく一般の家庭には出回っていないといわれた。

だけど、私の場合魔力はかなりあるし使う時は赤く光った丸い玉の精霊の小さな子が手伝ってくれるので普通に使えました。


あ、気になった台所の排水とトイレの流し先にはスライムが大量にいるとのこと。

地の精霊のデッラが小屋の下に貯める場所を作ってくれてて、そこに水を食べるスライムや、まぁ汚い物を食べるスライムを大量に保管しているらしい。


ま、スライムもたまには外に出てきたい事もあるかもなので、小さな穴を小屋から遠くにある山まで繋げているらしいので、スライムの出入りは自由とのこと。

でも、環境がいいので恐らくは出て行かないだろうと言われたが。


とりあえず住む所はどうにかなった。

食べる物も木の精霊のアブルと地の精霊デッラが森の中にある食べ物を小さな精霊に頼んで持ってきてもらっているし、飲み物は近くに小川があるので水も大丈夫。 いざとなったら水の精霊のラクィアもいるしね。


でも肝心な服はどうにもならなかった。

今着ている白い服は魔法の洋服らしくて汚れることはないのだが、やっぱり女の子としては同じ服を毎日着ていることに抵抗がある。

下着も毎日だとちょっとね。

一応魔法の清潔クリーンで洋服も身体も綺麗なのだが、お風呂は入りたいし、寝る時の服はやっぱり欲しい。

お風呂はちょっと離れた所に野生の動物もご用達の温泉がある。

魔獣がいるのに野生の動物は大丈夫なのか?と思ったがそもそもこの山は精霊の山なので、まぁ多少の弱肉強食はあっても生態系に異常をきたすほどのものでもないといわれた。


なので、結構気軽に野生の動物が温泉に浸かったり、小屋にたまに訪れたりしているので餌をあげたりしている。


で、今日は山をちょっと離れて初めての異世界の街へ行ってみようとしている。

主な目的は勿論だけど服。

山に生えている薬草?(チビちゃん達が言うにはだけど)を持って売りに行き、それを元手に服を買おうと思っている。


あ、チビちゃんというのは私の周りにいる丸い玉の精霊のこと。


一応ちょっとした意思疎通ができるので色々と聞いたりしている。 クラルテやテネーブルに聞いても常識的な事は知らないし、唯一知ってそうなヴァインも人の生活には興味なかったらしくて。

結局チビちゃん達が一番物知りでした。


〔この草は人間立ちにとってとても役に立つよー! 怪我を治したりする草だから。〕とか〔この実は人間が見つけるととても喜んでたからとても大事な物みたいだよー。〕などなど。


恐らく高値で買ってくれるだろう草や実をたくさん持って売りに行きます。


勿論、異世界定番アイテムボックスもあります!

ステータス!って一度は言ってみたいよねーって事で唱えるとやっぱりでてきました。







私のステータス!!



ステータスは残念ながら次回です。

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