-いのちのゆくえ-
『いのちのゆくえ』
命とはなんだろう?
どこへゆくのだろう?
命とは生まれるもの
命とは去りゆくもの
命とは想いを残すもの
命は喜び
命は悲しみ
命は夢
命は
命は……
心?
魂?
命とはなんだろうか?
命は奪い奪われるもの
命は他へと宿り
命は繋がれてゆく
命は化学反応により生まれ
成り立ち
活動を続けてゆく
それは緩やかに衰え
やがて消える
痕跡を残して
命とは発生であり活動であり記録でもある
それだけだろうか?
生まれること
去りゆくこと
そして命や想いを繋ぎ
広がりゆくこと
世界に生み出された命
初めはひとつだったはず
それは今
世界に数えきれないほど大きく広がっている
命とはなんだろう?
進み続けること
広がってゆくこと
そのことを内包しているのだろうか?
命には
生まれたときから持っているものがある
そう感じる
業…?
宿命…?
何の?
進み広がることの……
それは命令だろうか?
違うのだろうか?
たぶんそれは想い
強制でも懇願でもない
それは祈りのようなもの
世界から孵り
生まれ落ちた命
初めのひとつから生まれた新しい命
喜びのもとに生まれ
進み広がりゆくことを望まれた命
生まれてほしい
生きてほしい
進んでいってほしい
そんな心からの想いの後押し
背に添えられた手から
そう感じる心へと
そうした想いを受け取っているのかもしれない
記憶の底にある見知らぬ焦燥
進み続けなければという気持ち
覚えているはずのない想い
あの祈りのことを想いながら
歩き続け
広がり続け
そして終える
渡された想いを誰かへと託して
託された心
背を押された記憶
それは受け取った誰かと共に
受け継がれた想いと共に
先へ進む
歩き続ける
命の先へ
想いはゆく
広がり続けてゆく
世界の果て
命の果てを目指して
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結局のところ、命の向かう先はわかりません。
向かった先でどうなるのか、
そしてまた戻るのかも……。
ただ、命は進み続けるものであると、そう感じています。
祈りと共に生まれた命……。
ならば、進み続けなければですね。
誰かから背を押された想いを受けて、
次に想いを繋ぐために……。
いつか、誰かに渡すため……。
祈りとともにです。
タイトルに命とかきましたが、
どちらかというと命から始まり、祈りへと至る文章でしたね(苦笑)
もしかしたら自分が思うのは、命の前と先に祈りがあるということなのかもしれません。