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時空 まほろ 詩集・言の葉の庭たち

「孤独の中に、希望が……」

ずっと、一人だった


それなりに仲の良い友達も、それなりに仲の良いきょうだいも

それなりに仲の良い親も居るけれど



ふとした時


絶対一人だった


わたしには、それが酷く重い孤独だった


本当に、それなりに仲の良い友達は居たのだろうか?

本当に、きょうだいは、わたしのことを「それなりに仲の良い姉」と果たして紹介してくれているのだろうか?

本当に、両親はわたしのことを、「良い子だった」「育てやすい子だった」とか、思ってくれているのだろうか?


疑問に思えば思うほど

わたしは孤独だった



ずっと一人だった



蝶のようにあっちこっちの集団を渡り歩いていた

まるで花の蜜に吸い寄せられるかのように

その時々の気分で渡り歩いていた


もしかしたら


本当の「仲の良い」なんて、花が見せた幻だったのかも


孤独だったからこそ

孤独では無くなった今、

孤独の世界を経験したからこそ


例え未だに時々孤独を感じたとしても


光が見えて

「あなた」という光が見えて

夢中で手を伸ばしたのかもしれない


孤独の中にこそ……希望は、あると思う




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― 新着の感想 ―
[良い点] 孤独というのは不思議なもので、ふとした瞬間。 突然にやってきますよね。 本当に気まぐれに好きなお花に止まっては、好きなだけ蜜を吸い、満足したらまた次のお花へと忙しなく翅をぱたぱた開いて閉じ…
2020/08/15 19:07 退会済み
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