鏡に映らない部屋
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:鏡に映らない部屋
なんか最近、デジャヴに悩まされてる?
いや、はっきりとした感覚はあまりない。
デジャヴってこんなもんなのか?
ほんと、これってよくわからない。
既視感とか言われるけど、
なんでこんなものがあるのか?
そこを少し突き止めてゆくと
多分どっかで見た景色と景色とを重ね合わせ、
今の中で見る様な合成を自分でして
それを感覚で1つにまとめ、
前に来たことがあるような場所、
前に見たことがあるような景色、
そんなふうに仕上げてるんだろう…
そう思ったりはしていた。
これがデジャヴの正体なら、
私の感じて居るのは少し違う。
いやこれもはっきりとはわからないのだが、
私の場合は感覚でははなく、
思考がそう言わせるのである。
「なんで今更こんなこと、感じるんだろ?思うんだろ…?」
これが不思議だった。
そして或る時、
2階の部屋の窓から下を見たら、
「えっ??」
私とそっくりな女の人が、
こちらを見上げてた?
一瞬ちょっと怖くなり、
後ろに下がり、
もう1度窓に近づき、
下を見ると居なかった。
このとき不思議だったのは、
その一瞬で居なくなってた事。
下の道路は見晴らしが良いのに、
隠れる所も無かった筈なのに、
彼女は一瞬で消えて居た。
「…………」
静かに時が流れていった。
そしてまた或る時
不思議だったのは、
いつも敷いていた絨毯の下から
包丁が出てきたこと。
こんなところに包丁?
状況だけで不思議だろう。
「…………」
また時間が過ぎた。
そしてまた或る日の夜、
いつもの様にテレビを見て居たら、
そのテレビの中で女の人の背中が映り、
背中をこっちに向けて居た。
その女の人はテレビを見て居た。
テレビの中でテレビを見て居る女。
「…………」
よく見ると、
あの時2階の窓の下で見た
あの女と少し似ており、
と言う事は、この女は私…?
これまた
よくわからなかったが、
そんな気もする。
寝る前に
いつもラジオを聴いて寝るのだが、
そのラジオの中から
「もうすぐあなたの後ろに着きます」
と言う声が聞こえた気がした。
「…………」
「何のことだろう」
そうも思ったが、
わからなかったので
考えるのをやめた。
そして、
クライマックスの様な結末が。
翌朝、洗面所へ行き、
顔を洗おうとして鏡を見たら、
「あれ?」
私のちょうど後ろになってた壁と、
鏡に映ってた壁の柄が違ってた。
「やっぱり私の部屋に成ってくれなかったか」
私は少し笑いながらそう言い、
この世を離れる準備をし始めて居た。
地上の人に捕まる前に。
冷蔵庫から出た人が
「こんばんわ」している。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=i7pTjNYZFJs
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