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砕け散ったアストロラーベ
「はぁ…はぁ…ぅ…」
死に物狂いで自分の家に辿り着いたステラ。
仕事用スペースは幾らか潰れたが、居住スペースは殆ど無事だ。ボロボロの体力では扉を開けられなかったから、大きな窓ガラスが割れていたのは幸いだ。
じゃり、じゃり。
ガラス片が嫌な音を立てる。
まだ無事な火傷薬を全身に塗りたくり、幾らか身体を休めてから、家の中を物色する。
下着…部屋着…遠出用の装備。衣食住の衣は解決できそうだ。
外から見たとき、台所は無事っぽかった。保存食を引っ張り出せば、食も解決するだろう。住は期待していない。
小さめのナイフ、鞘付き…火打石と打鉄…それと、何か武器に出来そうな鈍器でもあればいいが。今のところ片手鍋くらいしか無い。
あまり見たくないけれど、仕事用スペースも見てみることにする。
「………」
自分がやったとは言え、酷い有様だった。占いに使うものがそこかしこに散らばっている。
まるで、自分の星占い師としての人生の終了を、告げているかのよう。
「…っ、ぐすっ」
おばあちゃん、ごめんなさい。
力、正しく使えなかった。




