狂犬病の話
昔取った杵柄での話になる。
生き物が好きで動物系の大学に通っていた身からすると今の流れは狂気を感じる。
言ってしまえば正気の沙汰じゃない。
今の日本で子供が安心して動物に触れるのは当たり前だが、今後それはなくなる。
狂犬病は発症したら致死率100%だったはずだ。
しかも、現役の日本の医師に狂犬病をみたことがあるひとがどれだけいるのかと言われるとかなり少ないのではないだろうか。
人獣関係なく、獣医師になると壊滅的に少ないのでは?
また予防薬はあれども薬はないはず。だって根絶してるから需要がない。
これだけの間、狂犬病の危機に晒されていないんだから予防接種をしていない人だってかなりの数がいるのではないか。
しかも狂犬病と言うが哺乳類が感染する。
キャリアにはコウモリなどの移動範囲のある動物も含まれるし人間だって感染する。
先に言った通り、感染したら死ぬ。潜伏期間は長い。
人なら隔離だが、動物ならどうだろうか。
人は人権に守られるが、動物は物扱いだ。
つまりは殺処分が限りなく、むしろほぼそうだ。
皆さん、鳥インフルエンザや口蹄疫のニュースは見たことがあるだろうか。
あればあくまでも家畜、対岸の火事だった。
狂犬病はそれがこちらに燃え広がるのだ。
それはこの国の人間じゃない人が日本のことをよく調べずに来て、またそれを可哀想に思った善意が押し広げる。
次の根絶は無理だろう。根絶してる国は10カ国程度だったはずだ。いずれも島国だったと思う。
だが一度入れば広がる前に殺すしかない。
人間の罪はあやしきは罰せずだが、家族たる動物はそうじゃないと言うことを考えなくてはならない。
動物好きとして、今の流れは正気の沙汰じゃない。
農林水産省の行為は過去の偉業にクソを塗りたくるような行為だ。
一時の可哀想がこれから長くの間に可哀想を生み出し続けるのだと思ってほしい。
本当に可哀想だと思うならば、家族に対して思ってほしい。