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初日「ハッとして樹海」

スランプのくせに何やってんですか私ェ…

熱い。それが目覚めて最初の感覚だった。どう熱いかって言えば

焼けた鉄板に触ってしまったような熱さだ。

昨日はそんな熱帯夜じゃなかったはずなのにどうしたことだろうか、

頭の中では冷静だったが、当たり前だが他はそうじゃない。

というか暗い。部屋は豆球を付けてたはずなのに、まるで光を感じないのだ。

声を出そうとしたら口の中に何か熱いものが入り込んできた。

もう苦しいっていうレベルじゃない。肺が焼けるような熱さだ。

声を上げた、しかし何も聞こえない。

そこで俺は自分の置かれている状況を理解した。



たぶん、俺は全身が燃えているのだ。



鉄板に触ったような熱さを全身から感じて

口を空けたら焼けるような何か…つまり火炎が口から肺に飛び込む。

目が見えないのはもう目が焼けているせいだ。

燃える音さえ聞こえないのも耳が焼けているせいだ。



わけがわからない。どうして俺は燃えているのだ。


もうすぐ四十路のクソつまらない人生で、


なけなしのカネで夜はネットする人生で、


辛い青春と苦しい労働に踏ん張る人生で、


別段誰かから強い恨みも買わない人生で、


どうして俺はこんな目に合わなければならないのだ。


どうして俺は目が覚めた途端に火だるまにならなくてはならないのだ。



わけがわからない。どうして俺はまだ生きているのだ。


脳内麻薬が俺を生かしているのか。


どうせもう助からないのに。



わけがわからない。ドうして俺はこnなtころで死ななkれb



Wけgwかr………





…イやダ、死niたクな■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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………。


……。


…。


そよ風が気持ちいいな。夕べ窓は開けていたおかげか…?


「全く嫌な寝覚め……」


だと思いたかったが、なぜか俺は森の中で目を覚ましていた。


「え、ちょ、待…」


手…あれ…何この手…というか手かコレ?

俺は目を疑った。俺の手らしきモノが気色悪い紫色の触手モンスターハンド。


<физическое состояние Φυσική κατάσταση शारीरिक अवस्था>

второе имя όνομα दिए गए नाम:神々廻ししば 優一郎ゆういちろう【前39Age:現1Day】


Божественность θεότης परमेश्वर की जगह:幼体【Rank―Ex/Lv1】


умение επιδεξιότητα कौशल:

超硬質化【Rank―E/Lv1】(1)

超言語理解【Rank-EOD/Lv1】(100000)

超神秘術【Rank―Ex/Lv1】(100000)

超親和心力<神魔呪霊理>【Rank―Ex/Lv1】(100000)

<физическое состояние Φυσική κατάσταση शारीरिक अवस्था>


何か出た。


「………」


ところどころ未知なる言語がちらほらしてるが、俺の名前とか日本語表記があったので

いわゆるステータス的なモノなのだろうかと納得することにした。

ただし俺の手らしきモノが気色悪い紫色の触手モンスターハンドには納得してないが。


「………夢のまた夢…というわけにはいかないようだ」


俺の視界が4K? なにそれおいしいの? ってくらい鮮やか過ぎて異常事態だった。

俺はモンスターハンドのままなのが嫌だったが俺の手として存在するその触手ハンドで

顔に手をやると、愛用しているちょい厚メガネが存在しない。

すなわち裸眼で4Kなにそれおいしいの的な鮮やかな視界が広がっていた。


「………」


超展開過ぎて何が何やらわけがわからない。

火だるま地獄の悪夢から醒めたかと思えば今度は森の中で俺の腕が触手ハンドだ。

っていうか俺の脚らしきモノも触手モンスターレッグなんですが。

考えたくはないが俺の全身が触手モンスター化してるんじゃなかろうか?


「…水辺だ」


きっと寝ぼけているだけさ。顔を洗えば少しは頭の中がクリアになるさ。

そんな感じで俺は水辺を探すことにした。森の中だってのにね。


…。


けっこう簡単に水場が見つかった。小さいがとても綺麗な水が中央から

こんこんと湧き出る大きな水たまり…いやこれはもう

小さな湖と表現したほうが美しいかな? 関心はとりあえずまず顔を洗…


「Hooah?!」


湖面に映った俺の顔らしき触手モンスターが現れ、外人みたいに叫んでしまった。

底が深ければ俺は水面で触手モンスターとガメオベラ的エンカウントだったが、

底が浅いのでこの触手モンスターが俺なのだと知って俺のSAN値が直葬モノだった。


「………」


手(らしきモノ)を挙げる。湖面に映った触手モンスターも同時に手を挙げた。

脚(らしきモノ)を挙げる。湖面に映った触手モンスターも同時に足を挙げた。

アイーンしてみた。湖面に映った触手モンスターも同時にアイーンした。

死刑! のポーズもしてみた。 湖面の触手モンスター以下略。

どう考えても俺は触手モンスター化していた。

せめてもの救いはこの体が人型としてはまとまっていたことだろう。

もしも大宇宙真魔皇アザトース様の眷属みたいなザ・触手モンスターな見た目だったら、

間違いなく俺はSAN値を全て失っていたに違いない。

とりあえず湖に顔を突っ込んで水をがぶ飲みした。

夢なら醒めろと一縷の望みを託したのだ。


「…っぷあはッ! ………………………水おいしいな」


醒めたのは俺の眼だけだった。


「………さて、どうしたもんかな」


乾いた笑い声を上げながら、俺は湖畔に座り込んで考え込んだ。


続く


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