表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

帰宅したらこんな彼氏に出迎えてほしい

作者: フランネルフラワー
掲載日:2020/11/04

疲れた

頭の中のものがかき回されたように

考えがうまくまとまらない


茫然と仕事を切り上げ、なんとか自転車を漕いで自宅までたどり着く


おもむろにポケットから鍵を取り出し、差し込もうとするが思うように入らない


別に特別嫌なことがあったわけではない


角度を変え試みるが

鍵穴が拒否する


毎日の繰り返しの中でいつのまにか

気持ちのコップが溢れかけていた


入らない鍵がちぐはぐな自分と重なって

思わず手が止まった


どうして自分はこうなんだろうか

みんなもっと上手に生きてるのに

いや、自分も本当はもっと、、、


突然、ドアが開く

わたしはまだ動けないでいるのに


「おかえり。」


見慣れた顔


「...」


顔を見られまいと、注意深く靴を脱いで

リビングへと向かおうとしたが


彼も逃す気はなかったようだ

廊下で両手を広げる彼と目が合う


「ただいま」


仕方なく顔を上げて

それから途方に暮れて

私は少し笑った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ