2/7
ー選択ー
「それと、私の名はフォラスだ」
どこかで聞いたことのある名前だ…
悪魔…フォラス……
「あらゆる…知識を有する…悪魔…?」
するとフォラスと名乗る悪魔は嘲笑うのか優しいのか分からない笑顔で言った
「あぁ、そうだ…よく分かったな」
「それで、フォラスさん…何のご用ですか…?」
何故俺の元に悪魔が来たのかを聞いた
あぁ…そうだった…とフォラスさんは呟きとある鍵を俺に渡した
「この鍵は、とある世界に繋がる鍵だ…」
そういった後、一瞬悲しい顔をして言った
「この鍵を一度使うとこちらには戻れなくなる」
「そらしたら、こっちではどうなるんですか~」
「今から、その選択をしてもらう」
「1.お前はこの世界の住人ではなかったことにする
2.お前は何かの原因で死亡したことにする」
どっちでもいいんだけどなぁ…
「まぁ、2で良いや…」
「分かった、ではあちらの世界に行くんだよな?」
フォラスさん…そこ肝心だよ~話の肝だよ~(多分)
フォラスさんは軽い咳払いをして、このドアから入れと言い消えていった
最後に聞こえた言葉
ーがんばれよー