【番外】休載のお知らせ
チミーは携帯端末に記されたこのタイトルを見て、不満を露わにしていた。
「休載?」
「なんでも今、作者は新作を書いてるらしくって。今月中に完成させたいからそっちを優先させたいそうよ」
「ただでさえ毎日投稿やめて毎週投稿に緩めたのに……」
アリスの口から語られた理由を聞いたチミーは愚痴をこぼす。
同時にギルバートも、その理由を訝しんでいた。
「ホントにそれだけが理由か? 頑張れば3時間ぐらいで書けるのに」
「先の展開をあんまり考えてない、ってのもあるかも。作者、前作の時も半分ライブ感で書いてたし」
「他の作品も見切り発車でやっちまったせいで、かなり大変だったって噂もあるな」
チミーの言葉に同調する形で、ビリーが顎を撫でる。
実際、先の展開をしっかりと考えているのであれば、こんな茶番みたいな休載回を書くリソースを連載に割り当てれば良いのだ。
それを行わないという事は、まあ半分そういう事だろう。
……失礼。7割くらいは、そう。
「で、連載再開はいつ頃になりそうなんだ?」
ビリーの質問を受け、チミーは携帯端末を操作する。
画面には、『連載再開は6月ごろを目途にしている』と書かれてあった。
「6月には再開するんじゃないか、って」
「ほぼ1ヶ月か。お気楽な人だな」
「ま、仕方ないところもあるわよ。作者にはしっかり時間をかけて話を練って貰いましょ」
これを書いている間も、今から書けばいいんじゃないか? と作者は考えていた。
だがこの先の展開をどうするか、思い付かないのである。
本当に申し訳ない限りです。
体調も優れず、睡眠不足の日が続く始末だ。
どうか、許して頂きたい。
そして来月まで、待っていただきたい。
自分で言うのも何ですが、今書いている新作は非常に面白いと思っている。
連載再開と同時に、発表できたら嬉しい。
休載なんて甘えてんじゃねーぞバカヤロー! と思う方もいらっしゃると思いますので、先に謝っておきます。
早めの連載再開を目指して頑張りますので、どうか温かい目で見て頂ければ幸いです。
・・・と、いう事で。
本日から6月までの1ヶ月間、本作を休載させて頂きます。
楽しみにしていた方いらっしゃいましたら、本当に申し訳ないです。
一ヶ月後にはバチくそ面白い新作をひっさげて連載再開いたしますので、楽しみにしていただければなと。
まあゼ〇ダの新作でもプレイしてのんびり待っててください。
私もめちゃくちゃやりたいのですが、新作完成するまではやらないと誓ってしまいましたので、私の分まで楽しんで!




